噓つきジェンガ

噓つきジェンガ

800円 (税込)

4pt

気づいた時には、もう戻れなくなっていた

直木賞受賞作『鍵のない夢を見る』と連なる、
圧巻の辻村ワールド!

大学進学で上京したのに、コロナ禍ですべてが狂った。
孤独感が募るなか、割のよいバイトに誘われる(「2020年のロマンス詐欺」)。
優秀ですんなり合格した長男に比べ苦戦している次男の中学受験。〝特別な事前受験〟があると囁かれた母は(「五年目の受験詐欺」)。

人気漫画原作者・谷嵜レオのオンラインサロンは、オフ会の創作講座が大好評。しかし、主催している紡は、谷嵜に会ったことすらない(「あの人のサロン詐欺」)。

騙す者と騙される者の切実な葛藤と後悔を描く、
スリリングな短篇集。
解説・一穂ミチ

単行本 2022年8月 文藝春秋刊
文庫版 2025年11月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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噓つきジェンガ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    面白かった!リアル過ぎて辛くなるところに少しだけファンタジーみたいな、救いがあって、胸がキュッとなります。その後が気になるストーリーばかりですが、その後は自分が主人公ならこうする(こうなる)かも、、と考えています。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    まさにジェンガのごとく主人公たちの嘘が崩れていく様は、心がギュッと縮む思いをしつつも、怖いもの見たさで展開を追ってしまう。それは辻村深月さんの円熟した筆さばきというか物語作りの巧さに他ならない。常に高いクオリティを提供してくれる安心の作家であることは既に織り込み済みにも関わらず、本作も優に超えてくる

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    短編集。
    受験詐欺の話が1番、グッサグサ刺さり号泣しながら読んだ(いつもだな…)。親目線でも子ども目線でも読めていたけど、今回ばかりはほぼ親目線。子どもの幸せだけが母親の望み。そのためならなんでもできるって思うのがわかりすぎる。。

    うちは間違いなく夫婦円満だけど笑、 もし同じ状況になったら完全に一

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    文庫が出るのをチラシで見て、Honyaclubに注文し最寄書店で購入。
    辻村先生の作品を久しぶりに読みました。
    この作品を読んでしまったために、
    私からかける高校生の息子への言葉一つ一つにハラハラしてしまう。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    この本の中に三つの物語がありますが、どの話も印象に残る話で自分自身にも置き換えて考えれる話でした。
    特に二つめの話は考えさせられることが多くて、
    私は小さい頃から手の焼けるタイプの子供だったと思います。私自身が自分の子供だったら子育て嫌になってたと思うくらいです
    でも私の母は小さい頃から色んなところ

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    騙す者と騙される者。嘘つき“ジェンガ”というタイトルも秀逸。
    人間誰しも嘘をつく。程度の差こそあれ、今まで嘘をついたことのない人はいない。
    その嘘がばれて例え取り返しのつかない事態になったとしても、それでも人生はこれからも続いていくのだ。

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    ずっと文庫本になるのを待ってました。
    辻村深月さんの世界観を久しぶりに読んで懐かしさと面白さと期待を裏切らないところとか色んな感情が出てきて読み終わったあとスッキリしました!
    タイトル通り嘘が嘘を呼ぶ世界でした。

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    辻村深月にハズレはない!という感じ。
    三つともいいおはなしだった。『ジェンガ』ね。
    そう、ジェンガ、なんだけど、たしかに遊んだ後も人生は続くよね。それが嫌ではなくなるこの感じは、本当に嬉しい。チヨダ・コーキに一瞬触れられたのも嬉しかったし、後書きの一穂さんのラストの文まで全部良い。お勧め。

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    自分達の日常は当たり前じゃない
    コロナ禍という期間を過ごしてきた自分は
    今こうして普通に本を買えて読んでいることがとてつもなく幸福に感じる
    日常はきっと簡単に崩れてしまう事もあるのだ
    だから毎日当たり前じゃない事を噛み締めて
    感謝して生きていきたい。

    不安になることがある分からないこともある
    そん

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    3話とも自分とは違う人生なのに、なぜか感情移入してしまうし、その痛みが分かる気がしてしまうし、その中にある温かさ?人間の心?に泣きそうになってしまう。
    展開もハラハラでどうなるのか分からなくて、すぐに読み切ってしまった。

    0
    2025年11月09日

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