ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
競馬のボックス買い、本命ねらい、同じ金額を賭け続ける…これらは得な賭け方か、損な賭け方か? 本書では確率・統計理論にもとづき、「必勝法の迷信・誤解」「より早く確実に負けてしまう方法」などを説きながら、「ツキの正体」を明らかにしていく。賭け方・勝敗の意外な関係と、賭けの真の醍醐味を教えてくれる「ギャンブルの科学」。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
木花さんからのプレゼントです。こういう感じの本は本当に初めてなので、ワクワクしています。「ギャンブルの科学」と書いてあって、そんなところにまで科学があるのだな~・・・
□ この本が向いている人 ・ より確実にお金を増やしたいと考えている人 ・ ギャンブルの確率論を学びたい人 □ この本が向いていない人 ・ 必勝法を知りたい人 ・ 的中率の大切さを知っている人 まず、こちらの本は確率論・統計論に沿って書かれている事が前提となります。 確率論とは、あ...続きを読むる1点を当てる可能性から、年間を通して当たる可能性に至るまで、 数値が示されているものであれば何でも確率は発生します。 分かりやすい例でいえば、ギャンブラーの誤謬ですが、 ルーレットで5回連続して黒の出る可能性は少なく、 次は赤だろうと考えがちですが、 1/2の確率はどこまでいっても1/2であり、 決して1/32(2の5乗、もしくは6回目なので1/64)ではないという事です。 ※正確には0、00を含んだ確率になりますが・・・ ※また、連続して起こる確率についてではなく、 あくまで1回の出目の確率になります そして、それが満たされるには、ある一定の「大数」が必要・・・ これは重要な事です。 月単位でみれば回収率に変動があっても、 同じ条件で固定して購入していった場合、大数の法則に当てはまる・・・ つまり、年間あるいは複数年を通してみた場合、 統計上の数値に落ち着くことが多いという事です。 これは、恐らく統計論の出発点になっているんじゃないかと。 というより統計学の一種としての確率論ですね。。 そして著者は競馬の控除率を持ち出し、 25%(単・複を除く)引かれた75%が期待値。 オッズに従うように買えば、「平均的な」人は「平均的な結果」、 つまり回収率は75%前後に落ち着くだろう、という事です。 この期待値の比較表が面白かったです。 一番非道いのが宝くじ・・・ 1等的中率は参考リンク の数値が合っていれば約1000万分の1。 こちらの本によれば、期待値は50%を下回る結果でした。 計算式は全ての組み合わせを購入した金額÷総払い戻し額です。 宝くじが1枚300円なら、払い戻し期待単価は150円以下という事です。 逆にルーレットの期待値が高い事には少なからず驚きが・・。 控除率がアメリカンなら5.3%、ヨーロピアンなら2.7%です。 (これは0か、0と00の違いです) ※参考 wikipedia そうすると、期待値として、最低ベットが2$の場合、約1$89¢となります。 実際にルーレットやった時は、面白かったです(^^) あれなら勝てると勘違いしてしまう程・・・ その他、いくつかのギャンブルを総合点で評価する試みは楽しかったです。 著者曰く「パチンコはギャンブルの芸術品」とのこと。 確かにギャンブル性が高く、エンタメ性があり、回収値もそれなりに高いことが、 確率論的には判明しています。 (パチンコの控除率は12.5%と言われています) ※ギャンブルの控除率 参考 もっとも、上記にあげた「確率論による期待値」とは、 「大数の法則」によって確率が収束した場合において成立しますので、 いかに「大数の法則」に逆らうか、についても記しています。 ・ 参加する回数を減らす ・ 大穴を狙い続ける ・ 賭ける金額を上下させる 確率論に限らず、大穴を狙うのは回収率の面から言って、 プラスになる可能性が大きいのですが・・・ 問題は資金が続かない事ですね。 そのためには参加する回数を減らす事が必要となる訳ですが、 ここで「投資」としてのギャンブルか「娯楽」としてのギャンブルか、 大きな違いが出てくると思います。 「投資」についてならば、上記のような確率論のみに沿った考え方のみではなく、 様々な考え方によって運用が可能になると思います。 更に「ツキの法則」については均等買いによる 収束した確率から導き出される結果がテーマになっている訳なので、 オッズが違えば結果も違うのではないか?と思いがちですが、 ある程度定まった買い方で年間あるいは複数年でプラスにならない買い方は、 この「大数の法則」に呑み込まれている。 もしくは「控除率の壁」に負けている、と言えそうです。 影響されやすい人間なので、「そうか、なるほど」と思って、 この日 とかはそういった感じで買ってみた日でした。 ただ、重要なのは「買い目」の根拠の深さと、やはり的中率。 運用資金を多めに取れる人であれば、こういう買い方が やがて炸裂するのかもしれませんが・・・ 細々とやっている以上、ある程度の的中率が必要になってきます。 具体的には30%以上でしょうか・・。 もし均等買いで平均的中率が30%なら、、 平均配当は340円を超えれば回収率100%以上となります。 今現在、寄せられるなら馬連。微妙だけど1-3着の組み合わせが期待出来るならワイド、 と券種を絞って考えていますが、 馬連が軸のレースなら、3連複は抑えに使えるのかも、 なんて思ったりもしています。 まだまだうまく消化出来ていませんが、 確率論を組み込む事は、オッズのあるギャンブルにおいて必須と思いますので、 また時間をおいて考えてみたいと思います。
ツキとは何か? 客観的(科学的)な観点 ツキとは統計上のゆらぎ 主観的な観点 単なる偶然では説明できないもの「単なる偶然の恐ろしさを知らない」、「人間の記録の曖昧さ」
