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人は必ず老いて、寿命が尽きて死ぬ。医者も患者も家族も、国家も、この当然の真理を直視できずに目を背ける。「人生百年時代」などと浮かれているが、この長寿社会は人々に幸福をもたらしているのか。長生きのみを目的にする医療にはいかなる歪みが生じるか。癌患者にとって本当のハッピーエンドとは何か。臨床医として常に「死にゆく患者」と共にいる著者が、遠慮忖度なく現代医療の抱える根本的な矛盾を衝く。
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Posted by ブクログ
『ライフシフト』がベストセラーになってからというもの「人生100年」というワードは、もう耳にタコができるほど聴いた気がする。
人類は、誕生してからずっと、死の恐怖からの解放を追いかけてきた。その結果、ついに100年すら当たり前の時代に突入しようとしている。
なのにこの本は「人生100年」は不幸だと主張する。
なぜ、やっとの思いでたどり着いた長寿が不幸なのか?
幸福な長寿時代は、本当にあり得ないのか?
そんな思いで手に取ってみた。
多くの人は、自ら死を選択できない。
死に方を自身で選ぶことなんて到底無理であり、自死すらもほとんどの人が、する覚悟さえ持てない。
どんなに長寿になったとしても、そういう長寿以前の部分が解消できなければ意味がないのだと思う。
目的と手段の取り違えとは、よく言われることだ。
長寿そのものが幸福なのではない。
そこを今一度考えながら、これからの時代を生きたいと思う。
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