あらすじ
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう――。第31回メフィスト賞受賞作。
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Posted by ブクログ
2ヶ月前の学園祭で自殺した同級生。その生徒の顔と名前が思い出せない。どうして忘れてしまったのか、誰が死んでしまったのか。下巻がどうなっていくのか続きが気になる。
ホラー描写も結構あって、ホラーが苦手な自分には結構怖い場面もあった。
角田春子のことを擁護するつもりはないけど、ストレスなどからくる自分の不安定さの原因を自分ではなく他者のせいにしてしまいたい気持ちも理解できるからとても心が抉られた。春子からの被害妄想からなる嫌がらせを、自分自身のせいだと自分を苦しめ続ける深月、春子のことを嫌いになることもできず周りに相談もできず自分の内に溜めてしまう深月の善人さ。深月の心を軽くしてくれる友達が周りにいてくれて良かった。
他の登場人物の生徒たちも、周りからは見えていない悩みやコンプレックスを抱えている。
特に印象に残ったのは充の、
「自分は単に、他人に対する責任を放棄したいだけなのだ。人を傷つけてしまうことが怖い。ただそれだけだ。相手の声を否定せず、他人の言いつけを素直に聞いてさえいれば、充は誰のことを傷つける心配もない。だから断らない。それはとても楽な方法で、とても臆病な生き方だ。
自分のした行為に対して相手が喜んでくれるのを見れば、もちろんそれを嬉しいと思う。けれど、それと同時に心のどこかでほっと安堵しているのがわかる。全て自分のため。他人に優しいわけでは決してない。自主性のまるでない、他人を受け入れるだけの無責任な優しさ。」
優しさは人の為でもあるが、結局は自分の為にやっているということに納得してしまった。
とても考えさせられる作品。
Posted by ブクログ
上巻下巻を通して見て、1番面白かったのは上巻だったかも。
物語の起承転結の起承転の途中くらいまで描かれていて、早く先が読みたい!と思ったところで終わった。
でもはじめは、登場人物も多いし、正直うまく入り込めなかった。
主人公の辻村深月に感情移入できず。
でも物語が進むにつれ、それぞれのキャラの考え方とか深さを見れて引き込まれていった。
Posted by ブクログ
最初、この子達はどんな子なんだろうと、誰かもしかしていじめをしているのかもなど
いろんなことを考えながら読んでいた。
でも少しずつ彼ら一人一人の魅力がわかっていって
最後の方の展開に胸が苦しくなった。
なんでこうなるのか。混乱の中、この後どうなっていくのか。そういうのをビリビリ感じる前半だった。
後、個人的にはよくある
教師と生徒のなんとやらがなさそうで、
さかき先生がちゃんと先制してそうで
良いなと思う。
Posted by ブクログ
ミステリーが読みたくて、検索したらヒットしたので、なんとなく購入しました
面白かったら良いな〜と思っていた程度で、あんまり期待はしていなかったのですが、すごく面白くて、上下巻いっきに読んでしまいました
登場人物達も個性的で大好きです
青春ミステリーの中では一番好きな作品になるんじゃないかなってくらい、面白い作品でした
Posted by ブクログ
前半は、高校生一人ひとりの心の奥深くまで描写してあり、面白くてどんどん読み進めました。ラストシーンの意味がわからなくて。でも、時間軸のズレ方でそれもあるのかなあという解釈もあるのか、または、あり得ないと思われることも実はあるのかなあと、ちょっとモヤッと解釈し、でも、なんだか いつでもやり直せるのかなと、明るい気持ちにもなりました。とても読みやすく、そして、考えさせられる本で、大満足です。
Posted by ブクログ
学校に飛び込められた主人公達が脱出するために頑張る話
クローズドサークル、ミステリ、ホラー好きなら絶対好き
思ったより怖い。人が消えてくシーンが怖い
Posted by ブクログ
辻村深月といえばこの作品!
とみんなが言うのに私は読んだことがなかったけれど、これがデビュー作とは凄い!
