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あらがう馬占山。 満洲事変勃発。たった一人の戦いが始まった。 日本、満洲国を建国。 張作霖の馬賊たちが選んだそれぞれの道は。 累計590万部! 「蒼穹の昴」シリーズ第五部!(全4巻) 1931年9月の満洲事変。 張学良の不在時に満洲の占領を開始した日本軍に対して 馬占山は徹底抗戦を掲げ、決死の戦いを繰り広げる。 溥儀は「満洲国」にてふたたび皇帝に即位する希望を抱き天津を脱出、新しい都へと向かうが――。
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Posted by ブクログ
感想は最終巻で書く この巻はこれまでの登場人物が次々と再登場する。 「中原の虹」の馬占山ら馬賊の雄 日本陸軍 吉永将 「マンチュリアン・リポート」の志津邦陽 特に巻の終わり、梁文秀と玲玲の里帰りは「蒼穹の昴」からの長い物語が蘇り、読むにつれ鳥肌が立つほどとなった。
ぼろぼろに泣きながら読んだ。誰も死なないで、生きてと唱えながら読んでいる。 本当に孤独な者は、自分が孤独であると理解できない。溥儀のモノローグから始まる第二巻。満洲国がいよいよできてしまった後の話。 吉永中佐は陸軍大学校の教官として予備役から現役復帰する。 "軍人が国民から敬せられる悪...続きを読むい時代になったと、吉永はつくづく思った" "「いかに有能であれ、一人の人間に権力が集中するのは、国家にとっていいことではありません」" "もしやわが国では、国会という機能そのものが、さほど重要視されていないのではあるまいか。「世界の一等国」としての体面を保つための、シンボルに過ぎぬのではないかと思う" 上記の、吉永が教官となったあとの描写がもう、もうこのご時世と重なって仕方がない。 鬼門の艮の方角、東北に流れていく溥儀。長春の街でいよいよ神経衰弱となっていくが、彼を取り巻く思惑は止まらない。誰も止められず進む。暗澹たる気持ちにすらなってくるがすいすい読ませるのは流石浅田次郎の筆だな。 戦いをやめて銀花と文瑞を幸せにするために生きることにした春雷。春雷と春雲の兄弟が関わりを持っていてよかったな。 そして第二巻の終盤、文秀と玲玲は故郷に帰る。春児が豊かにした、あんなに荒れ果てた大地だったのに小麦の実る楽園のようにした故郷に帰る。もう涙が止まらなかった。二人を監視するために同行した酒井大尉が、法律を学んだ聡明な人でよかった。 "「人間の不幸の多くは、法律の不備に起因します。よって、法律家のはしくれとして、やはりお詫びをさせていただきます」" もう涙が止まらなかった。まだあと後半の二巻分ある。塵を被って逃げる天子の話はどこへ行き着くんだろうか。
いやー、よかった。1巻のままの形式が続いたらどうしようかと思ってたけど、ちゃんと面白くなった。 一点(物凄く)残念なのは、2巻終了直前の梁家屯での馭者の歌を聞く前に、林先生の件で先に内容を聞かされてしまったこと。 浅田さん! そこは早まったんじゃ?
何の為に戦うのか?どうなっていくか分からない時勢で、何を目指していくのか、どこに忠義を持つかそれぞれの考えと行動で緊迫感が高まっていく。 歴史と知っている結末と物語がどう進むかが分からなくておもしろい!
〜2023.10.30 なぜ、人は争うのか。人を欺く、そんなことまでして、人はなにが欲しいのか。 その心理が理解できないから、それを知りたいから、私は20世紀前半の歴史物が好きなんだと、改めて思った。
満州国ができるまでの各国、東北の軍閥、日本の関東軍、それを抑えようとする日本の軍人、永田鉄山と武藤大将。志津大尉は御上からの意向を内心に秘め、関東軍の武藤大将の通詞として活躍。そういえばマンチェリアンレポートは読んだなあ・・・さて満州国は無事に成立するか。
第1巻の北京、天津でのダイアローグ形式の物語から一転、舞台を満州に移して張作霖の配下だった馬占山を中心にそれぞれの登場人物の立場でストーリーが展開する。 満州事変から満州国建国への時代を背景に、過去のシリーズからの主要人物が出揃ってきた感がある。 ストーリーも中盤になりテンポが上がってきて引き込まれ...続きを読むる。
満州国建国当初の時代が描かれる。 滅びた清の復興を目指すため、日本と手を組む溥儀とその一党。民国と対立する彼らは、満州国を梃子に、かつての帝国の威勢を取り戻そうとする。 一方、石原莞爾が独走して建国を促した満州国の処理に日本側は手を焼いていた。 国際連盟が派遣したリットン調査団の調査活動により、満州...続きを読む国は日本の傀儡政権として判断されつつあり、日本は国際関係から孤立していく。 時代のうねりとも言える政情に振り回される人々。それぞれが、自分の信念を貫こうと懸命に努力する。 運命のままならなさに負けない人々の強さや、儚さが描かれた巻。
本来の主人公、張学良は登場しない。張作霖の部下だった馬占山の抗戦が前半。馬賊の仁義の通し方は痛快。 志津中尉とか吉永予備役とか、総じて登場人物が傍流になったように感じるが、満州国建国の馬鹿馬鹿しさを語るのは、こういう人物の目が必要なんだろう。 浅田次郎節というか、その人物の心情語りが炸裂している。...続きを読む得意技ではあるけれど、この長い物語はこしないと書き連られないんだろうな。 関東軍の暴走の末にデッチ上がられた満州国。清国の再興を夢見る溥儀の姿は憐れさを増してきた。張作霖のかつての手下の張景恵のような馬賊のも言い分はあるんだろうな。張作霖を爆死させなけりゃ良かったじゃないかと思うんだが。 出鱈目な状況を打開するため赴任してきた武藤将軍。 その後のウンザリな歴史を知ってはいるが、ちょっとでも良い夢を見せて欲しいな。
この巻は中原の虹に出てきた人物が複数いて、名前が読めると俄然面白かったです。それぞれの人生がどう動いていくのか次巻が楽しみです。「役にたつ人だから役人」ホントにね、です。
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