小さいおうち

小さいおうち

作者名 :
通常価格 597円 (543円+税)
紙の本 [参考] 715円 (税込)
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作品内容

昭和6年、若く美しい時子奥様との出会いが長年の奉公のなかでも特に忘れがたい日々の始まりだった。女中という職業に誇りをもち、思い出をノートに綴る老女、タキ。モダンな風物や戦争に向かう世相をよそに続く穏やかな家庭生活、そこに秘められた奥様の切ない恋。そして物語は意外な形で現代へと継がれ……。最終章で浮かび上がるタキの秘密の想いに胸を熱くせずにおれない、上質の恋愛小説。第143回直木賞受賞作。山田洋次監督で映画化。

ジャンル
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
348ページ
電子版発売日
2013年03月01日
紙の本の発売
2012年12月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
2MB

    Posted by ブクログ 2019年06月13日

    「長いお別れ」がとても面白かったので、続けて中島京子さんの作品を読みましたが、こちらもたいへん素敵でした!

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    Posted by ブクログ 2018年11月10日

    途中号泣。最後も号泣。よくある設定なんだけど、こういう設定すごく好き。主人公もいい。時代も太平洋戦争で、そういう時代の、庶民より少し浮いている人たちの暮らしっていう設定もいい。太宰治の「斜陽」みたいな。映画を観てからだったので、おうちの感じとか想像できたし、主人公も黒木華で奥さまも松たか子で読み進め...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月18日

    女中だったタキが書きつけたノートという体をとって進んでいく。まるで映画を見ているように読める絵画的な小説。根が明るく聡明で気丈なタキの始末のよいしごとの描写が楽しく、またそれぞれの秘めた愛のかたちに涙が流れる。

    muddling through 秘策もなく。何も考えずに。

    sacred/secu...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月10日

     太平洋戦争の前夜から物語が始まる。女中として裕福な家に住み込みで働いていた女性が、晩年になって昔を振りかえってノートに書きつけてゆく形式。なんでもないような日常生活の描写が続く。戦争に巻き込まれながらもそれほど劇的なことが起きるわけでもなく、淡々と物語は進むのだが、それでも最後にはじんわりとした感...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月14日

    タキさん本人の手記ではないかと思うくらい、戦前の暮らしをリアルに感じた気がします。
    作者さんの筆力がすごいのでしょう。
    淡々と日常を描写しながら、当時の暮らしや、その暮らしの中で戦争が始まって変化していく人々の暮らしと気持ち。当時を「歴史」として見てしまう現代人にはわからない気持ちかと。
    作中の事件...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月27日

    面白かったです。直球で戦争の恐ろしさを描いた小説や、逆に淡々と冷たく戦時下を描いた小説よりも、戦時中の街や人々に思いを馳せることが多かったです。読ませる筆力、自然と何かを感じさせる筆力があると思いました。

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    Posted by ブクログ 2018年03月14日

    おばあさんが戦前から戦時中にかけて女中をしていた体験を綴っていく話。その頃の時代の感じが知れた。最後に全てがつながって面白かった。久しぶりに出会えた良い本。

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    Posted by ブクログ 2017年11月26日

    今、読んでおくべき本はこの本だと思います。美しい日常に忍び寄る戦争のリアル。私達は戦前を知らないのだが、豊かだったのです。それらを奪い取る戦争。生活が変わらないから政治に関心が無くて良いと言えますか?

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    Posted by ブクログ 2017年10月17日

    穏やかな平井家の暮らしは、
    二つの事でさざ波が立ち始める。
    板倉さんの登場と戦争への歩み。
    秘め事も戦いもいつかは終わり・・・
    それを見続けてきた女中のタキも・・・。
    その記憶は現代に甦り、終焉を迎える。
    タキさんの冥福を祈りたくなる、そんな佳品。

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    Posted by ブクログ 2017年09月01日

    女中タキの昔語りで進行する物語は、語り口調が面白くとても飄々としていてのめり込むように読んだ。第二次大戦中の日本や家事や料理の話、家のなかの人間模様などを女中らしく、時にはすこしの皮肉を交え、「戦争が始まるまでは、なんだかまるでいいことがなかった」と読者を煽ったりする。話し上手な人とはこういう人のこ...続きを読む

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