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格差は現象? いいえ、人災です――。格差是正の実践こそが、人生100年時代の世界共通語となる。コロナで可視化された〈家族〉〈教育〉〈仕事〉〈地域〉〈消費〉の五大格差を徹底省察し、令和日本のあるべき姿を緊急提言。
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Posted by ブクログ
普段は自身がそれ程幸せな状況だとは感じなかったが、本書を読み様々な格差の説明を聞いて、私自身が非常に恵まれている事を再確認。気分が良くなった。 格差の下側の人いる方は、僕らが優越感を感じる為に存在して下さっている部分もあり、改めて感謝したい。
成田悠輔がYouTube界隈でよく顔を出すものだから必然社会学に関心が湧いてきて、且つ転職活動を一通り終えてみて税制とか社会保障がうっすらと分かってきたところで、ドンピシャの内容だった本を見つけたから一気に読んだ。「一億総貧困社会」と平原依文とのディスカッションの中で成田が言っていたような内容が書い...続きを読むてあった。この本では格差がないとまでは言ってないけども。EdTechの発達で教育格差が埋まるといいな。
p61 子どものかけられるお金 1994年と2018年では後者が3-5万減っている p67 1975年の国公立授業料 3.6万 1986年 25万 2020年 文系 53万 理系 80万 p78 小4くらいの時点で毎月5万の受講料がかかる中学受験専門塾に通えるかどうかで、その後の人生ルートがある...続きを読む程度きまってしまう。 親の所得が子ども世代に影響し、格差が再生産されている状況 p85 学校で学んだことを一切忘れてしまったときに、なお残っているもの、それこそ教育だ アインシュタイン p123 生まれ故郷の土地に、ライフステージに応じた場がない 生活の糧を得るための仕事の場、自分のこどもを通わせたい教育の場、地域のコミュニティを感じられる場、日用品を不便なく購入できる場、いざというときかかれる医療の場 p125 代替が難しいのが教育と医療 p137 大きな2つの変化 移動の自由、通信手段の自由 p140 一生この土地にいるつもりはないという人々が多数派になったとき、地域コミュニティの維持は難しくなる 地域のトラブルは近所付き合いの中で解決してきたものが、いまや一足飛びに区役所や町役場にクレームが押し寄せる p143 住宅すごろくゲームが成り立たなくなった地域コミュニティでは、従来型の地元意識と新しい移住者のコミュニティ意識の希薄さの間に大きな溝が発生している p149 教育と年収、地価は密接に結びついている p150 ボランティアや地域活動というのは、助ける余裕がある人と助けを必要とする人の両者がいて成り立つ p151 イギリスのかつてのコミュニティ開発の失敗 ロンドン郊外 コミュニティ活性化地域 貧困から抜け出し、就職して経済的余裕ができた人、つまり自ら助ける余裕がある人になれた瞬間、その人々はその地域から次々と脱出していった p152 自己責任論がつくる階級社会 貧富の格差が長期化、固定化、鮮烈化している p156 マイホームあってのパラサイトシングル p159 2000年頃に成人し、非正規雇用で人生をスタートし、そのまま不安定な生活を続けていた世代が、2021年現在、子を持つ親の年齢になっている p163 本書では、その格差が長期化、固定化され、かつ世代を超えて受け継がれ、階級社会化することを問題視したいのです 家族消費から個人消費へ
目新しい内容ではなかった。 格差がある事を受け入れた社会がどんな物なのか、想像が出来ない。 才能があるのに充分な教育が受けられない若い世代にチャンスを与えられる様な仕組みは理解しやすいし、そうあって欲しいとも思うけど、運動も勉強もそんなに好きじゃないや、という人たちが、犯罪に走らず、自信を持って楽...続きを読むしく生きていける社会って、どんなんだ?
コロナ禍の中で際立ってきた格差について論じた本だが、目新しいところは少なかった。塾などに子供を通わせられる家庭とそうでない家庭などの教育格差や、仕事でリモートできる職業と、そうでない職業の間の仕事格差などについて論じているが、読まなくても知っていたり、感じていたりすることが多かった。
新しい発見があったというよりは、新型コロナウイルスが大流行していた頃を思い出すような内容。 教育格差と地域格差は確かに感じる。
日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?は面白かったが、この本は格差拡大に関する昨今言われてきたことをまとめなおしているだけ?なので、私的には学びは少なかった。日本社会の格差拡大について幅広く知りたい人にはおすすめ。 ただ、やや言い過ぎている感じもありやなしや。
コロナ禍での新型格差の話 これまで表にはっきりと現れていなかった格差がコロナによって浮き彫りになったと主張されている。 家族格差、地域格差などトピックに分けて論じられていたけど、確かに、と思いながら読める内容だった。
個人的には一般に見聞きしている内容がまとめられていました。 所得格差、教育格差など発生メカニズムが書かれていているが、想像通り。
まあ予想通りの内容 コロナ禍でますます格差が増大している、確かにその通りだと思う。統計資料をベースに簡易にまとめてあって読みやすい。
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山田昌弘
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