特攻―戦争と日本人

特攻―戦争と日本人

ビジネス・実用
902円 (税込)

4pt

3.3

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第2次世界大戦末期、追いつめられた日本陸海軍は、爆弾もろとも敵艦船などに体当たりする特別攻撃=「特攻」を将兵に課した。当初は戦果を上げたが、米軍の迎撃態勢が整うと効果は低下。軍は特攻専用の航空機「桜花」、潜水艇「回天」なども投入する。だが大勢は挽回せず、敗戦までの1年弱の間に航空機だけでも4000人が犠牲となった。本書は、日本人特異の「戦法」の起源、実態、戦後の語られ方など、その全貌を描く。

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特攻―戦争と日本人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    特攻。
    世界戦史の中で日本だけが実行した十死零生の自爆攻撃。
    特攻が実行される前、その下地、特攻が許容される日本人の潜在意識、という歴史的且つ精神的な背景。
    そして特攻が実行されるに至った経緯、発案者、実施者、命令する側から見た特攻、命令される側である一般兵士の特攻。
    視点によって全く違う特攻が其処にある。戦後、生き残った命令者は特攻は自発的なものであったと言い張り、生き残った特攻隊員は自分の意志すら確認されない命令であったと言う。もちろん自発的な特攻もあったのだろうし、有無をいわさず特攻部隊に異動になる事もあったのだろう。
    一括りで全体を説明することはとても難しい。大正時代から昭和初期に男子として生まれたが故に特攻せざるを得なかった多くの若者たち。
    重く深く考えさせられる話でした。

    0
    2015年10月30日

    Posted by ブクログ

    特攻の歴史を概観できる新書。特攻が「組織的行動」になる前から、その雄姿を讃える土壌があったこと(楠木正成、肉弾三勇士…)をはじめに指摘。そこからどう「特別攻撃隊」として編成していったかが語られる。止む無く始めた特攻も、「敷島隊」の戦果から積極的に採用されていくが、米軍の対抗策から次第に戦果も上がらなくなっていき、末期には特攻じたいが自己目的化していく。
    本書が珍しいのは、短いながら「特攻」の戦後史が書かれている点だ。かつて神と崇められたが、戦後には犬死と評価され、「特攻くずれ」という差別語も生まれる。また『戦艦大和ノ最期』も当初(1950年代前半)は戦争賛美として批判されたという。戦前戦後の断絶・ねじれ。

    あと時々説明として入るトリビアルな解説は、それら知識に疎いので勉強になった。>特攻は二階級特進、攻撃機と戦闘機の違い、部隊名の付け方( 「三四一空 」は 、三 =戦闘機部隊で 、四 =呉鎮守府所属の 、一 =常設部隊)

    0
    2019年08月26日

    Posted by ブクログ

    一方的な見方を一方的な見方で修正しようとした感じで少々残念。この手の本はどんなに周到にしているつもりでも著者の思い入れがどうしても表出するもの、その意味でもったいないと思う。
    それにしても特攻を巡る疎外態のおぞましさはまさに戦慄モノ。まだ100年も経たない紛れもない事実が自分の生活する国の歴史に存在することをやっぱり強く意識しないと。例えば北方面がどうとか言って優越感を煽ってる場合じゃない、似たようなもんだったんだと思うんですがね、当方は。

    0
    2015年11月04日

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