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帝都の鬼
古来より、異能を持つ美しき“鬼”が存在する日本。彼らは人間と同じ見た目ながら容姿端麗で、あやかしたちを従えて幕府を陰から支えていた。 だが時は移り、新たに権力を握った明治政府は彼らの力を恐れ、陰陽師に鬼やあやかしを狩り尽くすよう命じ、両者は敵対していた――。 駆け出し陰陽師の桜羽(おとは)は、幼い頃に赤髪の少年の鬼に母親を殺され、それ以前の記憶を失っていた。 身寄りを失った桜羽を引き取り育ててくれた陰陽寮の長官・月影冬真(つきかげ とうま)への恩返しと、鬼への復讐を誓って任務に励んでいたある日、鬼らしき女を追った先で、桜羽は美しい鬼の頭領・焔良(ほむら)に捕まり、彼の邸に軟禁されてしまう。 燃えるような赤い髪と瞳を持った焔良こそ母の仇だと確信した桜羽は密かに命を奪おうとするが失敗し、さらに邸から解放されるために彼に協力する交換条件を交わすはめに。 けれど、敵のはずの焔良はなぜか桜羽に甘く優しく接してきて……? 明治あやかし溺愛ファンタジー! -
どんまい
苦労(ピンチ)のあとこそ、チャンスだ! 家族と、仲間と、野球が好きだから――。 合言葉は、「だいじょうぶ! どんまい(Don’t Mind!)!」 草野球に、人生の縮図あり! 白球と汗と涙の長編小説。 「わたし、水原勇気になりたかったの」――離婚後のリスタートで、娘の香織を連れて草野球を始めたアラフォーの洋子だが、やはり現実は厳しい。迎えるチームの面々も、介護や子育てに悩み、リストラに怯え、いじめに傷ついて……。でも、合言葉は「どんまい!」。野球愛と人生への熱いエールに満ちた長編小説。 【ちぐさ台カープ。それぞれの人生。】 洋子(怒れる補欠)……離婚して、娘の香織とともに人生リスタート。 香織(背番号1のマボロシのエース?)……母の思いを背負ってマウンドに立つ中2の少女。 カントク(謎多き老人)……ちぐさ台カープの創立者 ヨシヒコ(3番・ピッチャー)……地元不動産屋のボンボン。野球はうまいが性格に難あり。 将大(4番・キャッチャー)……プロで大活躍する天才投手の元・女房役。 田村(5番・サード)……………故郷に要介護の親を抱える悩み多きキャプテン。 沢松(6番・ショート)…………中2にしてすでに職人気質。彼が無口になった理由は? ウズマキ(9番・セカンド)……かつての送りバントの達人。いまはフルスイング命の三振王。 -
枕草子
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『源氏物語』が「あはれ」の世界なら、『枕草子』は「をかし」の世界という。才たけた美貌の中宮・定子の豊かな文芸サロン。その自由で対等な、エスプリに溢れ、遊び感覚の男と女の交歓を、とりわけ中宮への深い敬慕をこめ、清少納言が、鋭い感性と知的批評的精神で活写した。平安の華麗な中宮生活の実態をつづった、唯一の記録文学。原文の巧みな表現を生かした、川瀬一馬の全訳付き。 -
三浦綾子 電子全集 続 氷点
人間にとっての「ゆるし」とは何かを問いかけるベストセラー『氷点』のその後。 自分が殺人犯の娘であると知った陽子は、睡眠薬自殺を図るが、一命を取り留める。意識が戻った陽子に、育ての親である啓造と夏枝は、陽子が殺人犯の娘ではなかったことを告げる。だが同時に、陽子は自分が不義によって生まれた子である事実を知るのだった。潔癖な陽子は、実母への憎しみを募らせていく。そんな陽子に特別な感情を抱く兄の徹は、陽子の実母に接近していき……。 1971年(昭和46年)にテレビドラマ化され話題を呼んだ。 「三浦綾子電子全集」付録として、随筆「『続 氷点』を終って」を収録! -
開高 健 電子全集1 漂えど沈まず―闇三部作
