作品一覧

  • 毒入りコーヒー事件
    3.3
    1巻950円 (税込)
    仕掛けられた「騙り」の罠 十三回忌の夜、嵐で孤立した家で起きた事件の真相とは? 市川憂人さん推薦! 「誰が毒を入れたのか? 油断するなかれ。大胆かつ巧妙に淹れられたその謎は、単純に見えて深く濃い。 カップの底から真相が浮かび上がるとき、読者は『自分が何服も盛られていた』ことに気付くだろう」 (あらすじ) 自室で毒入りコーヒーを飲んで自殺したとされている箕輪家長男の要。 遺書と書かれた便箋こそ見つかったものの、その中身は白紙だった。 十二年後、十三回忌に家族が集まった嵐の夜に、今度は父親の征一が死んだ。 傍らには毒が入ったと思しきコーヒーと白紙の遺書――要のときと同じ状況だった。 道路が冠水して医者や警察も来られないクローズドサークル下で、過去と現在の事件が重なり合う! (著者プロフィール) 朝永理人 1991年生まれ。福島県郡山市出身。第18回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、『幽霊たちの不在証明』で2020年にデビュー。 他の著書に『観覧車は謎を乗せて』(以上、宝島社)がある。
  • 観覧車は謎を乗せて
    3.5
    1巻770円 (税込)
    止まったゴンドラが動き出したとき、驚きの結末が待ち受ける! 『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作家が贈る、二度読み必至の六つの密室劇。 「同一円周上に配置された、決して重ならない大事件。 彼らの事情が交わり起こした『奇跡』を観測出来るのは、観覧車の外の貴方だけ。 見上げた時にだけ現れる伏線を見逃しませんように」――斜線堂有紀(作家) 「軽妙な語り口に心地よく身を委ねているうちに、油断していた。 謎が同時多発的に解けていく、ささやかながら凄まじい快感。 この新鮮さ、読めば分かります」――辻堂ゆめ(作家) (あらすじ) 不意に停止した自然公園に立つ観覧車――そのゴンドラ内に閉じ込められた六組の乗客たち。 自分を殺した犯人がいかにしてゴンドラから脱出したか考えてほしいという幽霊、観覧車の最高地点から標的を狙撃してほしいと依頼された殺し屋、爆弾とともにゴンドラに乗せられ、解除コードを当ててみせるよう強制された男……。それぞれの謎が解かれたとき、六つの密室劇が鮮やかに響き合う! (著者プロフィール) 朝永理人 1991年生まれ。福島県郡山市出身。第18回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、『幽霊たちの不在証明』(宝島社)で2020年にデビュー。
  • 幽霊たちの不在証明
    3.5
    1巻858円 (税込)
    2020年、第18回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作品。高校の文化祭のお化け屋敷で、首吊り幽霊に扮していたクラス委員の絞殺死体が発見された。果たして、彼女はいつ「本物の死体」になったのか。被害者に想いを寄せていたクラスメイトたちが、分刻みの“時間当て”で犯人を絞り込んでいく、ロジカルな学園本格ミステリーです。

ユーザーレビュー

  • 観覧車は謎を乗せて

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    思わず二度読みしてしまぃした。

    あ~騙された騙された!
    と心地よく叫びたい!

    1度だけでは❓❓❓で終わってしまいそうだったけどなるほどこう来たか。

    0
    2022年06月07日
  • 幽霊たちの不在証明

    Posted by ブクログ

    同じ著者の『観覧車は謎を乗せて』が気になり、デビュー作も評判とのことでこちらを先に。

    今っぽい。
    まず、ミステリ以外の部分の話を。
    文体の軽妙さが、似鳥鶏のそれにも通じる、もしかしたらより「若さ」のようなもの、現役に近いものを滲ませていて、ライトノベルではないギリギリのところを突いている感じがした(著者が意図しているかは分からないけれど)。

    題材が高校の文化祭ということで、お祭り的な雰囲気も手伝っているかもしれない。
    そもそも、文化祭の一日(またはその期間)に事件が起きるミステリというのはままある設定かもしれない。それこそ、似鳥鶏作品にもある。
    文化祭の非日常性と、殺人事件というのは相性が

    0
    2022年06月03日
  • 観覧車は謎を乗せて

    Posted by ブクログ

    誤作動により停止してしまった観覧車。そのゴンドラに閉じ込められた乗客たちの抱える謎を描いた群像ミステリ。
    自分を殺した犯人が消えた謎に悩む幽霊。休日を共に楽しむ父娘。スナイパーと依頼人の少女。なぜか告白に失敗してしまった男。友人の謎の行動に悩む女子高生。仕掛けられた爆弾を時間内に解除しなければならない男。それぞれの謎と思いを乗せたまま止まってしまった観覧車が動き出すまで、各登場人物たちの物語が次々と語られるのですが、それがどのように繋がるのか……それは読んでのお楽しみとしか言えません。
    終盤の怒涛の「解決編」が凄い!!! 速いテンポでするすると謎が解けていくのがまさしく快感です。

    0
    2025年07月31日
  • 毒入りコーヒー事件

    Posted by ブクログ

     十二年前に起きた兄の自殺と十三回忌の夜に起きた父の変死事件という過去と現在の事件が交錯するミステリーで、様々なパートからなる構成や真相を見抜いたと思ったら更に深まる謎の要素は勿論、最後の最後まで読者を欺き続けるストーリーとコーヒーのようなほろ苦い読後感が魅力的だった。

    0
    2025年07月17日
  • 幽霊たちの不在証明

    Posted by ブクログ

    文化祭のお化け屋敷を舞台にしたミステリーってありそうで無かったのではないないかと
    クラスメイトが死んだ割にはシリアスさがない、警官とか先生とか大人がまったく出てこないのは違和感だけど生徒のキャラが濃くて個人的には好き
    若手女優集めて即実写化案件だと思うのだが!

    0
    2024年09月01日

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