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仕掛けられた「騙り」の罠
十三回忌の夜、嵐で孤立した家で起きた事件の真相とは?
市川憂人さん推薦!
「誰が毒を入れたのか?
油断するなかれ。大胆かつ巧妙に淹れられたその謎は、単純に見えて深く濃い。
カップの底から真相が浮かび上がるとき、読者は『自分が何服も盛られていた』ことに気付くだろう」
(あらすじ)
自室で毒入りコーヒーを飲んで自殺したとされている箕輪家長男の要。
遺書と書かれた便箋こそ見つかったものの、その中身は白紙だった。
十二年後、十三回忌に家族が集まった嵐の夜に、今度は父親の征一が死んだ。
傍らには毒が入ったと思しきコーヒーと白紙の遺書――要のときと同じ状況だった。
道路が冠水して医者や警察も来られないクローズドサークル下で、過去と現在の事件が重なり合う!
(著者プロフィール)
朝永理人
1991年生まれ。福島県郡山市出身。第18回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、『幽霊たちの不在証明』で2020年にデビュー。
他の著書に『観覧車は謎を乗せて』(以上、宝島社)がある。
Posted by ブクログ 2023年09月30日
最後の最後にドンッと真相が出てきました。
初めて読んだときは、頭の上に?が浮かんでいましたが、何度か読み直すとある程度理解はできました。私的には、もう少し細切れにして真相を持ってきて欲しかったかな。
話の内容的には、トリックも筋が通っていて納得したので、ミステリーとしてはおすすめします。しかし、真...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月25日
特に最初の方なんですが、だれが喋ってるのか分からずちょっとイライラしました。
トリックに関係してるんだろうなと思いましたが、読みづらい。。
最後に色々解明していってスッキリでした。
あの2人が死んでしまうのはちょっとショックでした。
お姉さんもいい性格してんなと思いましたが、何で家族の前であんなにお...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月12日
単純に見えて複雑
文書は最初からなんだか誰目線なのか、誰の気持ちなのか分かりにくいところが多々あった
ラストにかけてなるほど、と納得してそこには驚いたが、肝心な動機や妹や相棒を真似て話す2人とよく分からない部分も多くて、書き手によるミスリードさもあるがまゆと大出のターンはもう少しスッキリした終わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月06日
単純そうでちょっとややこしいミステリー。
ネタバレ全開で書くと…
・12年前の事件は、妹がお兄ちゃんに頑張って欲しくて、毒薬をオレンジジュースに入れて不慮に殺した。
・ただ、そもそも毒薬を兄が持っていたのは、少量の毒薬であれば記憶障害を引き起こせる。妹に性的嫌がらせをしていた。
・今回の事件は事故...続きを読む
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