開高文学の最高傑作『輝ける闇』『夏の闇』『花終る闇』は総称して《漂えど沈まず》と冠されるはずであった・・・ 朝日新聞の臨時海外特派員として訪れた戦時下のベトナムで、開高健は多くの死を目にし、心に無数の傷を負う。暁の広場で公開処刑されたベトコン少年の姿は一生涯その脳裏から離れることはなかった。1965年2月14日、ベトナム政府軍に従軍して侵攻したジャングルでベトコンに包囲され、激しい銃撃を浴びせられたときは死を覚悟した。以来、この日が“命日”になった。 九死に一生を得て帰国してから3年後の’68年、このときの体験をもとに書き下ろした『輝ける闇』(毎日出版文化賞受賞)を発表。その3年後の’71年には著者自らが“第二の処女作”と位置づけ、開高文学の最高傑作との評価も高い『夏の闇』を発表する。闇三部作の第三部『花終る闇』は冒頭に“漂えど沈まず”と書きつけたものの思うように筆が進まず、書き終えることができないまま開高健は58歳の若さでその人生を閉じてしまう(’89年)。翌90年、未完のまま『花終る闇』は出版される。 『輝ける闇』『夏の闇』『花終る闇』からなる闇三部作を総称して、開高健は《漂えど沈まず》と冠するつもりだった。 【収録数】小説:3作 付録:生原稿の写真や当時の編集担当者の思い出話など11点 -
左府の姫 宮中秘抄~不屈の后がねは濡れ衣を晴らす~
先の左大臣の娘、邑子は、従妹の入内に女房として付き従うことになった。藤壺に入るも、帝には思い人がおり、女御には見向きもしない。上臈として、主の立場を守るため内裏の女房に直談判しようとする邑子。帝と女御を取り巻く女房や従兄たちの思惑が入り乱れる宮中。隠された真実が明らかになったとき邑子は――。 -
それでも、陽は昇る
産業誘致、防災、オリンピック……真山仁が鋭く描きだす本物の“復興”とは? 東日本大震災から12年、阪神・淡路大震災から28年。ふたつの被災地がともに抱える葛藤を描く三部作、完結!――東日本大震災で被災した遠間第一小学校で応援教師として勤務した二年を経て、小野寺徹平は神戸へ戻る。自らも妻子を亡くした阪神・淡路大震災を語り継ぐNPO活動に奮闘する小野寺だが、復興の名の下に生じた歪み、けして癒えない傷と向き合う日々は続く。一方、遠間では復興五輪、産業誘致など新たな葛藤が生まれていた――。ふたつの“震災”をつなぐ感動の物語。解説・渋谷敦志 -
台所のおと 新装版
台所からきこえてくる音に病床から耳を澄ますうち、料理人の佐吉は妻のたてる音が変わったことに気付く。日々の暮らしを充たす音を介して通じ合う夫婦の様を描く「台所のおと」のほか、「濃紺」「草履」「雪もち」「食欲」「祝辞」「呼ばれる」「おきみやげ」「ひとり暮し」「あとでの話」を収録。鋭く繊細な感性が紡ぐ名作集。 なにげない日々の暮しに 耳を澄ませ、目を配り、 心を傾ける。 透徹した感性が紡ぐ珠玉の短編集。 女はそれぞれ 音をもっている とかくあやふやに流しがちな薄曇りの感情に 端然とした言葉をあてがい、作中人物に息を吹き込む。 幸田文による人間観察の手つきについて考えていると、 江戸川乱歩とのある対話が脳裏に浮かんできた。 ――平松洋子(解説より) 新装版に寄せて、青木奈緒によるエッセイも収録 -
成り代わり令嬢のループライン 繰り返す世界に幸せな結末を
「ユール・ラキス、お久しぶりね。これを機に私と二年くらい婚約しましょう」「分かった。その婚約を受けましょう」 派遣社員だった八瀬咲良は、ある日友人の真砂からお願いを受ける。「異世界に行って二年後に起きる惨劇を止めて欲しい」と。『妖精姫物語』の主人公ローズィアとして新たな人生をスタートさせた咲良を待ち受けるのは、”妖精契約”の失敗により世界が破滅する未来――。一度は失敗し、気づけば二年前に死に戻ったローズィアは、何度もループする悲劇の歴史を打破するため、もっとも信頼する人物に助けを求めた。 ユール・ラキス――ローズィアの幼馴染であり、身分を偽る隣国の王子とともに、咲良はもう一度人生をやり直す。願わくは、死んでしまう運命のこの人も救えるように。 大切な人を救うためには手段を選ばない成り代わり令嬢と、彼女に振り回される不遇な青年の知られざる駆け引きと戦いが幕を開ける。 大ヒット『Unnamed Memory』の古宮九時が贈る、圧倒的に面白いループファンタジー! -
