梅棹忠夫の作品一覧
「梅棹忠夫」の「知的生産の技術」「文明の生態史観 増補新版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「梅棹忠夫」の「知的生産の技術」「文明の生態史観 増補新版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
名著ということで少し前に買っていた。置いていたが気になってふと読んだ。
知的生産とは、頭を働かせて新しいことを人にわかる形で提出すること。そして、そのやり方を教わらないので、自分なりの技術を持っていない人が多い。それを考えていこうというのが主題。
フィールドワークのごとく日常の発見をカードに書き、それを後で見て複数のカードの関連をみて、自分の関心を理解したり新たな発想を得たりすることが人間らしさをもたらす。仕事ではこの流れは定着していたが、それを日常に広げていくと、視野が広くなり物事の前提から捉えるような視座の高い思考ができるようになりそう。下手な旅なんかより、カードを使った日常の記録とそ
Posted by ブクログ
> かんたんにいえば、知的生産というのは、頭をはたらかせて、なにかあたらしいことがら─情報─を、ひとにわかるかたちで提出することなのだ...今日おこなわれている読書論のほとんどすべてが、読書の「たのしみ」を中心に展開しているのは、注目してよいことだとおもう。今日、読書はおもに知的消費としてとらえられているのである。(知的生産とは)
> あらゆる現象に対する、あくことなき好奇心、知識欲、包容力。そういうものにあこれていたのである。そのあこがれから、わたしたちはわたしたちなりに、手帳に書くことがらの、内容と形式とを開発していった。私たちの手帳は、単なる実用メモではなかったし、また、日
Posted by ブクログ
【全体の主張】
人類の文明の発展には「生態(自然環境)」と「社会構造」の相互作用がある。
特に、ユーラシア大陸を東西に分けて、「東の世界」と「西の世界」の違いを軸に文明の成り立ちを分析します。
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【文明の分類】
梅棹は、ユーラシア大陸を中心に世界を以下の2つに分けて考えます。
1. 第一地域(西ユーラシア)
•中心:ヨーロッパ・中東
•特徴:牧畜を基盤とした移動型の生活文化 → 激しい宗教対立(例:キリスト教 vs イスラム教)
•文明:発展は早かったが、宗教や階級社会に縛られがち
2. 第二地域(東ユーラシア)
•中心:日本・中国・東南アジア
•特徴:稲作を基盤とした定住型文化