冷たく静かな学校の雰囲気が、私の好きな恩田陸の「麦の海に沈む果実」に似ていると思った。
学園×ミステリって好きなのかもしれない。
話のテンポ感や、それぞれの人物の魅力、この謎って何⁈という引き込ませ方がとても好きな作品だった。
500ページある文庫でしかも上巻(まだ下巻もある⁈)なのにスラスラ読めてしまう不思議。
辛い
自殺者がクラスメイトの中にいた。その事実が後の進学に影響を及ぼすのではないか。噂されるのでは。っていう不安や悩み。ものすごくわかる。それと同時に自分が助けられたのではという後悔。あの日あの時ああ言っていればという自己嫌悪。そしてまた自分のクラスメイトが自殺しようとしてるかもしれないなんて…。自分は自殺に引っ張られないよう必死だったから自殺を止めようと頑張れる昭彦がとてもかっこよく見えた。
この作品ミステリーって聞いて読んでるんだが、結構ホラーテイスト、リアリティもあって読むのつらいけど面白い。
許
長い間焦らされて,自分なりにいろんな推測をしたけれど,予想外の結末だった。
死という重いテーマを扱っているものの,最後の許しのシーンは,切なく,ある種のさわやかささえ感じた。
否が応でも誰しもが通る道だから,学校が舞台の小説は共感してしまう。
リアルと作品の境
これ程、作品の中の世界観とリアルの世界観がリンクした作品は初めてです。
文芸にありがちな、ルビ振りの難しい日本語に頼らず、ありのままの感性がとても、素敵です。
予想外の八人目の正体。
そして、淡い期待を持って迎えるラストの感動。最高でした!*\(^o^)/*
Posted by ブクログ
青春ミステリーかと思いきや少しホラー要素も入ってて面白い。これを高校3年生が考えた物語である事を知った時は驚いた。辻村深月の表現力と言語化能力の高さにも驚き。ただ少し物語の展開が遅いと個人的には感じた。後半から読むスピードが止まらなくなる。
Posted by ブクログ
自殺した同級生は誰なのか、どうして名前も顔も思い出せないのか、閉じ込められた8人は現実に生きているのか?
みんなそれぞれ悩みはあるみたいだけど、自殺に関わってるようには思えない…
続きが気になって仕方ない、下巻読もっと。
Posted by ブクログ
人物描写にやや痛々しく共感しにくい部分もあり、分量が凄まじいので読むのに時間がかかってしまった。総じて少しテンポが悪いなとは感じた。
しかし、最後の最後に予想だにしない展開がなされ、死んだ同級生の名前が非常に気になる終わり方がとても良かった。下巻が楽しみ!
Posted by ブクログ
辻村深月デビュー作
誰もいない学校に集まる8人の高校3年生の男女。
何の情報もないまま読んだので、ここが現実なのか仮想空間なのか謎は深まる…
上巻は8人と榊先生の人物紹介とその背景で終わった感あるが…
上巻を読んだ感じだとゲームのペルソナの様な認知世界の中でのお話しかと…
普段は上巻を読んだ後はお茶を挟むように別の小説を読んでいるが続きが気になりすぎてそのまま下巻に突入する…
Posted by ブクログ
まるで連続ドラマを見てるみたい
さすが辻村深月、デビュー作からゴリゴリ心えぐってくるね
ミツルの「明るい絶望」がよく分かる
しかし高校の体育祭で、そこまで本気の生徒はいないと思うよ…
あとそんなイジワルってか幼稚な人も進学校にはそうそういないんじゃ…
Posted by ブクログ
辻村深月さんといえば青春ダークファンタジー。
特にこの話は辻村さんが高校生の頃に執筆したとのこと。
かがみの孤城が大好きなので、ああこれが原点か!と納得。
何の本と混同したのか、戦争の話という漠然としたイメージがあった。まったく違いました。何だったんだろ。
一番すごいと思うのは、登場人物それぞれの心理描写。何で自分と違う事情の人の心理をこんなにリアルに描けるの?!とびっくりする。それでいて、読者もそれぞれの登場人物に平等に感情移入できる。
きっと共感トリガーがあちこちに仕掛けられているんだろうな。
Posted by ブクログ
辻村深月さんデビュー作。
メフィスト賞受賞。
上巻591ページとなかなかのボリュームです。
今のところ、何かが分かったかと思えばまた煙に巻かれるような感じですが、はてさて…
下巻も同じくらいのページ数ありそうですが、行ってきまーす
Posted by ブクログ
一体誰が自殺したのか、気になって気になってどんどん読み進めてしまいました。
登場人物一人一人の掘り下げが深く、そのため全員に愛着が湧いてしまい、この中の誰が自殺しててもショックだな…と思いながら読み進めました。
強いて言うなら長すぎる。
あとは人によって違うと思いますが、設定がかなりメンタルを削ってくる感じで、わたしは少し病んでしまいました…笑
Posted by ブクログ
辻村深月さんの作品、7作品ぐらいに読んでますが、登場人物に「辻村深月」が出てきた!って驚きました(笑)
辻村深月って本名じゃなかったのかー。
この物語の辻村深月が、辻村深月作品を作っていると考えればよいのでしょうか。そういう世界観なのかなー?