P+D BOOKS 鎌倉のおばさん
村松梢風の愛人・絹江の破天荒な半生を描く。 ──フィクションの衣をまとった絹江にとって、梢風は勝負しがいのあるしたたかな相手だったのだ。二十歳そこそこの絹江は、独特の勘で梢風のその凄味を嗅ぎ取ったのではなかろうか。── 二代目尾上菊之助の悲恋を描いた『残菊物語』、“東洋のマタ・ハリ”川島芳子にスポットを当てた『男装の麗人』等で知られる小説家・村松梢風。妻子ある身にもかかわらず放蕩の限りを尽くしていた梢風だが、正妻以上に厚く遇していたのは若い愛人・絹江だった。 絹江の話すことはことごとく真偽不明だが、梢風の孫である著者(村松友視)の目にはなぜか絹江が魅力的に映り、絹江との言葉のやりとりが、「こたえられぬほど楽し」く、「為体の知れぬ快感を感じ」たという。それは絹江と著者が、ある共通点を持っていたからだった──。 梢風の自伝的作品「梢風物語」や、梢風と近しかった小島政次郎の「女のさいころ」などを下敷きにしながら、村松家の人間模様を描いていく泉鏡花文学賞受賞作品。 -
私はただの侍女ですので
魔法使いの名門公爵家に生まれながら魔法の才を持たないと虐げられてきたイレイナ。屋敷では侍女扱いだが、その正体は古の女王の前世を持つ最強の魔法使いだった! 前世で国と民に尽くしたものの悲惨な最期を迎えたイレイナは、今世は目立たず自分のために生きようと力を隠していた。しかし、参加させられたパーティーで出会った騎士王・アスノトに婚約者にならないかと迫られて――!? ひっそり生きたい最強令嬢と彼女を手に入れたい騎士王様のチェイスラブロマンス! -
繁あね 美しい女たちの物語
繁あねは女のエッセンスである。――山口瞳(作家)艶やかに、ときに凜とし、ときに意地悪く――。作家が見つめた女という生き方とは。木場の畔に暮らす作家の私。釣竿をおろす私に突然声をかけてきたのは、繁あねだった。年は十二、三、妹と二人両親に捨てられ、肌にはひどい腫れ物があり、その生い立ちのため人に対して好戦的であることから、町でもその娘を引き取る者はいなかった。少女から女に変わる途上の繁あねとの会話を通し浮かび上がる、その生の在り方や人間の美しさ。表題作「繁あね」のほか、「この女とは一緒にいてはいけない……」そう思い別れた女・おさんへの複雑な思いから、その消息をたずねる男。おさんは、移り住んだ家に次々に男を引き込んでいると聞くが……。女の生を通し、人の心、男女の想いのありようを艶やかに描き出した名作「おさん」など。女性の美しさ、その生の在り方を艶やかに描く名作七篇。 -
言葉の園のお菓子番~復活祭の卵
『活版印刷三日月堂』著者が心を込めて描く、 癒しと再生の予感に満ちた感動の人気シリーズ、第4弾! 『活版印刷三日月堂』などのヒットシリーズを手掛ける著者が、 出会い、言葉、繋がること、喪失と再生、成熟をテーマに描く、「言葉の園のお菓子番」シリーズ4巻。 亡き祖母が通っていた連句会・ひとつばたごに出合い、その縁から再び書店員としてブックカフェで働きはじめて一年弱。 本と人を繋げるイベントの企画や連句大会への参加を通して、主人公・一葉は初めてのことや不安なことに向き合い、 ゆっくりと、確実に、ひとつひとつを乗り越えていく。 そんななか、連句会のメンバーから、主宰・航人の過去と関わるある人物の情報がもたらされ──。 