女と文明

女と文明

858円 (税込)

4pt

4.1

「男と女の、社会的な同質化現象はさけがたい」――今や当たり前にも思えることを六十年前に民族学者の立場から徹底的に論じた梅棹忠夫。発表するや賛否両論の大反響を巻き起こした「妻無用論」「母という名のきり札」を含む慧眼の書。有賀薫氏、酒井順子氏、花田菜々子氏推薦。
〈解説〉上野千鶴子

【目次】

まえがき

女と文明

アフガニスタンの女性たち

タイの女性たち

家庭の合理化

妻無用論

母という名のきり札

家事整理の技術について――家事整理学原論Ⅰ

すてるモノとすてられないモノ――家事整理学原論Ⅱ

あたらしい存在理由をもとめて

女と新文明

情報産業社会と女性

『女と文明』――追記

解説 「妻無用論」から半世紀をへて 上野千鶴子

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女と文明 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年11月16日

    雇用機会均等法が施行された頃に、梅棹さんの予言したような世の中に法律だけでなく実態が移行していたら、失われた20年にはならなかったように思いました。逆に、このままでは、日本は、危ないのではと。

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    Posted by ブクログ 2021年01月29日

    梅棹先生、流石です‼️
    半世紀以上前に女性の生き方について、こんなに的確な論考をしていたとは…。未来の予見もほぼ当たり。この半世紀の間に男女の関係はほぼ逆転しました。この先がどうなっていくのか、梅棹先生に伺いたいです。

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    Posted by ブクログ 2021年01月02日

    梅棹先生、万歳!
    時代は妻不要というより、夫不要の流れ。

    なぜかと言えば、これだけ簡略化された家事すらもできない男が多いから。
    そして、伝統と専業主婦たちによって無駄に高度化された家事を、男は引き継げないから。(例えば、ハロウィーン・クリスマス・おせち料理の段取りとか、きちんとやれる&やろうとする...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月29日

    最初に出てくる昭和の主婦、完全に父方のおばあちゃん
    梅棹先生はみんぱくの元館長で、ミュージアム論みたいなことも論じているけど、根本的にモノやヒトの機能や役割を考える姿勢は一貫しているんだなあとおもう。

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    Posted by ブクログ 2022年08月24日

    私は料理するけれど、揚げ物は絶対家でやらない。家事について合理化をしようとしても、家族の女陣営が阻んでくるから推し進めにくい。いらないものは捨てたらええのに~❣️

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    Posted by ブクログ 2020年11月20日

    誰にでもおすすめしたい、というか、酒場に持っていってこの話題で2時間飲めるんじゃないか。

    家事、結婚、育児は比較的誰でも参加しやすく物申しやすいトピックだからこそ「燃えやすい」。当時は投書欄が「燃えた」らしいが(時代を感じる)たしかに専業主婦がスタンダードの時代にあって、この内容は「自分の仕事を否...続きを読む

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    購入済み

    時代を感じる

    2021年09月04日

    自分が子供の頃かそれ以前の時の話だなぁ、と読みはじめて思いました。なんだか受け入れられないなぁ、と途中で飛ばして上野千鶴子さんのあとがきを読んでみました。すると"なるほどー"と少し印象が変わってきて、著者は皮肉とユーモア好きではないかと勝手に想像しつつ、また読みはじめました。それ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年06月29日

    かつて主婦論争というものがあった。
    本書の著者梅棹氏自身は、当時自らが論争の当事者との意識はなかったようであるが、今から60年以上前に、「妻無用論」、「母という名のきり札」という刺激的なタイトルの論説を次々と発表したのであるから、賛否分かれるものだったことは推察できる。

    家事や育児を外部化するため...続きを読む

    0

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