佐藤愛子のレビュー一覧

  • 幸福の絵

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    心情の描写がきめ細かい。
    自分の中で言葉にでききれない部分が的確に文章になっていて、その言葉の使われ方一つ一つに感動しながら読んだ。

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    2012年03月11日
  • 冥途のお客

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    佐藤さんって本当のことしか言わなさそうだから、
    心霊現象なんてあるんだーって思いながら読みました。
    結構面白くて、ふふっと笑っていたけど、
    よくよく考え冷静になったら、こんなの実際にあったら怖いとと思いました。佐藤さんだから面白く書けるなー。

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    2011年02月16日
  • これが佐藤愛子だ 1

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    サウンド文学館・パルナス エッセイ「男友だちの部屋」佐藤愛子 朗読:中野良子
    タヌキちゃんのソファ 北海道に別荘を建てたときのエピソード。ここから「私の遺言」に繋がる。
    バラの話 
    「あのバラを伐ってしまったのは、ちょうど十年前だ。なんといっても私は元気だった。いまならば私は伐らないだろう。そして季節が来ると、咲ききった無数のローズ色のバラが、色を失いつつ、露の雨に打たれて無惨に朽ちていくのをじっと眺め、胸に湧き広がる悲哀の中に沈む事を、むしろこころよいものに思うかも知れない。」

    たまに気を引く文があるけど、お年寄りが得意がってするおしゃべりを、思いやりのために聞いてあげてる気分だった。昔の

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    2011年02月11日
  • こんなふうに死にたい

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    心霊現象に遭遇した著者の解決への軌跡と、随所に出てくる美輪さんのたのもしさ。美輪さんは、本書だけ読むと非常に高い霊能者だがはたしてどうなのか?
    後書きは悔しいが素晴らしかった。よくも悪くも美輪づくしだった。

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    2010年09月11日
  • 私の遺言

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    タイトルにもかかわらず、著者ご本人はまだ健在なのだけれど、死ぬ前にどうしても伝えておきたかったこと、という意味で書き記した本であるらしい。

    北海道に家を建ててから突然身の回りに起こった、不思議な心霊現象との20年間にわたる闘いを綴った戦記といっていいような内容だ。
    その闘いは本当に壮絶の一言で、映画に出てくるポルターガイストのようなレベルじゃなく、それよりも何倍も激しく家の中を掻きまわしたり、ソファーの中に電話機を隠したり、集まって宴会をしたりするという。

    それが、どこの場所に行ってもついてまわって、夜毎に姿をあらわすというのだから、それは想像するだに恐ろしい、「ベルセルク」のガッツが味わ

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    2020年07月15日
  • 凪の光景(上)

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    教育への信念、情熱だけを生き甲斐にしてきた
    元小学校校長の丈太郎。

    戦後の苦しい時代に夫に黙って忍従することが
    妻の務めだと思ってきた妻、信子。

    民主主義社会の中で、自己の主張を抑え
    優しい夫を演じる、息子の謙一と
    教育熱心でキャリアウーマンな妻、美保夫婦が2世帯住宅で同居しています。

    物語は、信子が戦時中に夫の為に忍んで失った青春の日々を
    今から取り戻すと決意するところから始まります。

    これからは自分のために、楽しい余生を送るのよという妻、
    家族から時代が違うんだからとその熱血さを疎まれる、夫。

    熟年夫婦の葛藤が、和やかなタッチで描かれています。


    特にこ

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    2009年10月04日
  • 風の行方(上)

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    佐藤愛子さんの『凪の光景』の続編。

    上巻では吉見の学校でのイジメ問題がテーマとなっている。

    途中までは陰湿なイジメの描写を読むのがしんどい。
    後半からは、戦争に負けた日本が選んだ民主主義によってもたらされた日本人の腐敗について深く描かれている。

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    2009年10月04日
  • 血脈(上)

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    にちゃんねる用語でDQNという言葉がありますが、この佐藤家はまさに全員がDQN。す、凄まじい。
    この本を手に取ったきっかけは、NHKのドラマでした。この本が原作だったのですが、ドラマのほうは、「野放図で、でもどこかほっとけない悲しみを漂わせたサトウハチローと、それに振り回される家族の物語」的に描かれてて、主題歌もいかにもホロリとこさせるのを狙った曲を使ってたんですよ。
    この原作本を手にとって、何度も何度も、描かれている家族模様をドラマのテイストに変換しようと、この本を最後まで読んだときに救われなさそうな自分の心を妄想の力で救おうと頑張ったんですけど、無理でした。「宿命の一族」とかそういうギリシ