日本で初めてギャンブル論を大学のゼミで教えた谷岡一郎の本。 徹底した社会学的・統計学的な手法により、あらゆる必勝法の嘘を暴く。また、本人がギャンブラーであり、かつコントラクトブリッジの達人(世界大会に出たらしい)だけあって学者にありがちな机上の空論にはなっていない。 ギャンブルにはまる前に必ず読みた...続きを読むい一冊。
「ツキ」とは何だろう。そんなウナギのようにつかみどころのない「ツキ」の正体を解き明かす。 この本は1997年に発行されたものだが、2022年に読んでも役に立つ。 「強引な屁理屈」で、科学的に証明されたふりをするので、競馬、宝くじは、始末が悪い。 ギャンブル必勝本と新興宗...続きを読む教には似ている点があると述べている。「科学」を利用してもっともらしい味付けをして人々をたぶらかすからだ。 ギャンブラーとは迷信深い生き物であり、宗教人と同じくギャンブル教の信者たちはピュアな人々ではあると述べている。 客観的な「ツキ」の正体のついて次のように述べている。「ツキとは統計上のゆらぎ(長い時間プレイすれば必ず起こる連続した勝ち負けの大波)」であると言える。 とは言っても偶然でもうまく行ったら、続けてうまく行くと自分に都合が良いように考えるのが人間だ。 宝くじは、当たる確率が低いのに買う人がいる。買う場所もよく当たると言われる所で買い、当選者が出たとご利益があるとされる神社にお参りする。 当たる必勝法などないが、それでも宝くじの専門家と称する人が当たりやすいとされる売り場やルーティンなどを紹介する。 人間の欲深さは、いつの時代もかわらない。この先も欲深さは、なくなることはない。
「ツキ」に対する概念が180度変わった感じ。 著者は決して頭でっかちの学者では無くかなり腕利きのギャンブラーである事も内容の説得力を上げている。 実生活にフィードバック出来る項目も多くもう一回精読したい。
文字通り、数学者の著者が数学的分析によって、博打によって儲けることが難しいことを説いた一冊。 内容は数学が多くて難しいが、博打が難しいことがよくわかった。
ツキの正体は統計のゆらぎである、この答えには何と言うか、雷を打たれたような衝撃が走りました。目から鱗とはこの事です。 引用にもありますが、4代に渡って誕生日が同じというのも、確率は低くても、どこかに必ずあるんですよね。 大数の法則により試行回数が増えれば増えるほど平均に近付く、それに勝つには試行回数...続きを読むを少なくする、分散させるなど、普段考えないような内容で、とても面白かったです。 これはギャンブルに限らず、スポーツにも当てはまると思います。例えばプロ野球は同じ対戦相手と何回も試合を行います。これによって実力の差がはっきりしてくるわけで、1回限りのトーナメントのような試合だと実力者が格下に負けてしまうことだってあるわけです。 だから、時間が許すなら、高校野球なんかも(高校野球に限らず)、とにかく試合を増やしてほしいです。時々実力の無いチームが優勝する事がありますが、あれは見ていて納得できません。「たまたま勝った」にすぎないのですから。でも、その「負けたら終わり」の世界で、実力的には見劣りしても、優勝してしまうチームには、何らかの「ツキ」があるのではないか?と考えてしまいます。著者は「ツキは無い」と断言しているので、結果的には「たまたま勝てた」のでしょうが……。 こういったギャンブルの確率論や統計学の話は眉唾物が多いのですが、著者自身がギャンブルの世界で活躍していて、それでいて「ツキは無い」といっているところが、説得力あります。 『主観的には「ツキ」はあっても、客観的には「ツキ」は無い』は名言です。 僕の評価はA+にします。
ツキと呼ばれるものは統計上の揺らぎにすぎない。 冷静な確率論からギャンブルを切るだけでなく、どうギャンブルを楽しむかまで論は及ぶ。 極めて良書。 てか、日本国政府は国民の射幸心を煽りまくって53%もテラ銭取るヤクザな賭場を開く真似はやめませんかね。
タイトルだけみるとちょっと「トンデモ本」っぽいですが、内容は至極まっとうです。 確率・統計理論をもとに「ツキとは何か」を明らかにしていきます。 ギャンブルに関する非常に興味深いテーマが沢山取り上げられています。 以下目次から抜粋です。 ・ギャンブラーの迷信 ・必勝法の誤り ・確実に負ける賭け...続きを読む方とは ・効率的な賭け方とツキ 競馬、パチンコ、ポーカー、ルーレット、麻雀等、様々なギャンブルにあてはまるのだそうです。 基本的に一切ギャンブル(但しFXを除く(^_^;))をしない僕ですが、読んでいて非常に参考になりました。 ギャンブルを嗜む方なら一度読んでみても損はしないと思いますよ。(本書の主張に同意できるかどうかは別としてですけど)
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ツキの法則
新刊情報をお知らせします。
谷岡一郎
フォロー機能について
「PHP新書」の最新刊一覧へ
「趣味・実用」無料一覧へ
「趣味・実用」ランキングの一覧へ
悪魔の証明 ――なかったことを「なかった」と説明できるか
科学研究とデータのからくり 日本は不正が多すぎる!
試し読み
確率・統計であばくギャンブルのからくり 「絶対儲かる必勝法」のウソ
カジノが日本にできるとき 「大人社会」の経済学
ギャンブル等依存症対策士資格認定テキスト
「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ
世界を変えた暦の歴史
定年後の知的生産術
「谷岡一郎」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ツキの法則 「賭け方」と「勝敗」の科学 ページトップヘ