佐藤愛子のレビュー一覧

  • 血脈(中)

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    佐藤愛子による、佐藤愛子の一族の話、「血脈」。

    シナとの間に二人の娘が生まれてからも、兄弟の悪戯の後始末をし続けなければならない紅緑。自身が流行作家になりつつあっても未だ仕送りを要求する長男ハチロー、口先ばかり達者になり弁は立つが大嘘つきの節、幼い頃に人に預けられ肉親の情を知らずに育った兄弟の中では1番真面目だが無気力の弥、同じく生まれてすぐから父と離れて育ちその場凌ぎは出来るが根気や目標が皆無の久。
    紅緑は自らの業や息子達の一生を怒り、その怒りや悲しみややる瀬なさを文字を連ねることで昇華していく。


    文中に何度となく紅緑の日記が挟まれてくる。
    結局、夫である紅緑に愛情を感じず、愛

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    2009年10月04日
  • 血脈(上)

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    佐藤愛子による、佐藤愛子の一族の話、「血脈」。
    上巻は愛子が生まれる以前、佐藤紅緑(佐藤洽六)と妻のハルが構成していた佐藤家から始まる。その後、紅緑は女優のシナに傾倒しハルとは離縁。紅緑の葛藤、そして分散していく佐藤家の兄弟を長男であるサトウハチローを中心に描かれていく。

    シナに愛されていないと感じるたびに躍起になり強行の末に空回りで自滅していく紅緑と、、紅緑を愛しもせず反抗もせず、無言で観察者に徹するシナとの関係。父と母と自分との関係に折り合いが付けられぬまま其々に崩れていく兄弟の心がテンポよく綴られる。
    それでいて実直で豪気な紅緑という人間に惹き付けられざるを得ない。


    これは

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    2009年10月04日
  • こんなふうに死にたい

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    今読んでよかった
    死に馴れるための死と考えると、誰かの死に近づくことは、必ず死ぬ人間にとって必要なことなのだろう

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    2026年05月02日
  • こんな幸福もある

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    黒い羽織、今は誰も幼稚園、小学校などでは親は着付けなったが、
    逆に格好良くて着てみたい。
    着物屋さんで、質問をしたけど
    作るなら丈を今の流行りにしないと恥ずかしいと言われた。
    難しいものだな。

    というふうに
    人それぞれな幸福の形があると、思う

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    2026年04月24日
  • 往復書簡集 はからずも人生論

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    佐藤愛子ってすごいなと改めて思った。
    「改めて」というほど読んではないのだけど…笑

    もう100歳を超えられましたか!
    この往復書簡の頃は94歳。冴えてます。
    予言通り、小島慶子夫妻は別れてないし。

    小島慶子のしんどさは、本人がカミングアウトされてるようになんらかの拘りのせいなんだろうけれど、倫理観が強すぎてしんどいだろうなと思う。
    理屈でなんとかなるってことじゃないんだろうね。
    でもそこをまた絶妙な感性で一刀両断する佐藤愛子さんがステキ。

    字が大きくてすぐ読めるのは、佐藤愛子さんの著書ならでは。
    佐藤さんまだまだお元気でいてほしいです。存在から元気をもらえます。

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    2025年12月06日
  • 幸福とは何ぞや 増補新版

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     オビに「すべて成るようにしか成らん。そう思っています」とあり、この文章が本書全体のまとめのようなもの。「幸福の姿」(pp67-73)では、駅の立ち食いそばを啜りながら「人間は誰しも幸福になる権利があるのよ!」と論じる女性への違和感と、幸福とは日常を必死に生きるだけで精一杯のなか無自覚に享受しているものではなかろうか? という問いが投げかけられる。それについてはほぼ賛同なんだけど、「欲望が生みだすもの」(pp102-108)みたいに、野田聖子を例に挙げながら科学の進歩によって人の情が失われていくみたいな雑な論を展開されると、何言ってるのこの人? と思ってしまう。おばあちゃんの雑談に付き合う程度

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    2025年11月18日
  • 増補版 九十歳。何がめでたい

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    金言至言の数々、と紹介文にあったので少し身構えたが、全く気楽なエッセイ。
    このご年齢なら手書きの原稿だろう。90過ぎでこんなテンポ良い文章を書けるのが素晴らしい。いつまでも仕事をし続けるのが良いのかなぁ。

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    2025年09月14日
  • 百一歳。終着駅のその先へ

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    101歳。
    どんな目線で世界が見えるんだろう。
    想像もつかない。
    この本はインタビューでまとめられているから、
    なんか、教訓めいてるっていうか、まとまってるから読みやすいけど、まとまりすぎてて響かなかったな。

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    2025年06月01日
  • 冥界からの電話(新潮文庫)

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    著者の実体験と
    医師の実体験

    亡くなった高校生の女子との
    不思議な電話での会話の話

    どんどん引き込まれていったのだが
    最後が尻切れとんぼ

    ただ、ノートに書いたのは
    この世界を
    いったん^_^0にして
    1からやり直せばいい

    この言葉不快と思ったよ

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    2025年05月22日
  • ああ面白かったと言って死にたい 98歳 愛子の箴言集