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    2009年10月04日
  • 女の学校

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    自分が生まれた頃に書かれた作品で、それからかなり時間がたつのに、時代の流れの話など共感できるところが多々あって、とても興味深く読めた。そして、きっと新聞の連載か何かだったんだろうと思うが、一つ一つのテーマが短くまとまっていて、とても読みやすかった。時代に呑まれるのではなくて、ちゃんと目を開けて時代の流れを見ていないと気づかないような視点からものごとを見ていて、下手をするとただ呑まれてしまいそうな自分とはずいぶん違うなあと感心した。分析をすることが結果当たっていたとしても、あんまり意味がないというくだりなどはっとした。

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    2009年10月07日
  • 冥途のお客

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    【本文より】
    信じるも信じないもあなたの勝手だけど、まぁ、百聞は一見に如かずというから。もしなんなら死んで見ますか?

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    2009年10月07日
  • 死ぬための生き方

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    佐藤愛子さんのエッセイって、面白い。
    語り口調が、爽快だ。

    「人間、ムリはいけない。どんなことであれ、そう「したいからする」
    のでなくてはならない。」

    この言葉、ほんとその通りだと思う。

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    2009年10月04日
  • 私の遺言

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    北海道に山荘を建ててから起こった心霊現象・・
    やがてそれは彼女の東京の自宅でも起こるようになる。
    三輪明宏や江原啓之など多くの霊能者や祈祷師、心霊研究家の力を借りながら、20年以上霊と戦い続けたその精神力には驚かされる。
    私自身「科学的に証明できないこと」があると思っているから、とても興味深く読んだ。
    それにしても凄まじかった。

    彼女がなぜこの体験を遺言としたのか。

    霊界のこと、日本の現状、先行き、読んでいると、今日本人が忘れてしまっている、日本人本来のかつて持っていた気質、私が常々感じていたことと符号する。

    「一人一人が自分の波動を上げれば社会の波動が上がり、国の波動も上がる。
    国民の

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    2009年10月16日
  • なんでこうなるの 我が老後2

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    解説の池上永一氏と同じように私の佐藤愛子との出会いは母を通してであった。いまはお互い落ち着いたが、母も私も若かった頃は佐藤愛子と張り合えるような大騒ぎ母娘だった。佐藤愛子の娘、響子とちがい、私も懲りずに言い返していたので大騒ぎの二乗だった。今思うとご近所の皆様、大変失礼いたしました。
    いつも母を通して読んでいたので、気持ちとしては母の友人だ。自分の子供どころか孫が通うようになっても「幼稚園は近いが一番」なんて豪語するところは類友といえよう。
    その佐藤愛子の本がひょんなところから私の手元にやってきた。彼女は相変わらずだが、私は随分変わったような、自分の事がわかってきたような気がする。(2006.

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    2009年10月04日
  • 我が老後

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    70歳を過ぎた母が「おもしろいよ」とくれたエッセイ。明治生まれのおばあさんは我慢強くたくましかったけど、大正生まれのおばあさんは、もっとアクティブ。一番多感な青春期に軍の侵攻と敗北を目撃してしまったからか。毒のある言葉の連続に始めはぎょっとしながらも、しっかり生きた人間の知性と寛容を実感する。このあと4冊も続編がでていて、やっぱり大正女のバイタリティを感じずにはいられない。


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    2009年10月04日
  • 血脈(上)

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    著者の一族に流れている、破滅的な『血』をテーマに描かれた、私小説的な作品。
    物語は、著者の父親である、作家の佐藤紅緑と、著者の母親である女優の万里子(シナ)との出会いから始まり、その時から歯車が狂ったように、家族がバラバラになっていく。
    義兄のサトウハチローを始めとして、佐藤家の男達の生き様の凄さ、酷さと言ったらない。どうしてこうも、揃いも揃って身を持ち崩していくんだろう。
    家族を捨てたとも言える、紅緑が一番の元凶と言えなくもないけれど、同じような境遇の人間は、彼らだけではないだろうし、そんな中で真っ当に生きてる人間も世の中には多くいる。
    見てると、結局は悪い事はみんな自分の環境や周囲の人のせ

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    2009年10月04日