老いと記憶 加齢で得るもの、失うもの

老いと記憶 加齢で得るもの、失うもの

858円 (税込)

4pt

加齢によって、記憶は衰える――。それが一般的なイメージだろう。だが、人間のメカニズムはもっと複雑だ。本書は、高齢者心理学の立場から、若年者と高齢者の記憶の違いや、認知能力の変化など、老化の実態を解説。気分や運動、コミュニケーションなどが記憶に与える影響にも触れ、人間の生涯で記憶が持つ意味をも問う。加齢をネガティブに捉えず、老いを前向きに受け入れるヒントも見えてくる。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

老いと記憶 加齢で得るもの、失うもの のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    社会情動的選択制理論 SST(Socioemotional Selectivity Theory)
    老い先短いという認識が幸福感を高める:残された時間が限られていると、感情を調整することに動機づけられ、その結果感情的に価値のあることや感情的な満足感を重視し、それらを得るために認知的・社会的資源を投資

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

     高齢者が引き起こす痛ましい自動車事故のニュースが増えてきた。超高齢社会に入ったわが国には未曾有の事態が出来することは避けられない。自分の家族や、自分自身にも老化の様々な弊害が感じられるようになった今、何ができるのだろうか。本書を手に取ったのもそんな心理からであった。
     加齢によって認知症が発生する

    0
    2019年06月12日

    Posted by ブクログ

    記憶力が向上したからといって”物忘れ”が直るとは限らない、”脳トレ”をしたからといって認知症の人の日常生活の不都合が改善するとは限らない。考えてみれば当たり前のことが確かにあまり気づかれていない。老化の影響はひとそれぞれだし、やり方を学習する力は意外と衰えてはいない。いろいろ考える材料になる。

    0
    2019年01月08日

    Posted by ブクログ

    訓練で脳を鍛えられるのか、認知症を防ぐことはできるのか、などなど多くの方が興味をもっているであろう内容を、専門的な話を交えながら一般にわかりやすく説明した一冊です。

    記憶力の衰えを強く感じていたので、思わずこの本を手に取ったのですが、《忘れた》という意識がある間は大丈夫なのだそうです。認知症患者は

    0
    2025年05月10日

    Posted by ブクログ

    発達課題と記憶の関係について。感情のコントロールと認知機能についてなど読みどころが多い。

    歳をとると「習慣を変えることは困難」なのはワーキングメモリの衰えと関係がある、というあたりの解説が読んでいてちょっと怖くなる。

    あと「なぜ知識(意味記憶)は加齢で衰えないのか?」について。科学としては「衰え

    0
    2020年05月14日

    Posted by ブクログ

    若い頃に比べて、覚える力が落ちてきたと痛感することが多い。そんな意識のなかで、目に止まったのが本書である。副題に「加齢で得るもの、失うもの」とあり、得るものって何だ?と興味をもつ。
    車を停めた場所は忘れても、車の運転は忘れない、などわかりやすい対比で、衰える記憶と衰えない記憶を解説していく。脳の構造

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    記憶と一口に言ってもいろいろな種類があるが、老化により影響を受けやすい記憶とそうでない記憶があるそう。情報処理に必要なワーキングメモリーは影響を受けやすいとのことなので、徐々に読書スピードが遅くなってきているみたいなのもむべなるかな

    0
    2024年05月02日

    Posted by ブクログ

    「記憶力が衰えても、人は成長できる、

    柔軟に生きるヒントもらいました」という、

    中江有里さんの帯に惹かれて買いました。



    数年前から、記憶力や集中力が衰え、

    年のせいだから仕方ないのかなぁ。。。などと思いつつ、

    半分あきらめ気分なのですが

    それでも、何か参考になりそうな本があれば。。

    0
    2022年03月26日

    Posted by ブクログ

    ●→引用

    ●そして記憶の衰えをマネジメントするうえでも、SOC理論を当てはめることができます。1.覚えておくこと必要がある重要なことは記憶するのではなく(選択)、2.メモや手帳などの記憶補助ツールによって正確に記録し(最適化)3.記憶力の低下を補い、物忘れに対処する(補償)。
    ●スターン博士は、加

    0
    2020年02月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    たとえば、鍵を置いた場所を忘れるのは、置いた場所を忘れているのではなく置いた時に意識をしていないから。なるほど! 齢をとればとるほど、無意識の行動が増えている気がする。経験や知識でわかっているからいちいち考えずに動く。もう少し色々意識をもって行動しよう!と思う。納得ができる面白い本だった。
    勘違いな

    0
    2019年06月03日

老いと記憶 加齢で得るもの、失うもの の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

増本康平 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す