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    佐藤愛子氏の名言集

    私が好きだったのは
    「毎日が敬老の日」

    私も中年から徐々に老年期に差し掛かっていくのだろう。
    夫婦関係、友達、老化、死など直面する
    問題は多々あるが、佐藤愛子氏のごとく
    本来弱虫だったとしても問題を受け入れて
    耐えていく、過ぎていったら幸せな日々だった
    となれるとうれしい。

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    2025年05月20日
  • 女の背ぼね

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    佐藤愛子久しぶりに読んでみた。相変わらずところどころ吹き出す笑いは語彙選択の巧さによるものだとわかる。彼女が漢文的というか男性的な熟語で怒る様がなんとも面白いのだ。
    しかし自分が今の年齢になると、この作家の不器用さに呆れる部分も見えてくる。
    できないからできない、と断ち切るのは潔さでもあるが、多少なりとも努力家くらいしろよ、と思うのである。
    彼女のエッセイは過去山ほど読んだけれど、まともな小説は一冊も読んだことはない。
    いつか彼女の小説を読んでみたいと思う

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    2025年04月22日
  • 増補版 九十歳。何がめでたい

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    直木賞作家・佐藤愛子先生の激しすぎるエッセイ集。

    90歳(現在は101歳)という人生の大先輩とも呼ぶべき女性作家のエッセイ集の目次に並ぶ「いちいちうるせぇ」の文字に思わず読む前から笑ってしまいました。
    潔く豪胆、パワフルで生命力に溢れた一冊。

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    2025年03月29日
  • 思い出の屑籠

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    佐藤愛子さんの本は情景が浮かびやすくて、
    サバサバとした佐藤さんの主観でどんどん書いていくスタイルに思う。読みやすい。
    1冊の中で最低1回は絶対に笑わせられたり、泣かされたり、する。幼少期の思い出、大正生まれの佐藤さんの幼少期ではあるけど「わかる、わかる」が詰め込まれている。大人に「どうしてこんなことしたの?訳を教えて」なんて言われても、やりたかったからやってしまった。この衝動は子どもには説明しようがない。説明しようとすると事実と異なる事をつい口にしたり、うん。とか頷くしかない。懐かしく共感する内容でした。

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    2025年02月02日
  • 人生は美しいことだけ憶えていればいい

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    「九十歳。何がめでたい」の佐藤愛子先生のエッセイ。

    少し毒のある切れ味のある文章が読んでて心地良い。辛いことを経験するからこそ、人間は打たれ強くなるし、優しくもなれる。

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    2025年01月22日
  • 我が老後

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    佐藤愛子さんが67歳になって書き始めたエッセイ集。
    この後「我が老後」シリーズがかなり続くらしい。
    で、その1冊目。
    67歳というと私とそう変わらないではないか。
    67で老後という認識を自分は持っていないが、そう思わなきゃいかんかな。
    さて、エッセイの中にちょっとした知り合いが出てくるので、楽しく読ませて頂きました。
    なるほど、婿殿はそういう感じなのね。(笑)
    桃子さんの赤ちゃん時代は、そんな感じだったのね。(笑)

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    2025年01月15日
  • 増補版 九十歳。何がめでたい

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    女性セブンに寄稿していた(だろう)エッセイ集。
    どれもうなづけるボヤキばかりで楽しく読めました。
    ただ、やはり佐藤藍子さんの「戦いすんで日が暮れて」「血脈」「晩鐘」などの作品を先に読むべきかもしれない。

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    2025年01月10日
  • 増補版 九十八歳。戦いやまず日は暮れず

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    佐藤桃子著「佐藤愛子の孫は今日も振り回される」を読んで、佐藤愛子さんご本人の事を知らなきゃ話にならんなと手に取った本。
    ああ、でもこんな(と言ったら失礼だが)エッセイ集1冊読んだぐらいでは、佐藤藍子さんの作品や人柄など解ろうはずがない。
    興味は沸いたが、たくさんの作品があるようなので、さてこれから何を読もうかと悩みは尽きないのである。

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    2024年12月09日
  • 佐藤愛子の役に立たない人生相談

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    そんなこと私に聞かれてもねぇ...とけんもほろろの第一声だけど一応ちゃんと答えてくれるかんじ。

    「趣味に合わないプレゼントを贈ってくる彼にどうすれば本心を伝えられるか」というあるあるなお悩みに、「ガタガタ言うな」と一蹴。愛情の証である品物に感謝をしないのは彼女の怠慢だという回答が印象に残りました。

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    2024年09月11日
  • 我が老後

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    作者が原作の90歳何がめでたい 映画を見て久しぶりにこのエッセイを読んだ。ひたすら笑えた。
    病院の待合室で読んでいて、声をころして、肩を振るわせ、周りの目を気にしながら、笑いを押し殺した。

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    2024年07月22日
  • 人生は美しいことだけ憶えていればいい

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    ネタバレ

    一部要約

    自分の性格が嫌で、誰からも好かれる様な人になりたい、人づきあいを良くしたい、と言ってもそう簡単になれるものではない。
    自分にない明るさ無邪気さを無理やりに作るよりも、自分の持ち前の性格を伸ばす方へ考えを持って行く。短所を長所へと持っていく。
    大事なのは、相手に対する想像力と心配り。

    この考え方が良いと思った。

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    2024年05月25日