沖縄と私と娼婦

沖縄と私と娼婦

825円 (税込)

4pt

4.3

ベトナム戦争への出撃基地となったアメリカ統治下の沖縄。1960年代末の返還運動、ベトナム反戦闘争が激化する時代、夜の風俗街に生きた人々。沖縄地上戦の傷痕、米軍最優先社会、生死隣合わせの米兵たち……。それらの矛盾を一身に背負った女たち。その姿をヒリヒリと肌を刺すような筆致で描く。今に続く沖縄が抱える問題の原点を激しく問いかける歴史的名著。

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沖縄と私と娼婦 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    性病とか妊娠の危険とかまだ若い子まで晒されていて、それがディープキスの延長だとしか考えられない無意味な大人にはなりたくない。私いたかったのって伝えて欲しがっている女性たちを感じます。

    0
    2021年07月24日

    Posted by ブクログ

    イデオロギーや隷属意識の視点ではなく、明日への生活の糧を得ようとする低所得者の奮闘から社会を俯瞰してみる。本土復帰前の沖縄と地元住民への偏見や差別の冷遇は、現代もなお政府を筆頭に温存されている。本土の人びとが異議を唱える覚悟は未だ少なく、臭いモノ扱いとして看過しようとする。そんな無関心に解決の糸口な

    0
    2024年01月09日

    Posted by ブクログ

    佐木隆三『沖縄と私と娼婦』ちくま文庫。

    1970年に刊行されたルポルタージュを文庫化。日本に返還される前の沖縄に佐木隆三自らが数年間滞在し、アンダーグラウンドから沖縄の今を描いた名著。

    日本でありながら米国の植民地であり続ける沖縄の現実は今もなお続く。米軍基地がある限り、日本政府が自国として沖縄

    0
    2019年05月18日

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