【感想・ネタバレ】噓つきジェンガのレビュー

あらすじ

気づいた時には、もう戻れなくなっていた

直木賞受賞作『鍵のない夢を見る』と連なる、
圧巻の辻村ワールド!

大学進学で上京したのに、コロナ禍ですべてが狂った。
孤独感が募るなか、割のよいバイトに誘われる(「2020年のロマンス詐欺」)。
優秀ですんなり合格した長男に比べ苦戦している次男の中学受験。〝特別な事前受験〟があると囁かれた母は(「五年目の受験詐欺」)。

人気漫画原作者・谷嵜レオのオンラインサロンは、オフ会の創作講座が大好評。しかし、主催している紡は、谷嵜に会ったことすらない(「あの人のサロン詐欺」)。

騙す者と騙される者の切実な葛藤と後悔を描く、
スリリングな短篇集。
解説・一穂ミチ

単行本 2022年8月 文藝春秋刊
文庫版 2025年11月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

騙す者中にも後悔とか葛藤があって、いつか化けの皮が剥がれるのでは…と不安定な世界を登場人物と一緒に味わえた。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

短編3作ですが面白く、ジェンガとは言い得て妙だなぁと思った。最近よく目にする事件や詐欺も、発端はこんなことなのかなと、リアルさを感じられ、誰でも巻き込まれるリスクのある事柄だなと感じた。
あまりのリアルさにヒヤヒヤというか冷や汗というか、焦りを感じるほど巧みに描かれていて、さすが辻村さんの作品だなと思った。

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

・人間の解像度が鬼高え。今で言う闇バイトに友人を誘うような、犯罪に片足を突っ込んでいる自分を賢いと思っているような浅い人間の雰囲気とか、母がお金を騙し取られたと知った息子の、ちょっとニヤニヤしながらも落ち着いて話を聞いてあげる感じとか。「あー、この感じ!いる!」となる。普段、わざわざ気にも留めていないような、細かな所作、言い回しからその人間が表されるような、かゆーい所に手が届く絶妙なところを描いてくる。虚構のはずなのに、現実世界よりも人が生っぽいとすら思える。


・3編のどれとも、自分には経験したことのない話で、登場人物たちは皆自分とはかなり違う世界観で生きている人のはずなのに、読んでいて自分ごとかのような没入感がある。辻村ワールドってこういうことかーー。と唸らされる独特な読書体験。筋書きも文体も特徴的というわけではないはずなのに何故「独特」だと思うのか不思議だ。


・解説が素晴らしかった。「深月のひと刺し」のとこで首がもげるくらい頷いた。まさにそれでしかない。なまくら刀を研いでる間に「使い方次第だよ〜」とマチ針一本で戦場に赴く脳内深月のくだりもおもしろくてクスッとした。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

3篇ともハラハラ、ドキドキしながら読めた
時に絶望、時にうっすら差し込む光
共感出来なさそうな立場や設定の3人なのに
こんなにも入り込んで読むことができるのが気持ちいい

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2026年06月06日

Posted by ブクログ

3つの物語からなる短編集で、テーマは「騙す側と騙される側」。どのお話も現実に起こりそうな内容ばかりで、気づくとぐっと引き込まれてしまいます。

ニュースなどで詐欺事件を見ると「そんなの信じるかな?」と思ってしまいがちですが、この作品を読むとその判断の危うさがよく分かります。ちょっとした不安や孤独、期待が重なった時、人は誰だって弱くなる瞬間があるんですよね。

そして、嘘をつく側もまた同じ。
自分を守るために重ねた小さな嘘が、いつのまにか大きくなって、引き返せないところまで行ってしまう……
まさにジェンガのように、積み上げたものは崩れる時がいちばん怖い。

読みながら「わかる…」と共感する気持ちと、「怖い…」という気持ちが同居して、最後まで一気に読んでしまいました。
現実のすぐ隣にある物語として、じんわり心に残る1冊です。

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2026年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
それぞれが前に進めてよかった。

なんでジェンガなのだろうと思っていたけど、解説を読んで嘘を積み重ねることで脆くなっていることを表していると知ってぴったりすぎてびっくりした。すごい
確かに辻村さんの作品は安心して読めるなと思った。

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2026年06月03日

Posted by ブクログ

嘘に嘘が積み重なってある日突然ジェンガのように崩れる。そこから真っ新になった剥き身の自分がスタートする。「嘘」をテーマにした3編のオムニバス。
主人公たちは強迫観念に駆られるように嘘の世界に足を踏み入れ、思いもよらない外の力でその世界は瓦解する。引くに引けなくなっていく主人公のスリリングな展開と、嘘が暴かれたあとの人間ドラマ、この緩急をつけた描き方が辻村深月氏ならではの視点で非常に上手い。
個人的に好きな作品は「あの人のサロン詐欺」。物語の終わりで見せる紡の複雑な感情から生まれる生命力と行動力は小説という手法ならではの表現。