人と人が深くつながることが難しくなりつつある昨今、穏やかで深いつながりをもたらす「連句」という場を舞台に、 職を失ったもと書店員の20代後半の女性主人公が、自分に何ができるのか、 何がやりたいのかを問いながら、さまざまな人と出会い、 その縁に導かれながら未来へ進んでいく姿が共感を呼び、勇気をもらえるストーリー。 温かな読み味にほろりとさせる描写が溶け込んだ、優しく穏やで前向きな物語6話で構成された連作集。 変化しながら前へ進み、後ろには戻らない連句のルールとシンクロするように、 迷いながら進む道の先は新しい出来事や出会いへと繋がり、過去の痛みはいつしか豊かな可能性へと変わっていく。 温かな共感と勇気が胸に満ちる感動の人気シリーズ、待望の最新巻! <目次> 耳を動かす 母の形の影 ひとすじの道 おもいで糸巻き堂 抜けない棘 復活祭の卵 -
かみがかり
髪型を変えれば、人生は前向きになる! 学校職員の須川沙紀は、気が弱くて後輩にも強いことがいえない性格で、仕事はできるのだが回りからなめられていた。しかも、ワンマン経営を行っている理事長の命令で、架空の議事録作成もさせられていた。これは、理事長の横領や背任を正当化することになっていた。思い切って髪形を変えようとした沙紀は、初めての理容店に行ってみる。睡魔に襲われて起きた沙紀の眉毛は、これまでと違ってきりっと細く吊り上がっていた。すると、周囲の人間の反応が変わってきた……(「眉の巻」)。 ひとり暮らしの岩瀬かえでは、帰宅したマンションで泥棒と鉢合わせしてしまう。恐怖の中で犯人は撃退したが、その日は会社の同僚の家に泊まった。翌日、自宅の錠を変えベランダに防犯対策を施したかえでは、髪形を変えることにした。雨に降られて雨宿りしたのが理容店だったため、そこで髪を切ったのだが、気持ちよく寝ているうちにオドロキの髪になっていた ……(「守の巻」)。 仕事で追い込まれている人も、私生活が冴えない人も、髪形を変えれば人生は前向きになる!ある町の女性理容師の店で始まる、胸のすくような6つの物語。『わらの人』を改題しました。 -
幻花の婚礼
吸血鬼であることを隠して生きるクロウ伯爵家の令嬢・フィーネ。ある夜の舞踏会、彼女は美しい神官・クラウスに正体を暴かれてしまう。 「――お前は今夜から、俺の恋人で、婚約者だ」 一族の秘密を守る代償としてクラウスが求めたのは、フィーネを婚約者にすること。吸血鬼を憎む彼は、復讐に彼女を利用するつもりだった。 策略から始まった婚約関係だが、互いの孤独を埋めるように二人は惹かれあい……。禁断の恋はやがて、クロウ家の秘匿された真実に辿り着く。 -
P+D BOOKS ある美人の一生
男性上位時代を気丈に生き抜いた女性の生涯。 ――わき子は、打ちのめされた。 良人(おっと)は、妾宅をかまえていたのである。……男というものは、狡猾で、不潔で、いやらしいケダモノだった。彼女は、良人が、一時に、遠い他人になって、身辺にいなくなったのを感じた。―― 美人で名高い疋田家の長女・わき子は、数々の縁談のなかから帝国大学出の医師と結婚する。夫の富太郎は美男の上に寛容、夫の家族もやさしくて、非の打ちどころのない結婚生活が始まった。やがて男の子が生まれるが、病気で亡くなってしまう。富太郎は妻を慰めるために、病院と家を新築。わき子は夫の気遣いのおかげで子を失った喪失感からようやく抜け出せると思った矢先、まじめ一本槍だと思っていた夫に愛人がいたことが明らかになる。はたして完璧だと思われた家庭は、このまま崩壊してしまうのか……。 明治から大正、昭和と、女性は黙って耐えるのが当たり前だった時代を、気丈に生き抜いた女性の生涯を描いた大河小説。 -
よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門
