ぼくたちもそこにいた

ぼくたちもそこにいた

優等生のハインツ,時代の流れに素直には従えないギュンター,そして〈ぼく〉.ヒトラー政権下のドイツで,青少年組織ヒトラー・ユーゲントに入団した少年たちが経験したことは? すさまじい勢いで戦争へ突入していく日々を,その時代に生きた〈ぼく〉が,克明に,そして淡々と描く.『あのころはフリードリヒがいた』の続編.

...続きを読む

ぼくたちもそこにいた のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年07月08日

    「あのころはフリードリヒがいた」と、ほぼ同時代を描きなから、視点としては、ヒトラーユーゲントの一員としてどう過ごしていたか、ということが描かれている。
    少年~青年までが「組織」として統率されている。
    だから、そういうのになじめる子にとっては、わりとわくわくできたかもしれない。
    ただ、行き着くところは...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月16日

    あの頃はフリードリヒがいた同時期を、別の視点、ヒトラーユーゲン側から物語を語っている点がとても面白かった。
    立場によって見方や考え方、苦悩がある事をこの本から学ぶ事ができる。

    また主人公の戦友・ギュンターの父は最初ナチス反対派だった後、後半では戦争に積極的に。
    社会情勢が人を変えてしまったひと場面...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年05月20日

    登場した作者の友達は無事復員できたのか。書いてない辺り、復員できたのは作者くらいなのでは。
    戦争はいやですね。戦争に盛り上がっていくあの独特な雰囲気もいやだ。

    0

    Posted by ブクログ 2011年02月12日

    「あのころはフリードリヒがいた」の続編となるこの作品。
    この作品は、ヒトラー・ユーゲントに入団した
    3人のドイツ人少年の経験を書いている。

    この作品を通して、少年達の中にも様々な葛藤が
    あったことが分かる。
    すぐに染まった者。
    何かおかしいと思いつつ、進むしかなかった者
    できるだけ抵抗した者など。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年02月10日

    冒頭の著者の言葉、「わたしは参加していた。〜わたしは、もう二度と信じないだろう。」が衝撃的で、読み終えるまで心臓の辺りでもやもやと沈澱していた。年号と共に付された「ぼく」の年齢が自分の歳に近づくにつれもやもやは濃くなった。

    0

    Posted by ブクログ 2009年11月01日

    あの頃はフリードリヒがいた、と同時期に進む物語。「ぼく」がフリードリヒのときの「ぼく」なのか、はじめはわからなかった。もうちょっと交じっていて欲しかったのかもしれない。
    ぼくは本当にあの頃のドイツの少年で、隔たれた世界にいた。善悪よりも、場に流されてしまう少年である。
    熱狂的なヒトラー派のハインツと...続きを読む

    0

ぼくたちもそこにいた の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

岩波少年文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す