うらはぐさ風土記

うらはぐさ風土記

1,870円 (税込)

9pt

3.8

30年ぶりにアメリカから帰国し、武蔵野の一角・うらはぐさ地区の伯父の家にひとり住むことになった大学教員の沙希。
そこで出会ったのは、伯父の友人で庭仕事に詳しい秋葉原さんをはじめとする、一風変わった多様な人々だった。
コロナ下で紡がれる人と人とのゆるやかなつながり、町なかの四季やおいしいごはんを瑞々しく描く物語。

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うらはぐさ風土記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月18日

    過去にどんなことがあったかはさておいて…
    淡々と、日々を丁寧に暮らしている感じがする主人公が、とても愛おしく感じました。
    変な言葉遣いの女子大生とか、働いたことがないけど、ちゃんと生活しているおじいちゃんみたいな人とか、そのおじいちゃんとまあまあ最近結婚した奥様とか。
    ゲイの同僚とか。
    みんなみんな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月18日

    沙希をはじめ、個性的なメンツが粒揃い。
    その中でも、秋葉原さんや従兄弟の距離感がなんとも羨ましい。
    こんな緩い町で、ゆるーく生活してみたい。

    本のタイトルや装丁から、著者のやエッセイ?と思ったら小説だったけれど、なんだかエッセイのような四季の移ろいも感じられ、両得感(小説のようなエッセイのような)...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月14日

    離婚を機にアメリカから帰国し、東京の西部・うらはぐさ地区の空き家だった伯父の家に住まうことになった沙希。そこで出会ったちょっと癖のある人々。武蔵野の自然とそこに暮らす人々の日常を描く群像劇。

    なかでも、満月になると吠える父親を狼男だ信じていたという秋葉原さんの話「狼男と冬の庭」は響いた。まだPTS...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月03日

    中島さんらしい雰囲気の作品です。スカッと抜けてるわけでは無く、どちらかと言えばドヨンとしているのだけど重くはない。多分、独特のユーモアのせいでしょうね。なんだか可笑しいのだけど、なぜ可笑しいのか良く分からない。
    30年ぶりにアメリカから帰国した大学教員の沙希が主人公で、舞台は武蔵野の一角・うらはぐさ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月20日

    離婚を機に、30年ぶりに帰国した沙希が出会ったのは、うらはぐさ地区の一風変わった人たち。
    店舗の屋上で野菜を育てる秋葉原さんや秋葉原さんと高齢結婚をした刺し子姫。
    独特な敬語を使う女子大生マーシーとその友だちのパティ。
    沙希の気さくな雰囲気は、真似できないなぁと感じたわけで…
    ゆるい感じがしたり、し...続きを読む

    0

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