佐藤愛子の作品一覧
「佐藤愛子」の「九十歳。何がめでたい」「娘と私のただ今のご意見」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
2017年度のベストセラー総合一位。それで急に仕事が増え、本人いわく、こんなはずじゃなかったのに。あれ、これって、デジャブー……その50年前、『戦いすんで日が暮れて』で直木賞受賞。目の回るほど忙しくなって、愚痴った。直木賞なんかじゃなくて、ちゃんとした作品で芥川賞が欲しかったのに。
佐藤愛子といえば、やはり憤怒の私小説。『戦いすんで』『血脈』『晩鐘』と読んできて、終わった気でいたのに、そのあとに特大ホームランが来るんだもん。
怒りの勢いは昔のまま。今回は、世の中の「正論」や「正義」に怒っている。でも、もちろん、それだけではない。いたずら電話やドロボーの話で笑わせ、飼い犬の話で泣かせる。喜怒哀楽
Posted by ブクログ
とてつもない奔流。最初のページから、わけのわからぬまま、こちらもその勢いに呑まれて、気がつくと最終ページ。娘と夕暮れの環七に架かる歩道橋の上にいる。戦いはすんだのだ。(でも次の戦いが待っている。)
夫経営の会社が倒産して、2億円の借金(1964年当時!)。夫は大会社社長の息子で、慶應育ちのロマンティスト、対処能力がまるでない。もって行き場のない憤怒のなか、妻は覚悟を決める。逃げることなく、戦火のなかを、行けるところまで行ってみよう。
著者はこの作品で直木賞を受賞。怒りに任せて自分のことを書いただけなのに。ほかのちゃんとした作品で賞をもらいたかったという。でも、勢いのある感動的な作品だ。
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