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さまよう溥儀。 紫禁城を追われた最後の皇帝(ラストエンペラー)は、日本の庇護下に。 混沌の中国で天命を、龍玉を抱く者は誰か。 累計590万部! 「蒼穹の昴」シリーズ第五部、堂々開幕!!(全4巻) 1933年春。 父の築いた国と軍を失った張学良は、欧州へ向かった。 清朝最後の皇帝・溥儀は「満洲国」の執政となっていた。 北京では前の大総管太監・李春雲が、一人の女性の許を訪れる。 紫禁城を去ってからの溥儀がいかにして生きたか、 その証言者は史上はじめて皇帝を離婚をした、元皇妃であった。
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Posted by ブクログ
一気に読み切ってしまいました。何故あんまり評価が高くないのかわからないくらい、とにかくひたすら面白かったです。 蒼穹の昴シリーズも11巻目に来ました。この、一人の女性が語る話の運び方が本当にわかりやすくて面白くて、今のところシリーズ内で一番好きです。 「女性の本性は政治ではなく、真実の愛を求めるこ...続きを読むと。老仏爺が教えてくれました」という台詞があって、それは傷ついた文繍には癒しだったかもしれない。でも、どうしても生きることは政治に繋がってしまう。貧しくとも読み書きができなくともという話なのかもなと思いました。自分の運命は絶対に変えられるのだと。 "でも、これだけは言える。神と悪魔はけっして対峙する存在ではなく、ひとりの人格の、あるいは一つの国家の併せ持つ、ふたつの貌だということ。" "国家にも人間にも善悪はないと思います。みずから善行と信じたものが、他者にとっては悪行となるだけです。" どちらも納得のいく言葉でした。 史上初、中華皇帝と離婚した皇妃、文繍が歳をとった春児と朝日新聞記者で史了の早稲田の教え子、北村記者に紫禁城を追い出されてから「満洲国」に至るまでに何が起こったのか、家族とは何か、離婚によって得られる自由とは何かを語る話。
清のラストエンペラー溥儀が紫禁城を追われて満州へ行くまでを主に側妃の語りによって進められます。とても読み応えがありました。
満洲国が建国され、溥儀が東北へ逃れた時期から物語が再開する。 溥儀と離婚した妃・文繍の語りが中心で物語が進む。 共感できるところもあれば、共感できないところもあり、、、。 とにかく、物語の土壌が整った。これからどうなるか楽しみ。
感想は最終巻で書く さすがです。 登場人物の“語り”という浅田次郎節で、手に取るようにして眼の前を物語が進む。 この巻はドキュメント“元淑妃 文繡”編 ラストエンペラー物語となるとどうしても宣統帝溥儀中心であるところ、中国四千年で唯一皇帝相手に離婚訴訟をした女性の口から語られる“お話し”は、ま...続きを読むさに“豊情”のドキュメンタリー。
壮大なストーリーにまた戻ってくることができた。 この物語の行く末がどうなるのか続きを読むのが怖いけど気になる。
1巻は、溥儀の第2夫人の文繡の語りで進む。 浅田センセの本気の(?)日本語はものすごく美しいなぁ。 懐かしい面々が登場してうれしい反面、史実の無念な結末に進むのが何とも・・・。
蒼穹の昴が忘れられず、辛い事があるとこれを読み返し、号泣してスッキリすると次に進み、このシリーズの張作霖の生き様に感動しつつ、懐かしい人達の登場にワクワクしてまた、読み返す 私の人生の一冊というか最大の本がこのシリーズです
冒頭は蒋介石に軍を禅譲してイタリアへの船上の人となる張学良。 袁世凱、孫文は既に退場し、中華民国は成っているが、革命勢力、張作霖、日本軍の睨み合いの中で溥儀の王室は生き永らえている。 以前は英邁な皇帝と王妃として語られていた溥儀と婉容、第2夫人の文繡から語られる姿は憐れで哀しい。天津での散財も皇帝...続きを読むは金の意味を知らないから、散財とも認識できない。タイトルの蒙塵の言葉が沁みる。 張作霖からの提案を決断できない溥儀。こういう可能性もあったんだろうか。 張学良の登場シーンは少ないが、プレイボーイの浮名も伊達じゃないカッコ良さ。 梁文秀も再登場したが、物言わぬ春児の変わらぬ誠意が懐かしい。
宣統帝溥儀の側妃が離婚したという事件を通じて、溥儀の身に起こった混乱を極める事情が、登場人物の主観で語られる。史実という型枠の中で、誰に語らせるか、どの程度の脚色を加えるかが十分に吟味され、テンポよく読み進めることができた。 本シリーズも、ここまで来たら読み切るしかないと思う。
皇帝と離婚をした側妃とその妹の語りで進んでいく、離婚して自由を得るまでの物語。 どうしようもないではなく、天命でもなくそれぞれが選んだ人生を歩んでいるのだと教えてくれる。 晩年期の文秀や春児が出てくるのも懐かしい登場人物にまた会えてうれしくなる。
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