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政府・官公庁・社会運動団体・マスコミが発表する社会調査の大半はゴミである。我々はいかにしたらデタラメ社会から脱却できるか
世の中に蔓延している「社会調査」の過半数はゴミである。
始末の悪いことに、このゴミは参考にされたり引用されることで、新たなゴミを生み出している。
では、なぜこのようなゴミが作られるのか。
それは、この国では社会調査についてのきちんとした方法論が認識されていないからだ。
いい加減なデータが大手を振ってまかり通る日本―デタラメ社会を脱却するために、我々は今こそゴミを見分ける目を養い、ゴミを作らないための方法論を学ぶ必要がある。
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Posted by ブクログ
大学時代に読んだ本を再読。
当時は新聞を始めとする報道メディアに日々触れる中での自分の判断を確かなものとするためのリサーチリテラシーを身につけたたい、と思って手に取った本だった。今でもその思いは変わっていないし、10年以上ぶりに読んで、その間にいくつか統計学の本を読んだりもしたけど、リサーチリテラシーの基本的な思想はこの本を読んで身につけたことが多いように感じる。
一方で現在はNPO等の公益活動の支援に関わることが多く、その中で社会調査を実施する機会も少なくないので、自分自身が本書でいう「ゴミ(社会調査の体を成していないにも関わらず身勝手な分析結果を撒き散らし、二次利用三次利用されて誤解を広げていく調査)」を作り出してしまう怖さを改めて感じた。
社会調査の基本を伝える術、間違いを指摘する術を身につけたい。
また、マーケティングやサービス開発においては行動経済学等人間の認知機能や脳機能をバックするような方法論が良くも悪くも進んでいるが、行きすぎた手法は倫理に悖るものであることを基本から理解する上で、多くのビジネスパーソンが基本知識としてリサーチリテラシーを学ぶべきだと感じる。
本書は(好みは別れると思うが)軽い語り口で読め、例題も豊富なので最初の一冊としてオススメ。
Posted by ブクログ
「ビジネス定量分析」クラス、講師推薦の第2弾。
世の中にはびこるデータの真意を考えるキッカケに最高の1冊。
P.9 「ゴミ」は1回だけで終われば、さして問題ではない。ところが迷惑なことに、ゴミは次々と引用されることで、他のゴミを生み出すことがある。
P.13 街頭で「サッカーくじ反対」などと書かれたタスキをかけたような人の対話に応じてくれるのは、『そもそも似たような意見をもっている人が多い』という可能性が無視されている。
P.16 客観的というのは、分かりやすくいえば、その定義に従って計算すれば誰がやっても同じ結果になること。
P.21 調査とは真実がなんであるかを知るために行われるべきで、特定の目的や偏向した思い込みをもってすべきものではない。
P.45 調査論の世界では、基本的に数よりも有効回答率を重視する。「数さえ集めれば良いと思うのは、何も知らない人は「○万人の結果」と言った方がインパクトが強いから。
P.65 他人の調査を引用するときは、①何を目的とする調査か(主催者は誰?仮説は何?)、②サンプル数と有効回答数は何人?どう抽出した?、③導き出された推論は妥当なもの?を問う
P.82 ビジュアルによる印象操作
写真の利用、グラフの工夫(ごまかし)、イラストの応用など
P.109 一定の論理構成に従ってそうなるはずの結果が出なかったという事実自体が、学問の進歩に寄与する。
P.122 基本的に人間というのは、忘れ、そしてウソをつく動物
P.128 逆の因果。ダイエット食品は減量に役立つか?アリゾナ州は他の州よりも肺結核で死ぬ人が多いか?
P.137 社会科学における統計的な優位さは、通常 95%に設定されている。つまり偶然は 5%以下になるが、これは20回に 1回。結構、偶然は起こり得るということ。
P.168 「まあ満足」、「0( -5~+5 までの選択)」を日本人は選びやすい。自分の意見を言いたがらない曖昧さが観察される。
→データ恣意性を知る。裏の真実・意図は何だろうか?
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ビジネス・実用
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