栗原俊雄の作品一覧
「栗原俊雄」の「大日本いじめ帝国 戦場・学校・銃後にはびこる暴力」「シベリア抑留 最後の帰還者 家族をつないだ52通のハガキ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「栗原俊雄」の「大日本いじめ帝国 戦場・学校・銃後にはびこる暴力」「シベリア抑留 最後の帰還者 家族をつないだ52通のハガキ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
この本に書かれている、大東亜戦争中の「いじめ」は、
これまで読んできた多くの本、、、代表は「はだしのゲン」だろうか?
を通じて嫌というほど読んできた。
なのでその記憶をよみがえらせる作業、という感が強かった。
え、ここまで酷いの?いじめ自殺もあれば、殺しもあるの?という思いはあったが、、
それより驚いたのは、
昨今、「戦前はいじめはなかった」などとのたまう人が少なからずいる、ということ。
そう、明治政府からの日本はすばらしかった、と、あの時代に戻したい連中が
そういうのだろう。
そのことの方が驚き。
いかにモノを知らないか。
あるいは知っててわざと知らんぷりをしているのか。
人間そんなきれ
Posted by ブクログ
「一年のうち8月だけ、戦争について考えることでいいのだろうか?」
「戦争被害に『節目』はないからこそ、発信し続ける意味がある」
と表紙に書かれている。
「8月ジャーナリズム」・・・8月に戦争に関する報道が集中すること。「8月が近づいてきたから、戦争に関する本を意識的に読もう」と思っていた。
本書で著者は書いている。
「戦後」とは何か。一般的な常識としては、「戦争が終わった後」ということだろう。しかし、戦争は本当に終わったのだろうか。
戦闘は、80年前に確かに終わった。だが、戦争被害は、終わらずに今も残っている。
「戦闘」は終わった。でも、「戦争被害」は残っている。この言葉にハッとし
Posted by ブクログ
「いじめ」という呼び方には、日頃から反対している。
力であれ言葉であれ、人が人を傷つける行為は、まごうことなき犯罪だ。加害者は自分の所業を猛省し、心の底から被害者に詫びなければならない。
「いじめはなかった/少なかった」と(なぜか)言われる戦前・戦時中にも、実は凶悪な「いじめ」が蔓延っていた。
太平洋戦争が題材のドラマでは、上官や憲兵が「貴様はそれでも日本男児か!」と、鉄拳を喰らわすシーンをよく見かける。だが実際はその程度で済まず、更には軍隊以外でも「いじめ」のフィールドが広がっていた…。
「いじめ」という呼び方がいかに相応しくないか。本書を読んで、そう実感してくれる人が増えることを願ってい
Posted by ブクログ
「八月ジャーナリズム」という言葉がある
聞いたことがある人、ない人、様々だと思うが、内容はなんとなく想像できるのではないだろうか
広島、長崎の原爆投下、玉音放送(終戦記念日)があり、お盆という死者を偲ぶ季節柄と相まって、毎年風物詩のように8月に集中し、繰り返される戦争報道を揶揄して使われる言葉
筆者は毎日新聞の記者であり、長年戦後賠償や戦没者の遺骨収容について取材を続けている栗原俊雄さん
本書は栗原俊雄さんの「八月ジャーナリズム」に関する、やや否定的な姿勢からスタートする
自らを「常夏記者」と称し、戦争報道はいつでも必要だとのスタンスで取材を続けられている
「八月ジャーナリズム」に対