梅棹忠夫の作品一覧
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Posted by ブクログ
【全体の主張】
人類の文明の発展には「生態(自然環境)」と「社会構造」の相互作用がある。
特に、ユーラシア大陸を東西に分けて、「東の世界」と「西の世界」の違いを軸に文明の成り立ちを分析します。
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【文明の分類】
梅棹は、ユーラシア大陸を中心に世界を以下の2つに分けて考えます。
1. 第一地域(西ユーラシア)
•中心:ヨーロッパ・中東
•特徴:牧畜を基盤とした移動型の生活文化 → 激しい宗教対立(例:キリスト教 vs イスラム教)
•文明:発展は早かったが、宗教や階級社会に縛られがち
2. 第二地域(東ユーラシア)
•中心:日本・中国・東南アジア
•特徴:稲作を基盤とした定住型文化
Posted by ブクログ
実は先に「文明の生態史観はいま」の方を途中まで読んでいたが、これは対談であってやはり先に「文明の生態史観」を読まないと分からないと思った。それでこの本を読み出したのだが、全く今読んでも現在を体現しているように感じる。それは最近読んだ「地球史マップ」というビジュアルな分厚い本と、もう一つ、「小麦の地政学」。その中に先生の言われている楕円形の地図がでている。
「ひずみなき世界の姿を」で全地球的な課題について比較文明論を考えることはできるはずだ、と先生は言われている。
50年経ってこれほど繋がったこの本と地球史マップ はありえない、と感動した。
第1地域と第2地域の知識人における政治的意識と政
Posted by ブクログ
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屋久島の章良かった
梅棹忠夫も自然科学の基本は自然を愛することって言ってる。まず愛しているから観察するし愛してないものなんて見向きもしないでしょ。愛することが先だと思う。
理系は自然を愛する人々なんだよ。理系は頭が良いとか言ってるお前はバカ!
梅棹忠夫(うめさお・ただお)
1920年生まれ。京都大学理学部卒業。理学博士。京都大学教授、国立民族学博物館の初代館長を経て、1993年から同館顧問。専攻は民族学、比較文明学。世界各地の探検や調査をもとに、幅ひろく文明論を展開する。文化勲章受章。主著に『文明の生態史観』(中央公論社、1967年)、『狩猟と遊牧の世界』(講談社、1976年)