佐藤愛子のレビュー一覧

  • 思い出の屑籠
    佐藤愛子さんといえばエッセイだ。
    この作品は、愛子さんの幼少期の思い出をエッセイにしたもの。
    ご家族やご近所、時代的風景が浮かんでくる。
    まだ凛とした激は飛んでこないものの、愛子さんらしい筋は感じられる。
  • 思い出の屑籠
    佐藤愛子が幼少の頃の記憶をしっかりと覚えているのにはビックリさせられる。沢山の逸話満載で面白い。小生より更に一回り以上年齢を生きていて良き家に生まれ幸せに又ホンワカと心温まるお話で心癒されました。
  • 楽天道
    執筆され始めたころと同年代、
    椅子に座り読み終えて、膝腰に痛みが出ないようゆっくりと立ち上がる身にとって、
    先導となる著者の言葉。
    手元に置いておき、時々見返して
    私の細い道を強く固めて欲しい。
  • 九十八歳。戦いやまず日は暮れず
    やっぱり,エッセイは今読まなければ~~「書くのをやめたら,死にます」と言われ,本当かどうか,女性セブンの連載をやめると言っているが,本当にやめただろうか?
  • 何がおかしい 新装版
    「花は花、人は人だ。

     花は人間にみられるために咲くのではない。

     ふと見たら、そこに咲いていた・・・。

     それが造物主が望まれる花と人との

     あり方なのに違いない。」

    30年前の愛子節が新装版になって帰ってきた。
    面白くて、ためになる一冊。
  • 増補版 九十歳。何がめでたい
    小説家のエッセイって何でこんなに面白いんだろう。怒っているのにユーモアがあって、言葉のチョイスがとても秀逸(言葉の専門家に失礼!)。

    真面目な人が真剣に怒る=面白い、これはお笑いの基本法でもあるし、何より90歳を越えたばあさんがエッセイのタイトルに『人生相談回答者失格』『来るか?日本人総アホ時代』...続きを読む
  • 九十八歳。戦いやまず日は暮れず
    しかし面白い!活力を貰いました。『九十歳〜』から更にパワーアップしています!結びに、筆を置くとありましたので、心配になって調べたところ、執筆再開していらっしゃるとのこと!ああよかった。いつまでもお元気で、これからも先生が日々感じたことを、お裾分けしてもらいたいです。
  • 九十八歳。戦いやまず日は暮れず
    軽ーく読めて、爆笑する軽快、痛快エッセイ。98歳で今作を最後に書くのをやめられたのが惜しくて惜しくてたまらない。ここまで軽やかなエッセイは名人芸!ぜひ99歳のエッセイも読みたい!爆笑の中に、ご自身と周りの方のリアルな戦争体験、戦争で追い立てられるように結婚せねばならなかった女学生の悲哀も綴られており...続きを読む
  • 九十八歳。戦いやまず日は暮れず
    最初の方は愛子節に大笑いしながら読み進めました。
    特にお上品なk子さんとのやりとりはお腹を抱えて。

    しかし戦争中についての記述あたりは胸をつかれました。
    戦時中を生きた、生の声が聞ける貴重な作家ですね。


    これで本当に断筆されるとは寂しいです。
    過去の作品も色々読んでみたいと思いました。
  • 佐藤愛子の役に立たない人生相談
    愛のある叱咤激励とはまさにこういうこと、なんですね。
    ここしばらく悩みが耐えない日々が続いていたのですが、心の重荷がふっと軽くなりました。

    とくに「夫のブーメランパンツをやめさせたい。」の質問回答に大爆笑しました。

    すべての老若男女のみなさんにオススメです。
  • 人生は美しいことだけ憶えていればいい

    そう、そう、そうなのよ。

    人生、振りかえって、悲しかったこと、苦しかったことばっかり、ぐじぐじ考えてちゃダメなのよ。楽しかったこと、これから楽しくなることだけ、考えてたら良いのよ。そして、死ぬ前に、あ~~楽しかったと言って、死ぬ。そんな人生で、ありたいなぁ。
  • 孫と私のケッタイな年賀状

    わっはっはっ(大笑い)

    お腹を抱えて、笑った。涙が出るくらい大笑いした。阿川さんじゃないけれど、私も、佐藤家の孫に、産まれたかった。娘さんの歳だけど….….娘でも良いか….….とにかく、こんな年賀状作りに、関わりたかった。
  • 九十八歳。戦いやまず日は暮れず
    愛子さんが友だちから聞いた、戦争のころの話。読んで涙でてきた。
    涙も笑いもでてくる、なんとも言えない気持ちになった。
  • 人生論 あなたは酢ダコが好きか嫌いか ~女二人の手紙のやりとり~
    小島慶子の切り口は基本的に斜めからの切り口で非常に興味深く思っていたのだが、その切り口を佐藤愛子がバサッと切り捨てる軽妙さは読んでいて心地よい。
  • 対人援助職のためのアセスメント入門講義
    子ども、大人、カップルや虐待、物質依存などなど…あらゆる相手、状況を想定したアセスメントの方法やスキルが具体例とともに書かれています。
    対人援助職の方なら手元にあると安心かも。
  • 九十八歳。戦いやまず日は暮れず

    逞しく爽やな読後感( ^ω^)

     老いるー心身劣化を自ら痛感する私は、日々の生活状況の変化の場面に、ただただ頷くばかりで、一人暮らしでなく娘さんとの同居らしいので、ほっと安堵した。
     思えば‘戦いすんで日が暮れて’以来、折に触れ、いろいろな作品を購入してきた。どんな苦境でも果敢にも生き抜いている様子に、いつも感服していた。颯爽と...続きを読む
  • 九十八歳。戦いやまず日は暮れず

    爆笑の中の寂寥

    年齢を感じさせないエッセイに只々、感心しながら笑いあり、寂寥感ありで一気に最後まで読みました。コロナ禍でマスク生活が長い中、飛行機内ということもあり、読みながら笑いを堪えるのに、初めてマスクをしていて良かったと思いました。今はほぼ戦争を体験していない世代の人が多い中、戦時下の苦労さえも笑いを誘うのは...続きを読む
  • 九十八歳。戦いやまず日は暮れず
    私が初めて佐藤愛子さんの本を読んだのは中一、「娘と私の時間」というエッセイでした。とにかく面白くて、すぐに「娘と私のアホ旅行」を買いました。
    それから40年近い月日が流れ、久しぶりに先生の本を読んで、まず感じたのは「愛子節健在!」
    まどろっこしい事が大嫌い、一刀両断に切り捨てる物言いがスッキリ爽快で...続きを読む
  • 九十八歳。戦いやまず日は暮れず

    羨ましい

    全文を読み終わって佐藤さんの頭の回転が速くて驚いた。羨ましかった。難しい字句は一切使わず、平易な作文で、ためらわずに読み切ることができた。  
  • 何がおかしい 新装版
    読者に何かを与える本ではない。コロナ禍沈殿した世の中でせめて空元気を出し生きて、というメッセージを込めた本