我が老後

我が老後

660円 (税込)

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「十一月がくれば私は満六十七歳になる。」――妊娠中の娘から2羽のインコを預かったのが受難の始まり。けたたましく啼くわ人の耳は齧るわで、平穏な生活はぶちこわし。一難去ってまた一難。今度は娘が持ち込んだ仔犬に安眠を妨げられる。揚句の果てに、孫のお守りだと? もう、ええ加減にせえ! ああ、我が老後は日々これ闘いなのだ。

2024年映画公開の『九十歳。何がめでたい』に連なる、痛快抱腹老後エッセイシリーズ第1弾。

※この電子書籍は1997年3月に文藝春秋より刊行された文庫版を底本としています。

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我が老後 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年04月12日

    我が老後シリーズの1作目。
    平成のイジワルばあさんの抱腹絶倒エッセイ。

    この頃は、まだ67歳だったんですね。
    元気だわ~。
    娘さんが結婚して出て行き、老犬と穏やかに暮らそうかと思っていると、娘さんが次々に難題?を持ち込む。
    文句を言いつつ、気になって結局世話をしてしまうんですね。
    小鳥や、12万も...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    70歳を過ぎた母が「おもしろいよ」とくれたエッセイ。明治生まれのおばあさんは我慢強くたくましかったけど、大正生まれのおばあさんは、もっとアクティブ。一番多感な青春期に軍の侵攻と敗北を目撃してしまったからか。毒のある言葉の連続に始めはぎょっとしながらも、しっかり生きた人間の知性と寛容を実感する。このあ...続きを読む

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