恋バナ収集ユニット「桃山商事」の代表をつとめる著者はこれまで1200人以上の失恋話や恋愛相談に耳を傾けてきました。女性からのお悩みに頻出するのが、不可解な言動を無自覚にくり返す男性たちのエピソード。人の話を聞かない、謝らない、すぐに不機嫌になる、話し合いができない……彼女たちをイライラモヤモヤさせている「男性のあるある行動」を20のテーマに分類、背景をひも解くことで見えてくる「オトコらしさ」の問題点とは? 男女の「わかり合えない」を乗り越えるヒントが詰まった必読書! ※本作品は2019年7月、晶文社より刊行されました単行本を文庫化に際し、加筆修正をしたものです。 -
密室を開ける手
祖父が死んだ――疎遠だった和典は、葬儀当日も通学し参列しなかった。そんな時、母親から父親のクリーニングを取りに行ってほしいと頼まれる。面倒と感じつつも葬儀に参列しなかった引け目から、しぶしぶその役目を引き受けた和典。品物を引き取る際に、店員から依頼はなかったがシミ抜きをしておいたという伝言を受ける。そのシミは大部分にわたる血痕だった――。父親は血を浴びるようなことをしたのか、ととたんに不安になり思いを巡らせる中、母親から最近父親が頻繁に長崎に行くようになり、絶対に女がいるに違いないとヒステリックに話していたことに思い至る。本当にそうなのだろうか? そして父親が通っているという長崎は、偶然にも祖父の出身地であることに気が付いた。何かがある――そう直観した和典は、調査にのりだす。そしてだんだんと分かってきたことは、祖父が戦時中叶えられなかったある強い想いがあるということだった。 -
小説・夏目友人帳
古物店の主が遺した奇妙な手紙。夏目が店に入ると妖の声が!? 笛吹く妖怪や、夢を操る妖怪も登場。アニメ『夏目友人帳 参・肆』のシリーズ構成の脚本家による完全オリジナルストーリー3編収録。『夏目友人帳』待望の初小説化! -
トライロバレット
バーナム・クロネッカーはアメリカ合衆国ユタ州のウィットロー高校に通う17歳の少年。彼は8歳のとき三葉虫に魅せられ、今ではその化石を熱心に集めつつ、静かな高校生活を送っている。そんなバーナムへのいやがらせが、ある日突然にはじまった。ロッカーの扉を接着され、頭にジャガイモをぶつけられる。体育会系の人気者コール・アボットのしわざだった。バーナムは、コールの行為を〈攻撃〉と呼ぶ謎めいた同級生、タキオ・グリーンと友人になる。そのときすでに、バーナムを驚愕の事件へといざなう運命の歯車は回りだしていた……。現代アメリカ社会の闇に光を当てながら、新しいヒーロー像を描きだす超絶エンターテインメント。 -
鬼皇の秘め若
発売前コミカライズ決定! 「お前を愛するために、俺は千年生きてきた」 虐げられた陰陽師の娘×想いを隠す鬼の皇子 出会いが絶望の運命を変える 隠れ溺愛系和風ファンタジー ☆☆☆ 陰陽師一族の花柳院家で、彼方は存在しなくていい少女だった。 次期当主の忌み双子として、人生を諦めていた彼女は鬼の第六皇子・黒楼と出会う。 尊大だが優しい彼に憧れ、彼方は男装して彼が総長を務める百鬼夜廻組へ入隊する。 「お前に愛されたくて、俺は千年生きてきた」 伝えられない想いを抱える黒楼と、 一癖も二癖もある隊士たちと日々を送る、隠れ溺愛系和風ファンタジー! -
紳士のルールズ モテる男の口説きのポイント73
夜の銀座で口説かれ続けた元祖売れっ娘ホステスが、「いい人」と「いい男」を分かつちょっとしたモテ・ルールを伝授。男なら読んどけ!【本文より】恋にトキメキは必要不可欠。そのポイントを、ファーストインプレッションからハッピーエンドorジ・エンドまでの経過にそって、女性の視点で分析してみました。この本によって、世の中に沢山のモテ男が出現することを、私は心から願っております。だって、そんなモテ男達に心をトキメかせることによって、女性は美しく、可愛く生まれ変わっていくのですから。男と女の幸せのために、紳士諸君、是非ともよろしくお願いしますっ。