文明の生態史観 増補新版

文明の生態史観 増補新版

1,320円 (税込)

6pt

4.0

1955年、京都大学の学術探検隊に同行し、西アジア諸国を歴訪した著者。
その体験から生まれた視点により、対立ではなく平行進化として東西の近代化を捉え、〈中洋〉を提唱する。
60年代にかけての東南アジア、アフリカ各国訪問を経て、比較宗教論へと連なる論考の集成に、著者の到達点を示す「海と日本文明」(2000年)を増補する。
〈解説〉谷泰

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文明の生態史観 増補新版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    【全体の主張】

    人類の文明の発展には「生態(自然環境)」と「社会構造」の相互作用がある。
    特に、ユーラシア大陸を東西に分けて、「東の世界」と「西の世界」の違いを軸に文明の成り立ちを分析します。



    【文明の分類】

    梅棹は、ユーラシア大陸を中心に世界を以下の2つに分けて考えます。

    1. 第一

    0
    2025年05月03日

    Posted by ブクログ

    実は先に「文明の生態史観はいま」の方を途中まで読んでいたが、これは対談であってやはり先に「文明の生態史観」を読まないと分からないと思った。それでこの本を読み出したのだが、全く今読んでも現在を体現しているように感じる。それは最近読んだ「地球史マップ」というビジュアルな分厚い本と、もう一つ、「小麦の地政

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    比較文明学者(敢えてこう呼ぶ)の梅棹忠夫博士による表題作を含む十二の論考。彼の主張でユニークなのはユーラシア大陸を間の「乾燥地帯」で第一地域と第二地域に分け、封建主義から自己発展的という意味合いに置いて日本文明と西欧文明を同一視する「平行進化説」という考え方である。
    また、本書ではその思想の変遷や深

    0
    2025年10月15日

    購入済み

    「アジア」なる西洋目線の地域区分があまり腑に落ちなかった私には世界をユーラシア大陸中心部の破壊的勢力の影響をモロに受ける地域とその周辺に位置してあまり受けない地域に分けて考える発想は新鮮だが、腑に落ちる感じがした。著者も述べてるようにこれはアウトラインを描いてるので細かなところで同意できない部分もあ

    0
    2024年08月17日

    Posted by ブクログ

    考察の対象をアジア、欧州、北アフリカに限定し、西欧と日本の東西両端を第一地域、それ以外を第二地域として世界史を説明した本です。

    第二地域は、文明の発祥地だが、常に乾燥地帯の遊牧民からの侵攻を受けて発展が阻害されるが、第一地域は、優れた文明が伝播する程度に第二地域に隣接する一方で、遊牧民の侵攻から逃

    0
    2024年12月28日

    Posted by ブクログ

    日本と西ヨーロッパを第一地域、それ以外の旧世界を第二地域とする考え方、また第一地域において早く近代化が進んだ背景は興味深かった。一方で、その内容はYouTubeである程度知っており、それ以外ど新たにおっ!と思う内容に出会えなかったのが残念。また読み返したい

    0
    2024年03月31日

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