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40年ぶりに帰るふるさとで待っていたのは、初めて会う〈母〉だった――。大企業の社長として孤独を抱える松永徹。退職と同時に妻から離婚された室田精一。親を看取ったばかりのベテラン女医・古賀夏生。人生に疲れた三人が選んだのは「里帰り」だった。囲炉裏端に並ぶ手料理や不思議な昔話。母と過ごす時間が三人を少しずつ変えていく……すべての人に贈る感涙の物語。ふるさとを、あなたへ。(解説・赤坂憲雄)
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「母の待つ里」
2025年8月30日~ NHK総合 出演:中井貴一、松嶋菜々子、佐々木蔵之介
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Posted by ブクログ
泣かせの浅田次郎だから、最近 避けていたけど。 やはり、上手。 若い頃は、毎日精一杯忙しくて、それを通り抜けると何をしていいかわからなくなる。 すごく、よくわかる。時間はあっても、前ほど買い物や旅行や飲み会に興味がなくなってきているから。 長いその後に寂しさが忍び寄る感じ。よくわかる。
TVドラマになって興味深く読んだが、本はさらにずっしりと重い。そしてキャストもぴったりだったことを感じる。風景描写、食べ物の豊かさ、言葉のニュアンスもさらによく伝ってくる。
昨日からNHKで始まったドラマには間に合わなかったけど、とても楽しめた。先日65歳になった自分には、昨夜夢で見たことだったかなと自問したくなるような、あるいは自分の現実と小説の世界がどっかで交差してるんじゃないかと疑ってしまうような感触を味わった。録画したNHKドラマを観るのがとても楽しみになった。
現代人の孤独な心のうちを穿つストーリー。短編集のようでいて絡み合う登場人物の心理。古き良き時代への懐古をバブル入社時代の中年世代の現代視点で描く巧みさ。AIの登場もリアル。私にとって大ヒット!
うさぎ追いしかの山、小鮒釣りしかの川〜 10代、20代にはもう無いのかもしれないが、50代以上には明確な故郷のイメージが存在すると思う。 そんなふるさとを母親を、実生活では持てなかった定年を越えた3人が、あるサービスを使って実現させた話。たった数回の訪問で、こんなにも偽母親を慕うのは、今の都会にでて...続きを読む、がむしゃらに突き進んできた我々が、どれだけイメージのふるさとを心で渇望していたのか。遠野物語をバックグラウンドにした、母親からの語りに、残されたものの悲哀がある。 「戦前は兵隊として戦場に、戦後は労働者として東京というブラックホールに連れ去られた」という一節が、心に刺さる。
浅田次郎さんの作品が好きで、この本も読んでみました。 人として大切にすべきことはなんだろうと深く考えさせてくれた作品です。
出身地を問われると[横浜]と答える。中華街生まれ中華街育ち。深夜まで人通りが絶えない街が故郷。 登場人物たち同世代。父母はもういない。母の待つその場が、故郷ならば、今私がいるこの街が子等の故郷。 この本を過疎化だ少子化だとのこの国の明日を憂う問題作と読むか、[おめはよぐやつた。誰がほめてくれなぐても...続きを読む、母は力いっへえほめてやる。]と今一度母から聞きたいとするか。 明日は子の好物でも作るうか。
実によく出来た…というのが率直な感想。 現代まさに直面している社会的な課題も含め、それらを哀愁と多くの人が人生の終盤に差し掛かったときに思うであろう、どうしようもない後悔と、それを打ち消そうとする自分なりの言い訳。 そして誰かを想う気持ち。 それらをなんとも絶妙な配合で織り交ぜられた作品でした。
上京し、電車が1時間に1本あるかないかくらいの地元(ただ国道沿いではある)には年に2回絶対に帰りたい!と思っている自分にはとても刺さり、寂しくなってしまった。 ふるさとの景色の描写が素敵で、風景が目に浮かぶようだった。 もし似たような状況の人がいたらこの話は絶対刺さってしまうと思う。 おばあちゃん...続きを読む子だったが、おばあちゃんとこのお話に登場する母が似ていて… 元気なうちに会っていっぱいお話ししなくちゃ!とあらためて思った。 そして都会に住んでいたが、ふるさとは必要、自分にもあればよかった、と思う人も、実際年を取れば取るほど多くなるんじゃないかなと考えさせられた。 そこを突くようなサービスって今あるのかな?とも関心が持てた。
匿名
お伽話のような
初めは TVのドラマで知ったお話。 むかしむかし ある所に… こんな風に 夢の中の物語のようだった。 このお話の過去は このお話の未来は 私の中で どんどんと膨らんでいってしまう。
#泣ける #切ない #感動する
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母の待つ里(新潮文庫)
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浅田次郎
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