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Posted by ブクログ
まさにタイトル通りの内容。予想以上に面白かった。
院長の千葉大学小児外科時代の話。インパクトファクターが当時日本で2位になるほど、研究や論文発表したこと。40歳の時、大病で大学病院を去ることになった経緯。
開業するまでの嵐のようないきさつ。モンスターペアレント。小児科医から見た、耳鼻科医の抗生剤投与に対する疑問。
文章が読みやすく、本当に裏側まで書いてあってどんどん読めた。
参考になったのは、最後の方の章の「クリニックの選び方」。
・グーグルの口コミは無視
・ホームページをチェック
・専門医とは、「その分野に関して最低限の知識がある」くらいに考える
・一人前と呼べるのは「指導医」
・一流は「全国からセカンドオピニオンを求めて患者がやってくる医師」
・院長がどんな診療を目指しているか
この章を読んで、筆者の医院のホームページを見に行った。作りは古かったが、なるほど様々な情報が載っていて、特に「院長の裏の履歴書」が面白かった。
Posted by ブクログ
文章うまい!
そして、誠実なお人柄がにじみ出ている。
こういう先生に私もぜひ診てもらいたいけど、大人は見ないのね。残念。
タイトルから下世話な興味で読んでみたけど、ちゃんと私の知りたかったことが予想したよりもしっかりと書いてあった。
ほんとに開業医の方が勤務医より儲かるの? とか、医師会って何してんのよ? とか、耳鼻科と内科どっちに行くべき?とか(正確には、小児科と耳鼻科どっち?だけど、まあでもめちゃくちゃヒントになった。耳鼻科って…ちょっと…)。
でも、自分の医者選びの基準は正しかったと分かって良かった。質問したらちゃんと丁寧に答えてくれて、やたら薬出すだけじゃない医者。
けっこういるよね、質問しても全然まともに答えてくれない医者って。
あと、たまに抗生物質信者な人がいるが(私の元上司とかがそう)、まさか医者でもそんなのがいるとはビックリした。それは患者の無知がそういう先生を作ってしまったのかもしれないけど。
私は初診のときは「薬をたくさんもらって満足するタイプではないから、必要以上の薬はほしくない」となるべく伝えるようにしているが(中には伝えるのが難しいタイプもいるのでうまく意思疎通ができるとは限らないのだが)、やっぱり医者によって処方内容はものすごく違ってくるものなんだなぁと怖くなった。
知識不足じゃなくて本人の人間性が診察や処方に大きく反映してそうで嫌な感じ。まあどんな仕事も人間性が反映しない職業なんてないけれども。
しかし、白い巨塔は健在なんだなぁ。最初の留学のチャンスが到来した時にそれを許さなかった教授はひどいと思った。本人の将来を思ってではなく、便利だったから、という理由なのが悲し過ぎる(もちろんそれはご本人の見方で真実かどうかは分からないけれど、きっと真実だという気がした)。
医学部に限らず、大学というのは教授が部下の命運をガッチリ握っていて非常に怖いところだと思う。
以前、ほんの少しだけ働いた某国立大学の研究室の教授が漫画のキャラのような極悪人で、研究室のメンバー全員をあらゆる手を使って無意味に苦しめていて、私はただの事務方だったので、すぐ逃げ出したが、助教や講師たちその分野でキャリアを築こうとしている人たちは逃げるに逃げられず(よそに行こうとしても学問の世界は狭いので行けない)、本当に気の毒だった。あれはなんとかならんもんなのかね、と心底思う。絶望して死ぬ人がいても全然おかしくない。
そういう意味では、企業は(その会社がまともであれば)三権分立といかないまでも二権分立で、極悪パワハラ上司に人事部などが介入することができるし、自分でも助けを求められる。そうじゃなくてもよその会社までは権力は及ばないので、逃げ道もあるし、大学よりもずいぶん健全だと思う。
とにかく、この本の著者を留学させてあげたかったなぁ、と読んでいて私まで悔しく思った。
P.S. うちのクリニックのスタッフは偶然だけど全員美人!と自慢しているところは大きなマイナスだった。
それ言わない方が良かったやつよ。
綺麗な人が多いな、というクリニックはたまにあるが、あんまり好きな雰囲気じゃないところが多い気がする。
そうじゃなくても、そういうことを自慢する院長ってなんか嫌だと思った。
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