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書斎の内外で起こる爆笑と福音の日々
JAL機内誌『スカイワード』で好評連載中のエッセイ『つばさよつばさ』から生まれた『アイム・ファイン!』の文庫版を電子化
「飛行機の座席を選ぶにあたって、私は必ず窓側を指定する。旅慣れた人は通路側を好むものだが、どうも外の景色がみえないと損をしたような気がするのである」
1年の3分の1は旅の途にある、超多忙作家の浅田次郎氏はまさに好奇心のかたまり。自身の目を通した国内外の出来事は、たちまち優れた一編の随筆へと姿を変えていきます。
NHKドラマ『蒼穹の昴』の北京ロケに足を運んでみると…『西太后の遺産』。都内を愛車で走るうちに警官に止められて…『やさしいおまわりさん』。最近目にしなくなった二千円札の謎を追ってみると…『消えた二千円札』。行きつけのアメリカのステーキレストランで目撃した驚くべき親子とは…『デブの壁』ほか、珠玉の40編を収録。
「命惜しくば南国の楽園にでも飛んで、体力を恢復したいところなのだが、酷いことにはその抜け殻にさえ、次なる原稿の締め切りは迫る」。
そう苦笑する浅田氏の書斎の内外で起こる爆笑と福音の日々が絶妙の筆致で描かれています。
Posted by ブクログ 2016年03月11日
主体がハゲ。パーソナリティがハゲ。アイデンティティーのありかがハゲ。浅田ハゲ次郎。
JALの機内誌に掲載されているエッセイをまとめた本。
浅田次郎な軽妙な語り口が楽しめる本作品は、他の「泣きの浅田」作品と同一作者とは思えない。
膨大な知識が背景にあるからこそ、生きるエッセイの数々は読んでいて本...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月25日
JALの機関誌エッセイをまとめた「つばさよつばさ」に続く第2弾。
あいかわらず文書構成が上手で引き込まれ、クスリと笑ってしまう様な話しの連続だった。
エッセイを通じて、浅田先生の生活が部分的に垣間見えるのが、更に親近感を持つ事となりファン心をくすぐる。
きれい事ばかりでなく粗暴な一面(ブラック浅田)...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月12日
「君もどうかね? 気持ちいいぞ」――文中に出てくるこのセリフのように、おススメしたくなります。
この本では、JALの機内誌『スカイワード』に連載中のエッセイを一気に読むことができます。人気作家のため、取材や講演などで飛び回っているのでしょう。日本国内に限らず、中国やラスベガスなどの話も出てきますが...続きを読む
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