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30歳を過ぎても親元に同居して、レジャーに旅行にブランドものに、リッチな生活を謳歌する気ままな独身男女――パラサイト・シングル。今の日本には、こんな連中が1000万人もいる! 一体なぜ、こうした層が現れ、増殖したのか? 自立と苦労を厭い、現状維持を望む彼らが担う日本社会の未来像とは? 精緻な社会調査と分析をもとに、いつのまにか一大勢力となったパラサイト・シングルの実態を探り、変わりゆく現代日本人の生活と、その未来を鋭く洞察する。
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Posted by ブクログ
ゼミの個人研究や卒論書く時に大変お世話になりました。でも研究とか関係無しに、非常に面白いと思います。
20年前に書かれたとは思えないほど、現代の状況とも当てはまる。 パラサイトシングルの生活状況、問題点、発生した時代背景、海外との比較がなされている。 生活状況とかは読んでてあるあると思ったり、こんなことにもパラサイトシングルが関係したのかと新しい発見があって、さくさく読めた。
「少々の苦労があるかもしれないと思って新しい世界に入ることができる人が、結婚して子を産み育てられる。この苦労の覚悟ができない人が、パラサイトシングルに留まっているのである。」 ケインズ理論が底辺にありそうで、提案されている政策には賛成しかねる部分も多い。
2011/10/11(~120) 12(~204終) パラサイトシングル=フリーターもしくは社会人で親元で生活するものの事。 パラサイトシングルは社会の不景気を増幅させるらしい。 完全に私だった。
パラサイトシングルとは、いわゆる親と同居している大人。いま日本では、フリーターでもパラサイトシングルであるがゆえ、親の稼ぎで生活し、自分で遊ぶお金を稼ぎ、お金のかかる趣味や持ち物を持ったりできる人が増えてるんだそうな。 にゃんこ。 へーと思ったのは、ラブホテルは日本独自の文化だというくだり。パラ...続きを読むサイトシングルどうしが付き合うと、おたがい家に誰かしらいるわけで、気楽にセックスできない。だからわざわざお金を払ってまでラブホテルにいく文化ができたんにゃて。んで、アメリカのモーテルとかは日本ほどの偏ったイメージというか、セックスしにいく場所みたいなイメージはなくて、単に泊まる場所だからラブホじゃないんにゃて。 にゃんこ。 セックスするためにお金を払うかー笑 こゆ人たちが増えるとやっぱ、絶対に生きるために必要だからお金を使う、っていう場面を支える産業、いちばん基礎的な産業が衰退してしまうのが問題。不動産なり家電なり。それから、このぬるま湯状態の心地良さを 捨ててまで一人暮らししたり結婚して子育てしたりといった意欲が育てられないことも、長期的にみて国全体が衰退してってしまう要因になりうる。 なにが大事かって、親は子どもを甘やかすな!国は社会保障に依存して働かない人間を甘やかすな! てことだにゃ!(T ^ T) 社会はみんなでつくるもん!ズルはだめだにゃ!
何を隠そう、パラサイトシングルという言葉を作ったのがこの本の著者なのです。この本は当時はかなり衝撃的だったんじゃないかな?ほんとおもしろいです。独身貴族とパラサイトシングルとの違いなんか、目から鱗もん。いちいち納得させられます。
日本特有の現象として増え続ける、『親元に留まり続ける独身者』たち。彼らは満ち足りているがゆえに、状況を打破する欲求が少ないといいます。最近はニートも増え、更に絶望的な状況になっていると私は思います。考えさせられる一冊でした。
少し前の本ですが、今の少子化の原因の一つについて詳しく分析されている本。 図やグラフが多く用いられており、わかりやすい。 パラサイト・シングルのなかでも著者は特に女性のパラサイト・シングルの比率が多く、また、問題も多いと分析している。 結婚や仕事、子育てに対する女性の多様な考え方の原因を少し見ること...続きを読むができた。 後半具体例がでてきてぐんと面白く読めた。
20~35歳で実家暮らしをするパラサイトシングル(以下“PS”) フリーター・会社勤めでも自立しないPS 昨今最も経済的に豊かなPS 学芸大の人気教授によるPS撲滅書だ。 教授によるものなのでデータの引用や格式高い文章で 少し読み辛いところはあるが内容はとても勉強になる。 そして以下...続きを読むに著者の主張が集約されている。 この状態(PS)を説明するために、私はよく「ぬるま湯」の比喩を使っている。 心地よいぬるま湯に浸って非常にいい気分である。ぬるま湯から出ると寒い。自分で服を着ればよいのだが、そこに行くまで寒いのでなかなか出られない。だいたい、外にどうやって出ればよいのか分からない。服を着せて、外に連れ出してくれる人が現れるまで待とうとする。ただ、ぬるま湯はぬるま湯である。徐々に冷えていく。いつかは、水風呂になることは確実である。それは、いつかは分からない。出なくてはならない、しかし、出ると苦労することは目に見えている。そんな状態が、典型的なパラサイト・シングルである。
パラサイトシングルが既得権であり、社会の閉塞感を生む原因とも捉えた結論には驚いた。喰うことに困らなくなったら、今度は皆に承認されたくなるという「承認欲求の肥大」についてが、なんだか胸に突き刺さった。 満足度6+
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パラサイト・シングルの時代
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山田昌弘
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