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医者だって人間だから、患者の好き嫌いは当然あるし、贔屓もすれば、外科と内科の対立も日常茶飯事。ほとほと疲れる日もあるけれど、輝く笑顔で退院する患者を、見送る。力を尽くしてもひっそりと消えゆく命を、見送る。どちらも私が選んだ仕事……。現役医師だからこそ「小説」でしか描けなかった、命の現場のいま。
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Posted by ブクログ
医者の葛藤や苦難を疑似体験できる。生きる、死ぬこと、死に際のことを考えさせられる。患者とのコミュニケーションって医者の仕事のすごーく大事な要素なんですね。医療業界もいろいろあるようです。
言葉は悪い?強いけど、愛情を感じた 。医師が必死に患者さんに向き合っている姿だと思ったし、うちの先生達も言葉にしなくても、こんな風にあがきながら、必死に頑張っているのかなと思ったり。
自らも喘息持ちということから呼吸器内科を専門とする現役医師が、「小説」として描いた本。特に肺がん患者の治療、その後の経過観察、ターミナルケア、そして看取りまでが詳しく描かれている。 ここでの主人公「里見先生」は、自信過剰なんじゃね?的だけれど、それだけの仕事もされる医師で、病気になったらこんな先生に...続きを読む最期まで診てもらいたいと思える医師だ。 延命という名目のもと、沢山のチューブに繋がれ意識のないままに“生かされている”。 家族は1分でも長く…かもしれないけれど、それが患者本人のためになっていることなのか? 家族も、治療する医師も、患者を上手に“見送ル”。患者自身も自分の納得できる“見送ラレ”方をされる。 現実の臨床では理想論なのかもしないけれど、自分が病気になったときにこの本のことを思いだそう。 里見先生の患者・家族へのインフォームドコンセントは、絶妙!!
「小説」でしか描けない、現役医師だけが知る病院の現実。 最期まで同じ病院で診てもらうこと、一人の医師に診てもらうことは幸運な事なのだと思わされる。 父を末期の肺がんで送った私には身につまされた。
フィクションなのか、ノンフィクションなのか、わからない。 ただ、医者の本音のようなものが、 ありのまま記述されていて、とても面白い。 専門用語はよくわからないが、読みやすかった。
人は必ず死ぬ。どうやって死にいたるかが千差万別なんだな。この本は肺癌にかかったケース。 まずはヤブ医者にはあたりたくないな。病院も選ばなきゃいけない。癌研は癌が治らないと判った瞬間に病院から出て行けって言われるんだそうだ。ツライね。 治る見込みもないのに、医者や家族の体面だけで延命や治療をされるのも...続きを読む勘弁だな。心臓マッサージをやると肋骨が数本折れるんだそうだ。 じゃあ、どうしたらいいんだろうね。運を天に任せるってことかな。
小説だと思って読み始めると戸惑う。まるで、医者の手記のようだから。 書いている人自身も、どっちだかわからないけどとにかく書いているようで、つまりは、名称を変えて、多少事実を構成しなおした、小説っぽい手記だと思えばいいのかもしれない。小説的な結構は見当たらないのだから。 そして、そういうジャンル分け...続きを読むがどうでもよくなるくらいの、圧倒的なリアリティである。これが医者の本音なのだとしたら、医者にかかることはとても恐ろしいことだと思った。 まあ、医者だって仕事なのだから、事務的にもなるだろうし、身も蓋もない考え方にもなるだろうと思う。 がんになってしまうことの、本当の恐ろしさの一端を知ることができる貴重な書であると思う。 がんが怖いというよりは、やはり治療とその影響、病態そのものが恐怖の対象なのだな、と改めて思った。 こんなに「死ぬこと」をリアルに描写している文章は初めてだった。
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里見清一
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