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2026年06月01日

Posted by ブクログ

短編3作。辻村先生の作品は相変わらず面白くてノンストップで読んでしまった。短編なのに満足度が高かった。

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2026年05月29日

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ふとしたきっかけで詐欺行為に関係した人々を描く3つの短編。
決して気分の良い話ではないのに、ハラハラと登場人物の行く末が気になりました。話の展開が本当に面白い。
人って、弱い時もあるけど、強かに生きていくしかないんですね。

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2026年05月22日

Posted by ブクログ

息子の進路を心配し、息子が頑張っているからこそ、信じられないからというよりは、息子の為を本当に思って、特別試験を受けさせる。その親心を狙った詐欺。
コロナ下で大学に行くことも、アルバイトをすることもできない子を使った、ロマンス詐欺。
夢を追いかけて、でも現実はそんな生ぬるくはなく、共感してその人を知って、その人を理解して、その人になり切ってしまう、詐欺。

闇バイト、というほどではないのかもしれない。でもうまい話には裏がある、と子供には知ってほしい。その裏には怖い人たちがいることを。その人たちは、人を追い詰める労力は惜しまないことを。

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2026年05月21日

Posted by ブクログ

大きなミスをしてしまった時の、あの感覚。
胸の内がスカスカになり、全身に力が入らず思考がグルグル高速で回る、あの感覚。物語を進めるにつれ、自分がなにかやらかしてしまったのではないかと錯覚してしまうほど、あの感覚が蘇ってきた。

創作であるにも関わらず圧倒的な現実感が押し寄せ、息が詰まる。辻村さんの筆致は、読者を創作の中の現実へ引き摺り込む。素晴らしい。

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

面白かった〜

タイトル通り「嘘つき」が出てくる短篇集。
嘘を重ねていく様が、何か身に覚えがある感じ。もちろん作品に出てくるような犯罪的なものでは無いですが、バレたらまずいと思って嘘を積み重ねていく。でもそれはいつか破綻する。それが分かっているだけに、あぁどうなるんだろう、辻村深月はどうオチをつけるんだろうと気になって読み進めてしまう。
そしてそのオチに向かうなかで、騙した者、騙された者の心情をしっかりと読ませてくれる。
どの嘘ジェンガも崩れた後もその人は生きていくわけで、そんなことも思わせてくれる余韻のある作品ばかり。とても面白かった。
コーちゃんの名前がでてきたのもちょっと嬉しく、あれ?本編にあの作品が関わって来るのかな?と身構えました(笑)

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2026年05月14日

Posted by ブクログ

「嘘つきジェンガ」というタイトルが秀逸。。。バレる可能性が高い嘘・バレたらよくない未来が待っている嘘を抱えている時の心の中は、まさにジェンガのようにグラグラ不安定でぴったりの比喩。

話の中ではそんな騙す側・騙される側の嘘があって、それを読んでいると、過去の、嘘をついて苦しいときの感覚が湧き上がってきて、ずっとぎゅーっと締め付けられる感じだった。。。

本作の「騙す側」は、いきなり騙すぞ!ではなく小さな強がりからグラデーションのように騙す存在になっていたり、環境の圧力や構造上、保身のために騙す存在にならざるを得なかったり。。。最初から悪いことをしようという意思がなくても悪いことが生まれるんだから難しいなあ。。。
アレントの「悪の凡庸さ」と少し重なる部分がある気が、!

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小学生のころ、友だちの間で怪談が流行って、休み時間とかにそれぞれ順番に怖い話をしていくんだけど、すぐに手持ちのネタなんて尽きてしまうから、その時自分で考えた怖い話を、さも本当のように話していた。最後に「これを聞いたら、毎日こういう呪文を唱えないといけないらしい」的なのをつけたら(多分そういうのが流行っていた)、少し後になって、友だちのひとりが、ちゃんと毎日呪文を唱えていて、ひやりとしたのを覚えている。

子どもの些細な嘘。

この作品の3編の主人公はみんなもっと大人だけれど、「ここはきっと大丈夫」と、ジェンガのように抜いていたら、いつの間にか塔が全部崩れてしまう、みたいな話。

タイトルが秀逸すぎる。

私がどこかでついたささやかな嘘は、抜いても大丈夫なブロックだっただろうか。

それぞれ詐欺と名付けられていて、うち2人の主人公は「だます側」だけれど、積極的にだれかをだまして、金儲けをしようという悪人というよりは、ふとした拍子に一線を越えてしまったという印象が強くて、読んでいてずっとハラハラする。
唯一、「だまされた側」である「五年目の受験詐欺」の主人公も、夫に黙ってお金を出した(詐欺に遭った)という点では、だましている側(嘘をついている側)でもある。

