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情報と共に生きる上で必要な「知的生産の技術」が、この本には詰まっています。
1969年に出版された本のため、章によっては、現代にそぐわないものもあります。そのような章は、現在と比較して読むと非常に面白いです。
現代にそぐわない章として、「ペンからタイプライターへ」の章があります。漢字が打てないタイプライターでどうにか手紙を書こうとする努力が記されています。現在のWebやパソコンの普及した社会のありがたさが身に沁みました。
反対に、現代でもそのまま参考にできる章もあります。
特に、「読書」の章は非常に参考になりました。一度読んだ本を積んでおく「つん読法」など、知的生産をするための読書の技術が書かれています。
日々の暮らしのなかで情報と関わるすべての人に読んでもらいたい一冊です。
Posted by ブクログ 2021年01月03日
著者は、知的生産とは、「頭を働かせて何か新しい情報を人にわかる形で明らかにすることである」と定義している。
知的生産は一般的には、個性的・個人的営みであり、普遍性がなく公開不可能なものであると受け止められがちであるが、実際はその反対で、皆同じような工夫や失敗をしており、技術と呼ぶに足る客観性・普遍...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月06日
学校ではあまり教えてくれないが知的生産に必要なこと~メモの取り方、カードの作成の仕方と活用法、読書法、日記と記録、文章の書き方など~について、梅棹忠夫先生がまとめた本。
まだワープロも一般に普及する前の1969年発行だが、"京大型カード"の利用法や、将来"情報科&quo...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月01日
おもしろかった。
昨今のハウツー本のご先祖さまみたいな本。1969年刊。
1ページ目から「ひらがな多いな!」と思ったけれど、ひらがなタイプライターが日本にやっと3台だけある時代らしい。
手書きからタイプライターに移行できた喜びが伝わってくる。
学校に「情報科」という科目を置くようになるのでは、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月09日
知的生産の技術とはどういうことかを深掘りするために読みました。
印象に残ったの2つ
①整理の本質
整理とは、綺麗に並べる・収納すること。否、それは整理ではなく整頓。本来の意味は、必要なものが必要な時に取り出せる状態になっているか?ということ。そしてあり場所が決めることが整理の1歩目。
今までの自...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月10日
「知的生産」(人によって捉え方の違う言葉だと思う)何かをつくりだす、あるいは研究する技術について「考察」された本。
古い本で現代では解決されている問題(タイプライターなど)についても語られているのだが、
人の抱える悩みはいつの時代も同じなんだと、気付きを得られる部分も多かった。
例)整理と整頓の違...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月19日
Obsidianを使い始めるにあたりZettleKasten(≒京大式カード)について知りたくて読んだ。
仕事や研究の際、誰もが身につけるべき共通の基礎技術的なものになる、情報の検索、処理、生産、展開(と、記録)。
これらについて学校で教わることもなく、職場で他人と共有することもないのがほとんどでは...続きを読む
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