凍りのくじら

凍りのくじら

作者名 :
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作品内容

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う1人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき――。(講談社文庫)

凍りのくじら のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年05月26日

    率直にドラえもんの秘密道具が出てきてワクワクしました!
    作者様の作品はこれで三作目なのですが、主人公との親和性が高く、今回もぐっと来る展開でした‥

    余談ですが、クジラって可愛くないですか?
    何故かクジラが出る作品手に取ってしまうんですよね‥‥

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    Posted by ブクログ 2023年05月21日

    私は少し・不協和音

    理帆子は私自身だ。
    私の心情を読まれているようで胸が苦しい。
    ねえ、誰か私に光をあてて。私を探し出して。

    どこにも属さない。基本一人でいたい。
    それは時として、私自身を苦しめる。
    誰かに心無い言葉を浴びせられた時には、不満を吐き出したくなる。風邪をこじらせた時には、そばに寄り...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月15日

    “若尾”という存在が、終始物語に緊迫感を持たせていた。別所と楽しい時間を過ごしているのに、次のページを巡ったら、”若尾”が何かしでかしているのではないか、その不安で神経をすり減らしながら読み進めた。彼の存在が物語に引き込んでくれたことは間違いない。

    また解説やレビューでも感情移入が難しい主人公とい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月09日

    自分は辻村先生の初期作にみられる叙情的な主人公達の人間らしさ、等身大の人間を書いてるのがとても好きです。
    辻村先生の作品を見てる人の中にはそういう人も多いとは思います。けど、今作『凍りのくじら』は前二作品は少し変わっています。前ニ作品はいろんな目線で一つの物事に携わる主人公達が織りなす群像劇だったの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月06日

    おもしろい
    達観しすぎてる主人公の理帆子の心情が理解できる部分もあるが、他人のことも世の中のこともなめすぎではと感じる部分も多かった
    りほこみたいな無気力な子でも藤子先生のドラえもんがだいすきで心の中に常に存在してるとこが彼女の魅力なんだと思った
    圧倒的に好きなものがある人は自分の中の軸みたいなもの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月08日

    天才は孤独で、そして、少し不完全だ。近年でいえば "Gifted"。例えば岡本太郎やタモリのような、そういう人の人口比率は高くはないと思う。
    生まれついてのものなのか、目が覚めている。しかし同じような人は周りにいない。だから孤独。
    同じような人が世の中にいないか捜して、本を読み漁...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月07日

    メジャースプーン→名前探しの放課後の後に読んでしまったがとても楽しめた。ドラえもん好きにはたまらない作品。

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    Posted by ブクログ 2023年04月06日

    辻村深月先生の作品はどれも大好きだけどこれは一二を争うくらいの名作だと思う。
    私が辻村深月先生を好きなように先生も藤子先生を好きなのが伝わる。
    私が自分に付けるなら「少し・不満」とか?文句ばっかり言ってるからなぁ。直さなければ笑
    色々ドラえもんの秘密道具が登場したけどそれを物語に当てはめることが出来...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月03日

    最後は号泣したし、読んでよかったと思いました。少し暗い雰囲気が漂いますが、辻村深月作品の中でもかなり好きな本です。

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    Posted by ブクログ 2023年04月03日

    種や仕掛けがあると思って読まない方が感動できる。
    冷たい〜や、鏡の〜は物語の構造上謎解きがある前提で解いてやろう解いてやろうと思いつつ読んだ記憶だが、これは完全に油断していた。

    ワカオの解像度が高すぎる。

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