あのころはフリードリヒがいた

あのころはフリードリヒがいた

ヒトラー政権下のドイツ,人々は徐々に反ユダヤの嵐にまきこまれていった,子どもたちさえも…その時代に生き,そして死んでいったユダヤ少年フリードリヒの悲劇の日々を克明に描く.

...続きを読む

あのころはフリードリヒがいた のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月12日

    事実を押さえた筆致で綴る。筆者リヒテルがフリードリッヒと過ごし、関わった17年はモノクロで再現され、取り囲む景色、人々、会話が再現される。

    善悪を語るのではなく、これを読んだ人間がどう感じ、どう捉えたか、それぞれの胸に手を置いて考える事を突き付けられる。
    ナチスモノを始めて読んだのは14歳の時の「...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月02日

    悲しいお話だった。特に最後のフリードリヒが蹴られて死ぬところは「僕」たちが自分の身を守る為に何もできずにただ見ているだけだったので辛いなぁと思った

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月31日

    ナチスによるユダヤ人の迫害。
    市井の人々の目線で描かれるとまた違う迫力がある。
    進んで暴力に加わるもの、躊躇いながらもその力に陶酔してゆく者、抗い信念を貫こうと苦しむ者。
    岩波少年文庫、大人の胸にも強く残る作品だった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月25日

    2021年のオリンピック演出(演出家が過去ホロコーストをネタにした)といい、日本人は今一度世界が抱える歴史にしっかり向き合うべきだと考える!!!


    この本を読んで、演出家の方は当時の状況を面白おかしくネタにしようとは絶対に思わないはずだ。

    当たり前の日常から、少しずつ迫害を受けていく生々しい状況...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月16日

    読みながら苦しかった。読み進めるうち、徐々に苛烈になっていくユダヤ人迫害。深くなっていくフリードリヒ一家の絶望。シュナイダーさんの、ユダヤ人への迫害が20世紀という理性ある時代にもなって、そこまで酷いものにはならないだろうという期待に、胸が詰まった。どうしてこんな結末にならなければならなかったのだろ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月26日

    人間て、自分が苦しい状況になった時、他者を見下したり攻撃したりしたくなるのか。
    冷静に善意(いや、普通)の感覚を持っている人がいても、それを貫けない世の中になってしまう。
    だから、少なくとも、周りに流されるんじゃなく、自分の頭で考えられるようにしたい。

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月31日

    さまざまな出来事が時系列で進んでいく。
    リヒターの作品3作目にして初めて一気に読みきりました。ノンフィクションが好きなせいかもしれません。あとがきにも「おそらくこの作品のほとんどが著者自身の体験、少なくとも自分の眼で見、耳で聞いたことだろうと思います」とあるので。

    アンネの日記があまりにも有名です...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月25日

    小学生の時に読んだが再読。
    フリードリヒを、どこか遠くの昔の誰かとしか捉えられなかった昔とくらべて、今はもっと身近に感じられ、残酷すぎて読むのが辛かった。
    主人公が集団心理に負けてユダヤ人の家を襲うシーンが強烈に怖かった。

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月04日

    ドイツがナチスの指導の元第二次世界大戦へと進む中で、ドイツ人の「ぼく」が隣人、そしてユダヤ人のフリードリヒとの交流を日記にして当時の時代を描いた作品。
    中学生のころ一編が教科書に掲載されており、当時読んだが、20数年の時を経て、古本屋で三部作で販売されているのを見て再読。そしたら最初は辛くて読めなか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年10月22日

    ナチスの負の部分、加害者としてのドイツについてじっくり学ぶドイツ。
    映画「シンドラーのリスト」を観たり、この小説を読んだりする。それは悲劇を繰り返さないため。これに尽きる。ドイツ人のコラムニストの記事に触れこの本を再度読んでみた。

    翻って昨今の日本はどうだろうか。
    日本の加害の部分に触れる物語より...続きを読む

    0

あのころはフリードリヒがいた の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

岩波少年文庫 の最新刊

無料で読める 児童書

児童書 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す