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Posted by ブクログ
博士になったらいい仕事がもらえるわけではないことを改めて感じた一冊。安定雇用で給与をもらえるようになると安心してしまって研究意欲が下がるというのは筆者以外にも心当たりがありました。本書をとおしてわかったことは「教職員みんな(=人間)安定が好き」ということです。
●この問題は解決しない
ノーベル賞受賞者が訴えても、政治に関係しないからなど筆者の主張には納得感がありました。とはいえ近年、若手研究者の補助金などを意識的に増やす傾向はありますが、その先のポストが増えているわけではないというトラップがあるのです。
●学校の内紛の話は少し冗長でした
様々な関係者との根回しなど、おそらく関わった筆者の感覚はさらに長かったからでしょう。大学を支配したい経営層とその方針に反対する教職員というのはよく見られる構図だと思います。が、外野から見るともっと大事なことあるんじゃないかな、その場所で学ぶ学生を置いてっていないかなと思わざるを得ません。でも内紛関係者は自分の仕事(給与)がかかってると思うと、ステークホルダーがどうでもよくなってしまう時があるのは、どの仕事でもあるあるかもしれません。
Posted by ブクログ
◾️概要
博士号を持ちながらも、パーマネント職につけない人材が多数に及ぶ現状を、鋭く切り取る。世間では触れられない不都合な真実にも目を向け、ノウハウを余すところなく伝授する一冊。
◾️所感
自身のキャリアに活きる学びを得るため、読みました。
偶然によるところが大きいが、チャンスを引き寄せる場にいるように常に心がけていたことは無視できない要因。
どのような環境に身を置きながらも、直面する出来事に対して、それがうまくいこうとそうでなくとも、自分なりの意味づけと解釈を見出すことができるか。己をどう納得させ充実感と誇りを持てるか。
というのは、一般のビジネスパーソンにも当てはまると思いました。
Posted by ブクログ
私自身は高学歴ではない。
どちらかというと、就職氷河期世代_ワーキングプアである。
非正規公務員を長くしていた中で、ポスドクの人に接する機会がかなりあったと思う。彼らの生き様を垣間見てきたこともあり、この本を手に取った。脱出という言葉に少しだけ希望が持てる。
私が研究者でないから言えることなのかもしれないが、最後まで生きること、食べていくということを諦めてはいけない。大学移転に伴い、様々な事情を抱えて焼身自殺された方のニュースは本当に痛ましく、衝撃を受けた。
コロナだけでなく、数々の自然災害にも見舞われ、益々生きていくことが困難な時代になりつつある。生きようとする人を応援できる心を持ち続けたい。
Posted by ブクログ
前作を読んだのは大学在学中だったか。
就職予備校と呼ばれる我が母校、T京R大の特に電気科にとっては、
「電気で博士号取ろうなんて、どんな人生送ったらそんな発送にたどり着くんだよ」
と全員が思っており、事実博士過程に進んだ同期は全く聞かない。
これが機械科とか、理学部になると博士課程に進む知り合いも多いんだな。
さて、博士課程に進んだ連中は10年前から変化あったのか。
全くない。
学振がどうのとか(ごめんよくわからん)、
脱サラして博士課程に進んだだの(大変だな)、
TwitterのTLにはそんな奴らが結構いるけど、博士課程に進んでサラリーマン以上の御賃金もらってるやつっているのか。
というか、博士課程って、どうやって生活しているのだ?
未だによくわからん。
で、本書では10年間立っても教員としての声がかからない筆者。
曽祖父が創始者の学校法人の内紛に巻き込まれ、学校運営の裏を垣間見る。
同じく食えないが有名になったバッタ博士との対談を収録。
そもそも博士って、食えないよねというのが修士卒俺の認識である。
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