Posted by ブクログ
一度読みたかった辻村深月デビュー作やっと読みましたが、とにかく、ぶ厚いですねー
まずは上巻完読しました、まだ自殺した人の特定には至りませんがワクワクしながら下巻に突入。
ぶ厚さは上巻と同じ、その分描写が繊細ですが、あまり細かい描写が苦手な方はキツいかも。
満を持してのデビュー作って感じが伝わります。
匿名
8人の生徒が学校に閉じ込められる。思い出せない自殺者。
一人ひとりの過去を知ると全員に人間味を感じ愛おしく思えます。だからこそ、過去と向き合い全員が成長した最後に感動出来ました。
途中何度か感じた違和感も、ラストまで読めば納得。もっと若いときに読みたかったなと思ったり。
続きが気になる
一言で言えば、誰かの精神世界に閉じ込められた8人の高校生のお話で、ミステリーとホラーの要素が混じってます。
そしてよくある、この中の誰か1人が実は。。。といった展開なのでしょうか、下巻を読まないと分かりませんけど。
なにより引き込まれるのが、この辻村深月という作家のストーリー作りの巧みさです。無関係に思える各登場人物の細かなサイドストーリーが、複雑に絡み合い1つの大きなストーリーの全体像を徐々に浮かび上がらせていく。それでいて一人一人のキャラクターがしっかりと描かれている。その構成のストーリー作りの巧みさは女性作家の中ではNO.1なのではないかと思ってます。
上巻を読み終えた時点ではまだストーリーは半分、話が進んで行くに連れてストーリーにドンドンと引き込まれていきます。
Posted by ブクログ
辻村深月のデビュー作。
雪の中、高3の8人が校舎に閉じ込められる。この中の誰かが2ヶ月前に自殺しているようだ。みんな目撃したのに、なぜか誰だったか思い出せない。
どうやら記憶を操作されて『ホスト』に呼ばれてしまったらしい。
自殺したのは自分ではないと思いながら極限状態で回想シーンが始まると、どの人もあり得るように思えてくる。
やがて飛び降りた時間に一人ずつ恐ろしい消え方をしていき⋯。
とにかく長編で力作。そして怖い。作者はいったい何歳の時にこれを書いたのか気になり調べてみたら高校生の頃から書き始め、大学生の時も書いていた作品のよう。
それで社会人になって2年で受賞したというから大物だなぁ。
ホラーと人の内面の両方がたっぷり描き込まれ、下巻まで読み終わったらもう疲労困憊。
読後感に救われた。この傾向はその後の作品にもあると思う。
Posted by ブクログ
県内で一番の進学校が舞台。雪の中、いつも通りに登校した8人。しかし学校に閉じ込められてしまいます。どうやら、文化祭後に起こった生徒の飛び降り自殺と関係しているのではないか…
とにかくずっと寒そうで、酷暑の今読むのにちょうど良いですね。
ミステリー、と思ったらけっこうホラー?気味悪いんだけど読むのをやめられない。
てか清水よ。秀才・清水の推理が冴え渡りすぎて「えっ?そういう系?」と思ったらそういう系だった!
