婚活を 就職活動(就活)になぞらえて分析、解説した本。とても分かりやすく、アラサーの自分には当事者意識をまざまざと意識させられる内容だった。
P19 社会的経済状況が変化しているにも関わらず、意識そのものは昔とそれほど変わっていない。
男→自分は仕事だけして、子育て家事などの生活面は妻に任せたい。
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女→経済的に依存したい、依存できるほどの力のある人と結婚したい。
P35 男女対等を目指す夫婦ほど、葛藤が増える。
対等でなくても夫婦が上手くいくコツは、男性が女性の「話をよく聞く、ほめる、買い物時に荷物を持つ」など、ごく些細な日常的なこと。
P39 婚活に参加しても受け身な男性たち。
その理由は傷付くのが怖い。ガラスのハートを持つ繊細な男性が多い。
ただ、彼らは受け身な一方、妙に頑固なところもある。「頑固不断」頑固で優柔不断。
頑固で自分のライフスタイルを変える気は無いが、男らしく相手を引っ張っていく訳でもない。ズルズルと結論を先延ばしにする。→頑固不断。
P79 現実社会の女性たちに断られ、2次元に逃げ込む男性たち。
現実の理想の女性と付き合うハードルの高さに怖気ついてしまう。
しかし女性の場合、腐女子やオタク女子は実は恋人や夫がいるケースが多い。
男女格差が存在する。
P104 男性の間にも魅力格差が存在する。
経済格差とコミュニケーション格差。
昔は若くても真面目に働けば収入が増えていったから、みんな結婚できた。
今は非正規社員が多く、収入が増えない正社員男性も多い。
→結婚したくてもできない人が増えている。
コミュニケーション能力のある(恋愛経験の多く、手馴れている)人がモテる。経験のない人は益々モテなくなる。
女性には交際以外でもコミュニケーション能力を鍛える場は多いが、男性は女性と付き合わなければなかなか鍛えられる場がない。
対等な男女関係の中で、相手が何をして欲しいのか、何がしたいのかを察知することは、恋愛経験のない男性にはとても難しい。
P107 女性の中の格差
結婚相手に対する要求水準が高くなりすぎている。
プライドが高く、水準を落としてまで結婚する必然性が感じられない。「できちゃった」以外に、結婚する切羽詰まった必要性が感じられない。
もはや運。
男性は趣味の幅が広く、また女性のタイプも広いため、どんな女性でも外見上だれかの結婚相手のターゲットに入る。
とにかく男性と会う機会を増やすことが重要。
P133 合コンは婚活に向いていない。
元々ある程度の出会いに恵まれた人のためのもの。
→参加者の目的がバラバラ。
→また能力、魅力を発揮する人のタイプが限られる。短時間で相手のニーズを掴み、自分をアピールすることに長けた人が有利になる。
じっくり喋らないと魅力を発揮できないタイプの人には不利。
P158 男性は会話を鍛える。
女性が沈黙すると、黙ったままになる人が多く、7割が相手の目を見て話せない。
男性は自分の興味のあることしか興味がない。
「スタートと割り込みとチェンジが多い」←男性の会話の特徴。
自分から喋りたがり、相手の話しを遮り、話題を自分から変えてしまう。
今は聞き上手なヒトがモテる。
P162
男の婚活のミソ。
流される勇気を持つこと。
女性から迫ってきたら、そのまま流される。逆らわない。
プライドを捨てて声をかける勇気。
P170
日本人の男は女性の年齢に異常にこだわる。
日本の男は若いほど、性的に興奮するように刷り込まれている。
P174 アラフォー以降はバツイチなど結婚歴のある男性がモテる。
この歳まで結婚したことの無い男より、少なくとも誰かに結婚したいと思われた人がいい。と女性は感じる。
→生涯に1度も結婚しない人と何度も結婚する人との格差。
P182
たとえ少額でも「自分の稼いだお金はあなたのために使いますよ」と言ってくれるオトコに女性は
ときめく。
→問題は金額ではなく、男の気概。
P187
いいなと思った人と付き合うコツは、囲い込み漁。
無理やりでも関わりを持つ。サークル。
なんでもいいから会う理由を作る。
あいのり番組。吊り橋理論。