無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「超」階級化する日本
若者の経済状況に比べれば、その親世代が恵まれているとはいえ、格差があることは確かである。親が早く亡くなった、親自体がリストラに遭った、親が離婚したなど、さまざまな理由で、親に若者を依存させる余裕がないケースも増えてきている。若者が強者だった時代、おおむね1990年頃までは、学校を卒業さえすれば、男女とも自立して生活ができる定職に就くことができた。しかし、今は、学卒後、定職に就けない若者が増えており、親にも頼れない場合は、不安定な職で自立して生活するしかない。その結果、ホームレスやネットカフェ難民、そして、生活保護を受ける以外にまともな生活をする手立てがない状況に追い込まれる。つまり、欧米で見られたようなアンダークラスの若者が増え始める。日本では、そのような若者が大量に出てこないのは、まだ親が面倒を見ているからであり、それができない親が増えれば、当然、日本でもアンダークラスの若者が増えることは必然である。
(本文より)
【主な内容】
序 章 若者に冷たい社会 子どもにやさしい親
第1章 若者に冷たい日本は「ブラック国家」なのか
第2章 「変容する家族」が新たな弱者を生む
第3章 ゆがんだ年金制度が「老後格差」を拡大させる
第4章 日本経済の停滞・凋落が止まらない
第5章 日本再浮上のために ~家族社会学からの提言
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。
Posted by ブクログ
著者はパラサイト・シングル、婚活といった言葉の生みの親。
この本を読んで、日本の社会が抱える現実問題を目の当たりにした。投機でしかない高等教育、独身無職で親に寄生する若者たち、老人優遇の社会制度、退廃的な文化だけが最後の便り。
こういった時代にロスジェネとして生まれ、一度は破綻した人生からなんとか這い上がってきた自分に、いったい何ができるというのか。親の介護を考えただけでも頭が痛いのに、それ以上の崩壊が日本規模で起きている。
本書ではタイトルの疑問に対する答えは(少なくとも納得する形では)示されていない。日本社会の破綻について淡々と書かれているだけで、読んでいて辛い。
Posted by ブクログ
金の卵 パラサイト・シングル 奨学金の支給額(日本はOECD34カ国中最下位) 所得による教育格差に対する意見(朝日新聞とベネッセが行った調査。「親の格差は子供の格差に引き継がれるのは当然」とも読み取れる結果が出た) クリントン大統領「今の子どもが大人になった時、自分の親よりも豊かでない生活を贈る史上初めての世代に成るだろう(1993)」 階層の下降移動社会(かつての親世代とは違い、親と同じ高卒では同じ生活レベルを維持できない、という時代になっている) 新司法試験(選抜試験でありかつ5年間に3回しか受けられない(三振者が出る)) ヤンミン=マイミン「パイプライン・システム」 所在不明高齢者 おひとりさま 年金パラサイト 感情体験産業(メイド喫茶・ボランティア旅行など。「承認欲求」を満たしている) エリック・エリクソン「アイデンティティ」 アンソニー・ギデンズ「共依存」 日本の年金村(アジアの某国にあるとのこと。遺族年金で優雅に暮らす人がいる) 三号被保険者問題(正社員の妻でない場合、専業主婦も保険料を支払う義務がある) ブーメラン族(一度独立した子が失業や離婚で戻ってくること) 流動的単純労働はなくせない フォーディズム(労働形態) エスピン=アンデルセン「高齢化が進む先進国では高齢者の既得権を削減する政策はとりにくい」 夫婦別姓制
Posted by ブクログ
教育は、もはや投資ではなく投機。お金なら投資機会を待てば良いが、人間は待てないので、投機でも賭けざるを得ない。
格差の固定ならまだ良くて、親よりも裕福になれない世代が生まれている。大学の高校化?就職予備校にすらならない大学。
格差が固定する世の中ってつまらないと思いつつ、人類の歴史はほぼそんな時代のような気もするし、、、
いや、根深いねぇ、これは。根本的には国が衰退してるってことが原因だよね。
限られた資源の奪い合いになっていて、それが声の大きいもしくは数の多い高齢者に割り当てられるような構造になっていると。
国を成長させるか、資源の振り方を変えるか?
全体としての幸せが、個々にとっての幸せ最大化とはならないのが難しさだよね。民主主義の構造的な欠陥というか。
Posted by ブクログ
■日本社会のこれから
A.家族は選択不可能で、解消が困難な関係性として認識されてきた。だが近年、「ペットの家族化」と「児童虐待」が急増している。前者は「本来家族でない動物を家族であるかのように扱う」現象で、後者は「本来家族である子を家族でないかのように扱う」現象だ。このように、家族にしたり、解消したりすることが一方的にできるようになった時、それを「家族」と呼べるのか、という現実に我々は直面している。
B.結婚のため様々な活動をする「婚活」、未婚でなぜいけないと開き直る「おひとりさま」。これも現代日本家族を特徴づける、対となる言葉だ。この2 つの言葉が流行する背景には、自動的に家族が手に入る時代は終わり、努力しないと手に入らないという現実が出現したことがある。そして、家族は必要なのか、という問いが同時に突き付けられている。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
試し読み