【内容】女の「なんとなく」がモテと非モテを分ける◆ただのイイ人とイイ男の分かれ道◆かけがえのない男を目指す◆どんなイイ女もアナタの思いのままになる◆どんな女にモテたいのか狙いを定める◆ステディになっても安心しない◆どんな女もコワカワイイ◆多くの女に愛される紳士でいよう◆「モテ男=紳士」という鉄則【著者】東京都出身。OL、ライター、銀座高級クラブホステスを経て作家に転身。独自の語り口と鋭い洞察力で各メディアから注目を集めている。電子書籍『モテるひと言 女性に好かれる38のコツ』『女の仕掛け 男に好かれる賢女のルール26』『男心の掌握術 男を動かす女の駆け引き29』『育児モテ! 妻に感謝される、デキる男のサポート術20』『売れっ娘ホステスのダイエット泣き笑い物語 しくじって行きついた(秘)やせルール20』『銀ホス直伝 口説きのマナー25』『夜の女の恋愛「裏話」』など。 -
一鬼夜行
江戸幕府が瓦解して五年。 強面で人間嫌い、周囲からも恐れられている若商人・喜蔵の家の庭に、ある夜、不思議な力を持つ小生意気な少年・小春が落ちてきた。 自らを「百鬼夜行からはぐれた鬼だ」と主張する小春といやいや同居する羽目になった喜蔵は、次々と起こる妖怪沙汰に悩まされることに―――。 めっぽう愉快でじんわり泣ける人情妖怪譚! -
犬飼いちゃんと猫飼い先生
★===★ あらすじ ★===★ 僕、ダックスフントの”フンフン”。大好きな藍(あい)ちゃんには気になる人が居るの。相手はいかにも好青年ってかんじの人間のオス、鴨井(かもい)。動物病院の待合室で毎週会う、いつもいじわるな白猫キャロルの下僕(かいぬし)なんだよ。 気にくわないけど、藍ちゃんの気持ちも応援したい。ただ僕は、鴨井が藍ちゃんと仲良くできない重大な秘密も知っているんだ……! 飼い主たちの関係は、顔見知りから友達へのステップアップもまだみたいで!? 可愛い犬猫たちに見守られるなか、年の差ふたりの間にライバルまで登場してーー? ★電子特典として、同著者書き下ろしの『おいしいベランダ。』とのコラボ特別ショートストーリーを収録。 ★===★ 登場人物紹介 ★===★ ★藍(あい) …… 朗らかで素直な女子高校生。フンフンの飼い主。鴨井と動物病院で出会う。 ★鴨井(かもい) …… キャロルの飼い主。藍とオススメの本を交換しあい仲を深めていくが? ★フンフン …… 五歳のミニチュアダックスフント。ちょっとおばかだけど飼い主の藍が大好き。 ★キャロル …… 白くて長毛な、鴨井が長年かわいがっている猫。気位の高い姫君だがーー。 -
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 完全版
「君を世界で一番×してる。……嘘だけど」 クラスメイトの御園マユ。まず第一に、とてつもなく美人。他人を寄せつけない孤高の存在。そして、これが大事なんだけど……実は僕の恋人。 ――そう、表向きは。 最近、小学生の誘拐事件が街を騒がせているらしい。 僕はずっと不思議なんだ。マユ……いや、まーちゃん。 君はなぜあの子たちを誘拐したんだろう。 すべての読者を騙し、慟哭と衝撃の真実を突きつけるミステリーが、完全版で蘇る。 【本編の前日譚にあたる、書き下ろし掌編も収録】 -
サンドの女 三人屋
朝は三女・朝日の喫茶店、昼は次女・まひるの讃岐うどん屋、夜は長女・夜月のスナック――志野原家の美人三姉妹が営む「三人屋」は、朝日の就職を機に、朝の店を終了、業態を転換することになった。 朝日が出勤前に焼いたパンを使い、まひるが朝からランチ時まで売る自家製の玉子サンドイッチが、見映えも良くおいしいと大評判に。かたや長女のスナックは、ラプンツェル商店街で働き、暮らす人々のサロンとしてにぎわっている。 ゲイの青年、売れない作家、女泣かせのスーパー店長など、ワケあり常連客たちが夜ごと来店、三姉妹の色恋沙汰を肴に、互いの悩みを打ち明けあったり、くだを巻いたり… 悲喜こもごも、味わい深い人間模様を描く大ヒット小説『三人屋』待望の続編! 心も体もくたくたな日は「三人屋」の新名物「玉子サンド」を召し上がれ! -
