作品一覧

  • 若い兵士のとき
    3.8
    1巻792円 (税込)
    17歳で志願し入隊してから20歳で敗戦を迎えるまで,ナチ政権下のドイツで,〈ぼく〉が実際に体験した戦争のなまなましい姿.前線で左腕を失い,将校になってまた前線へ──壮絶な日々のできごとを短いエピソードで淡々とつづる.『あのころはフリードリヒがいた』『ぼくたちもそこにいた』に続く,3部作の完結編.

    試し読み

    フォロー
  • あのころはフリードリヒがいた
    3.0
    1巻858円 (税込)
    ヒトラー政権下のドイツ,人々は徐々に反ユダヤの嵐にまきこまれていった,子どもたちさえも…その時代に生き,そして死んでいったユダヤ少年フリードリヒの悲劇の日々を克明に描く.

    試し読み

    フォロー
  • ぼくたちもそこにいた
    -
    1巻1,210円 (税込)
    優等生のハインツ,時代の流れに素直には従えないギュンター,そして〈ぼく〉.ヒトラー政権下のドイツで,青少年組織ヒトラー・ユーゲントに入団した少年たちが経験したことは? すさまじい勢いで戦争へ突入していく日々を,その時代に生きた〈ぼく〉が,克明に,そして淡々と描く.『あのころはフリードリヒがいた』の続編.

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 若い兵士のとき

    Posted by ブクログ

    被害者を書く話は数多くあれど
    加害者を書く者はなかなかいない
    その加害者ですら最初は善良な少年の姿形をしていることもある 人を変えていく

    彼らのような少年達が戦争が終わった後もなお、地雷撤去に駆り出されたと考えるとまた滅入る

    0
    2018年03月03日
  • 若い兵士のとき

    Posted by ブクログ

    散文形式で綴られている。時系列に並んでおらず、物語の前後がわかりにくいが、それだけつらい経験だったのだろう。
    もう戦争は起こしてはいけない。

    0
    2013年05月20日
  • 若い兵士のとき

    Posted by ブクログ

    「あのころはフリードリヒがいた」
    「ぼくたちもそこにいた」の
    完結編となるこの作品。

    読みながら、何か不思議だなと思っていたら
    この作品は各章が*で仕切られているだけで
    ストーリーがないことに気付いた。
    つまり、リヒターは記憶に残っていることを
    絞り出すようにして、
    ただただ、書き残したのだろう。
    思い出すこともつらく、思い出したくもないことを
    「伝えなくては。。。」という使命感のみで
    懸命に書き残したことが伝わる文章だった。
    一説には、リヒターはこの作品を最後に
    筆を折ったとも言われている。
    それだけつらい作業だったんだろうと思う。

    この三作品を読んで、まず「知る」ことが大事だと思った。

    0
    2011年02月17日
  • あのころはフリードリヒがいた

    購入済み

    何時でも起こり得ること

    最近の国際情勢を見るにつけ、いつでも長い時間をかけて築かれた平和な安定した状況は短期間で暴力的に崩壊するということを、作者は時系列と事実のみを淡々と描くことによりその不変性のある事実がこれからも起こり得るという事を身近に感じさせられる。

    #怖い #深い #タメになる

    0
    2021年08月27日
  • 若い兵士のとき

    Posted by ブクログ

    訳者のあとがきにもあるように、前二作とは形式が異なり、日記の様な断片的な話の羅列になっている。ほとんど年齢のかわらない「ぼく」と私の、なんと遠いことだろう。生まれた時代の差はこんなにも。

    0
    2011年02月11日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!