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個人化の時代における「結婚・未婚・離婚」は何を意味するか? 3組に1組が離婚し、60歳の3分の1がパートナーを持たず、男性の生涯未婚率が3割に届こうとする日本社会はどこへ向かうのか? 家族社会学の第一人者が、少子化難婚社会の課題に挑むリアルな提言書。
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Posted by ブクログ
数が必要って原理にはめっちゃ納得した。確かに。 あとはもう、じゃあ「結婚」て精度いる?ってところよね〜
団塊世代が持っている保守的な日本的な結婚観が、結婚適齢期の若い世代でも持続しているとの指摘.その通りだと思った.結婚に経済的安定性を求めている女性の心理、これも良く分かる.50歳で未婚の人たちの割合を生涯未婚率というそうだが、1950年で男性1.5%、女性1.4%が、2035年にはそれぞれ29.0、...続きを読む19.2になると予想されているそうだ.最終章の提言は重要な指摘だ.相手を「機能」ではなく、存在そのものを「目的」として欲し、お互いの心を満たすための努力や信頼がそこにあるか.相手の人生に、自分の人生をフルコミットする意志があるかどうか.それこそが、「結婚」が良好であるか否かの証ではないでしょうか. 考えさせらる言葉だ.
結婚の問題が政治の問題と親世代の価値観が絡み合った問題であることを示した本。 《あくまで「我が子の幸せのために」の想いが成人したのちも子の独立を阻み、共依存を生んでしまっている日本だからこそ、大量の「パラサイト・シングル」を生み、その数十年後、さらに大量の「生涯未婚者」を生んでいる現実に、そろそろ私...続きを読むたちは気づくべきなのではないでしょうか。》(第三章 「未婚」は恥ですか?最後より) という価値観の問題と、若者の不安定な労働環境という政治(とそれらを生み出したほっとけば結婚して子供を持つだろうという意思決定者の安易な思い込み)の複合的な問題が指摘されている。 この結果、結婚することがリスクや損という事実から難婚になる事を論理的に示していて興味深い。 最後の章で、カントの「人を手段としてだけ使わず目的として扱うべきだ」との言葉を引きつつ、結婚を(経済的な利益とか性的関係を主要因とするのではなく)もっとシンプルに一生思いやり(文中の言葉てはケア)をコミットする覚悟を持つ者同士の関係としてはどうかという提言に深く同意した。
たくさんのことを見て見ぬふり、後回しにしてきたツケがまわって、この結果になっているとあらためて思った。
日本の未婚率の上昇と出生率の低下が長らく問題になっている。 日本人の結婚感が変わって来たのも一因だと。 結婚も未婚も離婚も今は「個人」が選ぶべき時代。選べる時代。選ばなくてはならない時代。周りから束縛されなくなった。 自由になった。 又 新自由主義経済の導入で非正規雇用者が増えたこと。経済の基...続きを読む盤が軟弱では結婚したくとも諦めざるを得ない。 そして日本社会特有の親子密着同居スタイルも日本の「未婚社会」を下支えしている大きく要因だと。 「パラサイト難婚社会」とは良く言ったものだ。
軽い気持ちで購入、タイトルより意外と中身のある一冊でした。時代の変化で結婚の価値感も変わり、また環境(親の環境やデジタル技術の進化)により、結婚の価値にも変化がてている。 ちょいと私の偏見かもしれないが、男は結婚する事により信用が上がる。世間からの目で言うと、お金を借りるのに「独身者には500万、既...続きを読む婚者は1000万、子供1で1500万」が認められる。(金額は例として)これは、当人に覚悟が数字で評価され、世の中からの信用が生まる。 二人で生き抜くなら倍になり、三人で生き抜くなら3倍に。 この本のコミットメントと同じ様な事が、社会から目もあるだろう。 しかし一番は、妻と一緒にいて楽しい、気楽で休まる、いや共に一緒に生きたい、とお互いを思う優しさと妥協(笑)だろう。 いや、面白く読ましてもらいました。私にも二人の娘がいますから、心配事であるのは間違いないです(≧∀≦)
とても良かったです。時代的な背景から、夫婦の関係や我々一人ひとりを取り巻く環境が大きく変わってきた話、海外の結婚に対する考え方など、新しい発見も多々あり、大変勉強になりました。 本も読みやすくて、全体の構成もわかりやすく、また筆者の本を読んでみたいなと思いました。
時代の変化とともに、結婚と離婚の価値観や考え方が変わっていることが分かりました。結婚は政治やその時代の影響もあるので、何が良いか分かりませんが、どんな選択をしても一人ひとりが幸せだといいなと思いました。
大部分は、いままで何回も論じられている家族学の総集編という感じの内容だが、私的には2つ面白いと思うところがあった。 1つ目は、現代の社会は結婚に限らず、メリトクラシー(能力業績主義)のようにみえて、実はアリストクラシー(身分社会 貴族社会)に回帰しているという主張。これは、格差の再生産という文脈で語...続きを読むられることも多いが、実感としてもその通りだと感じる。それに関連して、中流階級から落ちないために都市部の中受戦争が激しくなっているという現象も納得感があった。 もう1つは、結婚は相手の人生にコミットすること、という話。コミットは最初から完全にできるわけではないとは思うが、結婚後の色々なイベントを乗り越えていくうちに醸成されていくものかなと感じた。
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パラサイト難婚社会
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山田昌弘
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