眠れないほどおもしろい百人一首
百花繚乱! 心ときめく和歌の世界へようこそ!恋の喜び・切なさ、四季折々の美に触れる感動、別れの哀しみ、人生の儚さ、世の無常・・・・・・わずか三十一文字に込められた、日本人の“今も昔も変わらぬ心”。 王朝のロマン溢れる、ドラマチックな名歌を堪能!*稀代の色男の“元恋人”へのメッセージとは?――在原業平*自らの美貌の衰えを、桜に重ねる――小野小町*美しい紅葉を、神への捧げ物に見立てた――菅原道真*暴君の詠んだ、驚くほど“清らかな恋心”――陽成院*浮気をされてプライドはズタズタ――藤原道綱母*月を見上げて詠んだ、切ない“望郷の念”――安倍仲麻呂*一度は離れても、必ず再び逢おうと願う――崇徳院*深窓の内親王の“内なる激しい恋心”――式子内親王あなただけの“お気に入りの一首”を見つけてください。 -
ぼくとおれ
1972年9月8日。札幌の同じ病院で生まれた「ぼく」蒲生栄人と「おれ」仁村拓郎。ふたりは毎日〈スイッチ〉を押し、ちいさな選択を繰り返して、進学、恋愛、就職、結婚と、人生の地図を描いてきたが……。 40歳の男ふたりが辿った交わりそうで交わらない(!?)道筋を、昭和から平成へ移りゆく世相と絡め、巧みな筆致で紡ぎ出す。山本周五郎賞作家の珠玉作。(『地図とスイッチ』改題) 解説/大森 望 「ぼくがイメージするスイッチは鉄道でいうと分岐器だ。ターンアウトスイッチ。線路を分岐させ、電車の進む道を選ぶシステム。つまりスイッチを押すとは、ぼくがどの道筋を進むか決めること。それを繰り返して、自分だけの地図ができる。」(本文より) -
いつか、ふたりは二匹
猫になって事件を解決! 猫になったぼく。はじめての謎と冒険。 本格ミステリの名手が贈る、可愛いだけじゃないファンタジック・ミステリ! 眠りに就(つ)くと猫の身体に乗り移れるという、不思議な能力を持つ小学六年生のぼく。町で起きた女児襲撃事件の謎に、猫のジェニイの身体を借りて挑むことに。スリル満点、はじめての冒険の結末は――。 子どもが大人になるために大切なことを教えてくれる、あったかくて、少し切ないファンタジック・ミステリ。 ●執筆中、これまで出会い、そしてお別れしてきたひとたちや犬、そして猫のことを憶(おも)い出しました。作品の出来、不出来は別として、この『いつか、ふたりは二匹』は、わたしにとって生涯の宝物のような作品になりました。――西澤保彦(あとがき「わたしが子どもだったころ」より) -
鬼門に捧ぐ花嫁
【電子版巻末にはmokoppe先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 明響(めいきょう)の世。名家に生まれながら義母に虐げられてきた綾(あや)は、「呪い」が糸となって見える特異な力を利用されていた。 やがて不吉とされる鬼門へ贄の花嫁として捨てられた綾は、鬼の血を継ぐ青年・良寿(よしひさ)に救われる。 良寿の身には無数の呪いの糸が絡みつき、彼を救うため糸を解く方法がないか探る綾だが、鬼門が開く時、良寿の内に眠る“鬼”が暴れだそうとする――。 不遇な少女と鬼を宿す青年。孤独なふたりが出会い、呪いがやがて運命へと変わる和風シンデレラストーリー。 -
ユンカース・カム・ヒア 完全版
十六歳の麻生瞳は、ある日、ロンドンのペットショップで一匹のシュナウツァー犬、ユンカースに出会った。言葉のしゃべれる、不思議な力を持ったユンカースと瞳は楽しい日々を送っていたが、数々の奇跡を起こしたあとユンカースは姿を消してしまった。 瞳と両親はありとあらゆる手を尽くしてユンカースをさがしたが、その行方はわからないままだった。二年の月日が過ぎて高校を卒業した瞳は、わずかな望みをかけて、ユンカースと初めて出会ったロンドンへ向かう決意をする。 TM NETWORK木根尚登が贈るファンタジーロマン『ユンカース・カム・ヒア』、『ユンカース・カム・ヒア2』が完全版となって奇跡の復刊! -
