水底フェスタ
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水底フェスタ

作者名 :
652円 (税込)

263pt

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作品内容

自然を切り崩し、ロックフェスを誘致する以外に取柄もない山村。田舎特有の、窒息しそうな閉塞感に苛立つ高校生の広海は、突然村に戻ってきた地元出身の有名モデル・由貴美と出会い、囚われてゆく。ある晩彼女から「村への復讐に協力してほしい」と持ちかけられ、広海は求めに応じるが、実は由貴美には“真の目的”があった。そしてフェスの夜、取り返しのつかない事件が二人を襲う──。新直木賞作家による傑作長篇。息を呑むラストまでページを繰る手が止まらない!

水底フェスタ のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月04日

    思春期というのは、これほど危ういものなのかと。精神は命を賭して伸びていく。

    悲劇だが、切実なものが含まれていた。

    世代。性愛。社会。家族。暴力。

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    Posted by ブクログ 2020年07月08日

    最初はロックフェスの話かと思って読み進めた。つまり、サブカル愛の話かなと。ところがどっこい、重くねっとりと裏切られた。昭和の地方のムラ社会をこんなミステリー仕立てで描ける30歳代の辻村深月って何者?!信じたものに裏切られ、そこで歪むこともできた高校生の主人公。彼の最後の選択は、この物語の救いになって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月01日

    面白くて一気に読んだ。
    辻村深月さんの本は色んな感情を呼び起こされる。
    怒り、憎しみ、切なさ、後悔、欲望、、、
    日常生活以上に一冊の本の中でこんなに
    感情がかき立てられるのはすごいと思う。

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    Posted by ブクログ 2023年09月04日

    ダム湖は翡翠色に淀み、水面しか見えない。
    集落が一つ丸ごと沈んでいるくらい深く、落ちたら藻に呑み込まれると、言い伝えがある。

    陸ツ代村の町おこし事業として作られたダムだが、10年前から開催されているロックフェスで村は潤っている。

    主人公の湧谷広海:高校2年男子。
    閉鎖的な村のルールを少しずつ知る...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月25日

    切ないけど、続きが早く読みたくなるようなストーリー。ちょうどいい人間関係のあるところで生まれたい。知りすぎても、知られすぎても、生活するには息苦しい。

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    Posted by ブクログ 2022年07月11日

    山間の閉鎖的な村で生活する少年が、年上の女性とのめくるめく官能的な恋をきっかけに家族のドロドロとした因縁に満ちた秘密を知ってしまう
    後半、父親の訳の分からない存在感か顕になってくる感じが不気味だった
    ツルゲーネフの「初恋」を思い出す
    ピュアで自意識過剰な青春は、自ら軽蔑していた大人の世界の深さと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月11日

    田舎独特の息詰まる閉塞感。
    最後に希望があると私は思う。
    でも、希望がないからあの終わりだったのか。
    明るい未来を信じたい。

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    Posted by ブクログ 2020年04月09日

    文体は若干難しめだったが、途中からストーリーは入り込めた
    謎が謎なまま終わってしまったが、これで良いのだと思う
    面白い

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    Posted by ブクログ 2020年01月05日

    暗い感じが好みではないので、期待してなかったけど、一気に読んでしまった。
    田舎の閉鎖的な価値観、そこに反発する主人公にも共感。
    恋愛話は苦手だけど、この小説はそれだけじゃなく、奥が深い。人の本質、価値観の違いって、交わることはないんだなーと、改めて思う。

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    Posted by ブクログ 2022年11月01日

    辻村深月さんってこんな物語も書けるのかと驚いた。これまで青春やミステリといった取っ付きやすさがある中で、ザワリとするサスペンスのような読み心地の本作は挑戦さを感じた。これから先、さらに様々な題材を描くことになるわけだが、これまでの作風との違いに度肝を抜かれた作品だった。
    それにしても、やっぱりうまい...続きを読む

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