悪魔の証明 ――なかったことを「なかった」と説明できるか

悪魔の証明 ――なかったことを「なかった」と説明できるか

825円 (税込)

4pt

3.3

事実ではないことを「そんなことはなかった」と説明するのは、実際にあったことを立証するよりも困難だ。しかし人は往々にして、そんな「悪魔の証明」を他人に強要する。思い込みが先行した追及は、ともすると自らの挙証責任をないがしろにするので、相手に説明の「無限ループ」を迫ることになる。敵を混乱させたり、イメージ悪化を図るには有効だが、もはや建設的な議論や問題点の抽出は望めない。本書では、犯罪学や統計学、そして宗教学も参照しながら、悪魔の証明の正体に迫ろう。

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悪魔の証明 ――なかったことを「なかった」と説明できるか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ないことの証明は可能か。

    統計上の蓋然性の世界、95%の確立があればそれは有意と認められると言う状況で、可能と考える。
    人間社会で、何が95%かといえば、大半の人が、そりゃそうだよな、と自然に思えることだろう。

    挙証責任、説明責任、立証責任について説明し、不可能性、非合理性、間接補強証拠について

    0
    2021年08月12日

    Posted by ブクログ

    タイトル「悪魔の証明」はよく法廷ドラマなどでも聞くように、無かったことを無かったと証明することである。本書でそれを「ネガティヴプルーフ」と呼んでおり、その逆あったことをあったと証明することを「ポジティブプルーフ」と呼んで解説をしていく。あったことをあったと証明するのは、そもそも「あった」何らかの事実

    0
    2023年08月20日

    Posted by ブクログ

     キリスト教の歴史を軸に「ないこと」を証明する難しさを示した本。
     すこしキリスト教史についての記述が多いので、半分歴史系を読んでいる感覚でした。
     いくつか保守系の意見が記載されているので、政治スタンスがリベラル左派の人は読むのにストレスを感じるかもしれません。

    0
    2021年12月21日

    Posted by ブクログ

    宗教と政治のことが思いのほか多く書かれていた。

    もう一回良く考えながらじっくりと読みたい本です。

    0
    2021年06月06日

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