運命のひと
忘れ得ぬ人と映画の思い出を叙情豊かに描く。 岩瀬修は63歳。今は文具会社の経営陣に収まっている。彼には、昔夢中になった任侠映画にまつわる忘れられない思い出があった。初めて観たのは中二のとき。すぐに高倉健のファンになった。映画を観たいがために稼業の飲み屋を手伝うようになり、周囲からはヤクザと煙たがられている中間のおっちゃんと仲良くなる。そして、心臓が悪い従姉妹の弥生が、近くの県立病院に入院してきた。学校に通えない弥生のために、修はプリントなどを届けに行くようになった。弥生は優秀で本好き、しかも絵を描くのが抜群に上手い。ケンカもしながら、親しくなっていく。任侠映画と二人との出会いを経て、修は大学進学のため東京へ――。人生の荒波に漕ぎ出し始めた。 任侠映画に、そして主人公達に夢中になった青春時代。たかが娯楽映画、でもそうではなかった。あの頃の出会いがあって、今の自分がいることを、切ないエピソードとともに感じるのだった。 ノスタルジックでハートウォーミングな、小説版『ニュー・シネマ・パラダイス』! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『銀幕の神々』 の文庫版となります。 -
正しい女たち
容姿や年齢、結婚、セックス、お金とプライド… 本音の見えづらい関心事を正しい姿という共通のモチーフで鮮やかに切り取る短編集。 不倫に悩む親友にわたしがしたこと(「温室の友情」)、 同じマンションに住む女に惹きつけられる男(「偽物のセックス」)、 残り少ない日を過ごす夫婦の姿(「幸福な離婚」)――。 偏見や差別、セックス、結婚、プライド、老いなど、 口にせずとも誰もが気になる最大の関心事を、正しさをモチーフに鮮やかに描く短編集。 解説・桐野夏生 ※この電子書籍は2018年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
武道館
【正しい選択】なんて、この世にない。 「武道館ライブ」という合言葉のもとに活動する少女たちが、最終的に“自分の頭で”選んだ道とは――。 様々な題材を通して現代を描き続けてきた著者が今回選んだのは「アイドル」。 視聴者のあいだで物議を醸したドラマ化を経て、待望の文庫化。 解説には、音楽家として多くのアイドルをプロデュースしてきたつんく♂を迎える。 結成当時から、「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。 独自のスタイルで行う握手会や、売上ランキングに入るための販売戦略、一曲につき二つのパターンがある振付など、 さまざまな手段で人気と知名度をあげ、一歩ずつ目標に近づいていく。 しかし、注目が集まるにしたがって、様々な種類の視線が彼女たちに向けられるようになる。 そして、ある出来事がグループの存続さえも危うくしてしまい……。 「人って、人の幸せな姿を見たいのか、不幸を見たいのか、どっちなんだろう」 「アイドルを応援してくれてる人って、多分、どっちもあるんだろうね」 恋愛禁止、炎上、特典商法、握手会、スルースキル、無料文化、卒業…… この数年であっという間に市民権を得た言葉たちの中には、 アイドルという存在から発生したものも多い。 新しい言葉が生まれた場所から見えてくるのは、今を生きる人々の様々な一面。 現代社会での生き方を模索するすべての人へ送る、真摯な物語。
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