特にこの受験詐欺の話は、うちの子どもがちょうど受験期なこともあって、胸が痛い。思ったように成績が上がらない子どもに、どう接していくのかとか、本当にしんどいのよ。
これ、夫が「なんて愚かなことを!」と繰り返していたけれども、原因はお前にあるのではとしか思えない。中学受験の特殊すぎる算数について、やった人なら知っているだろうに。なぜ妻に任せきりにしたのか。妻に任せきるしかないなら、なぜはじめたのか。
「受からなかったら公立で」って、それを泣きながらどこかに合格したいという息子にどう伝えるのか。
とはいえ、それをちゃんと夫に話さない主人公にも原因はある。
いるよね、なぜか大事なことほど話したがらない人。残念ながら人間にはテレパシーは備わっていないし、こういうのこそ「察してほしい」も「見ればわかるはず」も通用しないのに。

「2020年のロマンス詐欺」は、コロナ禍に翻弄される大学生が主人公で、あのころ「家族がいて、ある程度の広さがある家に住んでいる上司と、ワンルーム一人暮らしの部下では、テレワーク・ステイホームの負担が全然違うから配慮が必要」と言われていたのを思い出した。

どの話もハラハラはするけれども、どん底から少し上向いた気配を残して終わってくれるので、読み終わって少し顔をあげられるような気がする。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

詐欺をする、詐欺される話って本当に嫌な気分になります。自己利益しか考えてない人が嫌いだから。読み始めた時に、何で騙されちゃうかなもう展開読めてるじゃん、嫌だなーと思ってましたが、全く違った。朗らかな気分にさせてくれる3編の詐欺の話でした。

安心を得たくて、寂しくて、自信を持ちたくて、幸せになりたくて嘘をついてしまう人達と、嘘を受け止めて受容してくれる優しい世界。

事実だけを見て否定するのは簡単で、真実を知ってどう考えるかが重要で、それは当人達しかわかりえない。上っ面だけであーでもないこーでもないと評価を下す第三者の滑稽さよ。自分への戒めも含めて。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

嘘に嘘を重ね、やがて崩れるストーリーが描かれた作品。「特に五年目の受験詐欺」は面白かった。子供のためならお金ぐらい出すという母性が屈託なく描かれていて泣きそうになった。
人は大小、嘘をつく生き物だと思う。しかし、嘘に嘘を重ねて、正当化するのはやがてジェンガのように崩れ落ち、バッドエンドを迎えることが多いんだなと感じた。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

3つの詐欺の物語。

ロマンス詐欺、受験詐欺、サロン詐欺。

ロマンス詐欺。
闇バイトのシステム怖えぇ。
わかってても抜け出せ無さそうなシステム。
被害者と加害者が一体となってるのが怖いよね。
もちろん、この話で言いたいのはそんな事じゃないって事はわかってるけど、そっちが先に来てしまう。

受験詐欺の次男の男前さに惚れそうになった。
本当にある出来事に関しては、人それぞれの捉えかたもあり、悲劇にも救いにもなるんだなぁ、、と。

そして、1番はサロン詐欺の話が面白かった。
うん?あぁ、、そうか。、、。
という感情の流れが心地よかった。
多分、人を究極的に惹きつける詐欺は、自分自身騙す事なんだろうなぁと思った。

推し燃ゆやイン・ザ・メガチャーを読むと、推し活という行為が非常に気味が悪く、理解不能に感じる。
本作を見ても、やはりそう感じる。
しかし、蒼天航路の曹操が言っていた。「感情をぶっぱなずして何の命だ?」も解るし、、、

ふむ、、、、

※あとがきに一穂ミチ先生が引用されていた、
「腰抜けになって話すのがライ。でも。よかれと思って話すのはストーリーさ」っていうセリフ。
いいね。。。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

一度嘘をつくと、その嘘を隠すためにまた嘘をつく。
それを繰り返しているうちに、気づくと足元から崩れていきそうな不安定さに陥る。
まさに、ジェンガ。
タイトルが秀逸すぎる。

