医者は患者の何をみているか ──プロ診断医の思考

医者は患者の何をみているか ──プロ診断医の思考

770円 (税込)

3pt

3.7

病名よりも診断よりも大切なのが治療です。症状の原因が分からず、診断名も与えられない……ということでいろいろな病院や科へ回る患者さんがいます。それは間違っています。症状が起きている仕組みやメカニズムが推定できれば治療はできるのです。では医者はそのために患者の何をみているのか? プロ診断医が行う病態把握のための四次元思考をお見せします!

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医者は患者の何をみているか ──プロ診断医の思考 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月21日

    総合内科医の國松淳和先生の新書。

    医者が患者を見たときに、どのように「診断」をしているのか。一般的な「診断」という言葉の定義を示したあと、國松先生個人の頭の中で行われている診断方法を言語化した本。


    この本は、もしかしたら診断医さんに向けて書かれた本なのかな?いや、やっぱり患者側の立場である私の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月09日

    第1章で出てきた画像診断、病理診断、臨床診断の話は納得できるもので、第3章の事例解説、第4章の"斬りかた"の話も楽しめた.が、第5,6章は意味不明.第7章と"おわりに" では話が結論めいた形になってほっとした感じだ.治療が第一で病名を決めることは二の次だという...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月10日

    CTやレントゲンを見て患者を診断する医者の視点は、財務諸表や信用調書を読んで企業分析をする与信審査や投資判断に近いのではないか?と思って読んでみた。

    実践と座学の往復が有効
    他人の経験をどこまでリアルに自分のものにできるか
    「直観」も大切に
    最終的には職人的に把握する

    はっとさせられるね。共通す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月25日

    医師と患者の間には大きな溝がある。
    患者は間違いなく当事者なのに、診療の場では医師との知識の差により疎外される。
    ではどうしたらいいのか。
    しかし、それは実は本書の中心的な主題ではないようだ。

    症状が出るメカニズムがわかっていれば、病名も診断名もなくても、治療はできる。
    やる意味のある検査かどうか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月16日

    医師が診断を行う際、どのように意識を、判断力を使っているのかが説明されています。

    ソーシャルワーカーの私が読んでも参考になる視点の持ち方、意識の動かし方が紹介されていて、とてもおもしろかったです。

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    Posted by ブクログ 2020年12月08日

    全ての著作を網羅している訳ではないけど、自分が読んだ範囲内では、書かれている内容も勉強になる印象。それもあって、新書という一般向けの媒体を通しての本書には、どんな切り口でくるのか、期待をもって読み進めたもの。将来的に、言語化が非常に難しいと思われる、個人の思考過程について、医師の立場から論じられたも...続きを読む

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