どうなるんだー、と下巻へ。
Posted by ブクログ
校舎に閉じ込められた8人が文化祭の日に自殺したのは誰かについて考える
集められた8人はクラス委員であること、ある1人の問題によって仲良くなったということぐらいまでわかった
悩みを抱えてるのはひとりじゃなくて、程度の差はあるがそれぞれに割と重たいものを抱えていることがわかる
自殺をというハードな問題を追い詰められた状況の中で向き合っていく
思い出した人から消えてく?展開はちょっとホラー
そこが現実なのか誰かの精神世界なのか微妙にはっきりしないところも気味が悪い感じ
続きは早めに読んだ方が良さそう
Posted by ブクログ
雪の日に8人の高校生が学校に閉じ込められるクローズドミステリー。
人のいない学校、止まった時計、雪が降り続く寒い校舎、そして記憶の喪失、静かで不気味な世界感に浸れる1冊。
Posted by ブクログ
辻村深月には絶大な信頼をおいている。
上巻はどうしても物語の進みが遅くなるな。
世界設定と人物の説明巻になってしまうのは仕方ないのか。
あと、菅原は僕には合わない。よく周囲は菅原の言動を許容してるなぁっと思ってしまう。まあそんな一筋縄ではいかないだろうとは思う。
下巻が楽しみ。どんな回収をしてくれるんだろう。
Posted by ブクログ
三宅夏帆がオススメしてたので購入。文体に拙さを感じたけどよく帯を見たら高校生のときに書いたってあってそれなら納得。上下巻ものを高校生で書いたのはすごい。
Posted by ブクログ
おもしろい!デビュー作でここまでの長編を書き上げた辻村さんには頭が下がります。最初はあんまりの厚さと上下巻構成に読み始める気が起きなかったのですが、読みやすい文体で物語に没頭。楽しめました。作者名とヒロインの名前が一緒ということにも痛さを感じてたんですが、まあ慣れたかな。ホストと自殺者は誰なのか?この2人は同一人物なのか?謎が多い。下巻も気合いいれて読みます!
Posted by ブクログ
登場人物を細かく描写することで「いじめ」をはじめとした人間関係の問題が読み取れます。
思春期のいやーな感じ。
大人になった今ではそれはほんとにどうでもいいことなのだと思うのに、当時はそうではなかった…。
上巻では謎が多く、下巻で回収するのか楽しみです。
Posted by ブクログ
辻村美月作品の中でも有名だけど読めてなかったところに最近オーディオブルに追加されてたので読んでみた。
なんというか、綺麗なデスゲーム。
こういう閉鎖空間に閉じ込められて一人ずつ死んでいく、、みたいなのって大体悪人なので下巻で実はこんな一面が、、ってなるのに若干期待してしまっている。
面白いんだけど、ここから下巻ということと含め、正直ちょっと長い。
人物の掘り下げが丁寧なことに意味があるのかもだけど、もうちょっとサクサク読みたいなぁ。
あと作者と同姓同名の登場人物がいるのが、他人の夢小説読んでるみたいでゾワゾワする…
か弱くてクラスの人気者男子たちに大切にされる立ち位置だし余計に…
これ逆にめちゃくちゃ性格悪いキャラとかだったら超おもしろいんだけな…
頼むから何か理由や伏線があってくれ
Posted by ブクログ
満を持して、という意気込みでデビュー作である本作を手に取ってみれば、いきなり登場人物にご本人の、辻村深月の名前があるではないか。
そのことと、冬の高校生の学校でのミステリー小説、と認識でことで読み進めてみたものの、
ミステリーを越えてホラーなシーンが、後半に連れて増えてきて、これは読み進められないかもしれないと、諦めかけました...。
そして、...長い。
下巻も同じ文量あるなんて、長い。
しかしそれほどの深月さんの20年以上前の強い意気込みを受け止めないわけにはいかない、という思いもありますし、終盤は誰がXなのかと展開がかなり目まぐるしく面白味を帯びてきたので、
少し間を空けて、下巻に挑みたいと思いました。
それにしても長い...。
何より、怖い...。