若い兵士のとき

若い兵士のとき

17歳で志願し入隊してから20歳で敗戦を迎えるまで,ナチ政権下のドイツで,〈ぼく〉が実際に体験した戦争のなまなましい姿.前線で左腕を失い,将校になってまた前線へ──壮絶な日々のできごとを短いエピソードで淡々とつづる.『あのころはフリードリヒがいた』『ぼくたちもそこにいた』に続く,3部作の完結編.

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若い兵士のとき のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    被害者を書く話は数多くあれど
    加害者を書く者はなかなかいない
    その加害者ですら最初は善良な少年の姿形をしていることもある 人を変えていく

    彼らのような少年達が戦争が終わった後もなお、地雷撤去に駆り出されたと考えるとまた滅入る

    0
    2018年03月03日

    Posted by ブクログ

    散文形式で綴られている。時系列に並んでおらず、物語の前後がわかりにくいが、それだけつらい経験だったのだろう。
    もう戦争は起こしてはいけない。

    0
    2013年05月20日

    Posted by ブクログ

    「あのころはフリードリヒがいた」
    「ぼくたちもそこにいた」の
    完結編となるこの作品。

    読みながら、何か不思議だなと思っていたら
    この作品は各章が*で仕切られているだけで
    ストーリーがないことに気付いた。
    つまり、リヒターは記憶に残っていることを
    絞り出すようにして、
    ただただ、書き残したのだろう。

    0
    2011年02月17日

    Posted by ブクログ

    訳者のあとがきにもあるように、前二作とは形式が異なり、日記の様な断片的な話の羅列になっている。ほとんど年齢のかわらない「ぼく」と私の、なんと遠いことだろう。生まれた時代の差はこんなにも。

    0
    2011年02月11日

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