どの物語も詐欺が絡み、嘘から始まるストーリー。
騙す方にも騙される方にも心があって、考え方があって、人間味が強くて、自分の身にも起きそうなことばかり。

嘘はいけないこと。
だけど、気づかなければ、相手を幸せにすることもある。

さすが、辻村さん、という感じ。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

嘘ってのはバレるまで終わらないから素敵だと思う

嘘ってまさにジェンガに似てると思う。そう思った秀逸な表題を付けた作者は天才としか思えない。どうして人をこんなに美しく描くのと読んでいてその才能に脱帽してしまいました。
まず大前提にテーマである「詐欺」についてですが、加害者と被害者にわけて人間模様が繰り広げられるのはもちろんのこと、なぜ騙すに至るのか、なぜ騙されるに至るのか、結果ではなくその過程にこそ物語が宿るため納得するのですが、嘘ってやっぱり簡単な作業じゃないんですね。
嘘って実は意外と終わらないし、嘘は相手が気づかない以上バレなきゃ正義だったりする。
この作品では決してそんな嘘を美化するものではないけれど、個人的に嘘って実は素敵なんじゃないかとさえ思ったんです。
嘘によって人生が守られてバレることにより人生が変わる。それってめっちゃくちゃ人間らしいなって僕は思います。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

辻村さんは裏切らない。
どのお話を読んでも全て面白いしじわっと心が温まるものばかり。

今回のお話3つもただ嘘を重ねて行くだけでなく、最後は灯を灯してくれる。

嘘はよくないと言われるけど、嘘から始まる物語だってたくさんあるんだ。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

重ねれば重ねるだけ足元が揺らいでいく——嘘はまるでジェンガのよう。

嘘がバレた瞬間の、あの大きな心臓の鼓動が伝わってくるようで、読みながら思わず息をのんだ。小さなため息をつきながらページをめくる感じ。ちょっと苦しいのに、でも気になってどんどん読んでしまう。
3話ともその余韻があって、「その後は?」と書かないことで表現する手法が、最終話とまさに重なっていた。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

 詐欺に巻き込まれた人物を描いた3つの短編集。 

 実際に巻き込まれたら嫌だけど、ちょっとありそうでなさそうで〜程度の騙し合いでドキドキしながら楽しく読めた。
 2話目に出てきた次男の大貴が温かくてじ〜んとしてしまった。


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2026年04月30日

Posted by ブクログ

話のつながっていない短編集は読まないのだが、以前話題になっていたので、読んでみた。
辻村さんなので、やはり面白かった。

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分はコロナと同時期に大学生になったので、「2020年のロマンス詐欺」の中の耀太の気持ちが痛いほどよくわかる。夢に見た理想の大学生活が目の前でバラバラと崩れ落ちていく感覚。気分転換に一人で散歩に外出し「外に出ることってこんなに簡単だったんだ」となる感情も、体験した感情で胸が痛くなった。
解説であったように、誰しも嘘はついたことがあるだろう。ただ、取り返しのつかない嘘をついたキャラクターを描きながらもその感情に共感してしまう。辻村深月は感情の描写が絶妙で本当に天才だなと思ってしまった。読後感がよい小説が好きなので、個人的に好きでした。

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2026年04月20日

Posted by ブクログ

小さな嘘を積み重ねて抜け出せなくなる
よくある話で、あまりない話
明日は我が身
犯罪は良くないけれども、大切な人のためなら嘘も必要だと感じた
解説も素晴らしかったです

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

嘘がテーマの短編集。3つとも状況が限定的だから、騙す方も騙される方も似たような経験なんてなかったけれど、それでも書かれている感情はとてもリアルでした。リアルで、共感できるところもあって、そして痛い。さすが辻村さんの作品って感じ。

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2026年06月13日

Posted by ブクログ

ドッキリや人狼ゲームレベルの嘘ですら苦手なタイプなので、見たくなさというか、不快感というか、そんなものがじわじわ…(これは褒め言葉です。)

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2026年05月16日

Posted by ブクログ

切れ味抜群の一冊。様々な詐欺をテーマにした短編集。面白かったです。騙す側の心理描写がとても秀逸で、どんどん沼にハマっていく様子に心がヒリヒリしました。普段ニュースで耳にする事件の裏側にも、こんな沼があったのだろうか。こんなの一歩二歩間違えたら誰にでも可能性あるのでは?と思える場面がたくさんあって、身近に感じている自分にもヒヤリとさせられる物語でした。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

主人公はコロナ禍の男子大学生、2人の息子と夫と暮らす主婦、そして"子供部屋おばさん"による短編集。
それぞれが嘘より重く、けれど、"愚かな"行為に手を出して、ゆらゆらと崩れ落ちそうになる様は確かにジェンガを見ているよう。

短い物語だけれど、ひとつずつが長編を読んだかのような満足感がありお得な一冊です。

辻村先生の目線が優しく、素敵ですが、ちょっっとだけみんなに甘い?とも思ってしまいました。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

「嘘」というテーマを積み上げていった結果、崩れていく様を「ジェンガ」に見立てた「嘘つきジェンガ」というタイトルはすごく美しいと思いました。

自分が当たり前に享受している環境がある中、あるきっかけによりじわじわと、あるいは一気に瓦解していく表現に、ページを捲る手が止まりませんでした。

でも個人的には「鍵のない夢を見る」の方が好きでした。

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2026年04月19日

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