佐藤愛子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルから手に取ってみたが「50代以降をどう生きるべきか」というあまりにドンピシャなテーマで笑ってしまった。「五十代から六十代にかけて書いたものから編纂」…私が以前、エッセイを読み漁っていた頃だ。今読んでみれば、年齢なりの気持ちはよくわかるし、まさにこれが昔からイメージしていた佐藤愛子さんだ。周囲からはいろんなことに怒ってばかりといわれるけど、一本筋が通っていてわかりやすい。そして何故楽天道なのか、いままで読んできたものが少しずつ思い出されてきた。楽天的に生きねばならなかった。生きてこられなかった。その苦労を笑い飛ばす佐藤さんを思う。
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購入済み
読み応えあり
降りかかる心霊現象に初めは怖ろしくこわごわ読んでいたのですが、そのうち作者の不屈の意志に魅了され、読む側が後押しされるような気持ちで一気に読み終えてしまいました。
普段感じていたようなことがわかりやすく説明されており、心持ちのありようの大切さを見直すよいきっかけになりそうです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「九十歳、何がめでたい」があまりに面白くて「こんな面白そうな本もでているぢゃないか!」とすかさず手に取った一冊。何よりも佐藤先生の、カカと笑っているかのようなこの表紙の表情。
役に立たないと謳っておられる様に多分ほとんど人生相談の役には本当に立たないと思うのですが、ストレス発散の役にはかなり立つのではないかなと思うのです。
とにかく痛快。「人生相談なんかしたくない」とあれほど「九十歳何がめでたい」で書いておられたのに引き受けちゃったのな~という残念感(?)もあるのでなおさら面白いのです。でもやけっぱちというのでもなく、先生なりの真面目さでちゃんとお答えにはなっているのです。
「それはどうか -
Posted by ブクログ
ネタバレ友人に薦められて上巻中巻下巻一気に読みました。
佐藤愛子さんの平易で分かり易い文章で読みやすくて引き込まれるのも早かったです。読んでいてここまで人の道から外れた一族ってあるんだなとホント驚きの連続でした。昔のお殿様とかは愛人と言うか妾なんて普通にいたし女性の地位も低かったのでこう言う事もあったんだろうけど。紅緑さんのような作家さんで子供と奥さんを捨ててまで己の愛情に正直な人っていたんですね~。これ当人だったらたまったもんじゃないんだろうけど佐藤家の人たちって各々が物凄い活力もってるからなんとかなってたんだろうな~。読んでて途中途中でイライラしたりスッキリしたりを繰り返したんだけどその自分の感情 -
Posted by ブクログ
これ、古本市で手に入れたんだけど、期待しないで読んだら、すごい面白かったの~。
もう、笑ってばかり。
恥ずかしながら、私は佐藤愛子さんという作家さん知らなかったのです。集英社の雑誌ノンノに連載を書いてる作家さんだそうで。。。今はどうか、知らないけど。
で、その佐藤さんが集英社の仕事を兼ねて、人生最初の海外旅行に娘さんと行くんですね~。
まぁ、いろんな国と街に行って、いろんな人と出会い、いろんな体験をするんだけど、佐藤さんのひと言ひと言が面白くて何度笑ったことか。
娘さんとのやり取りを読んでると、まるで私と私のママのようですごい共感できた。って、こんなオモロイ話で共感してもね~。
とにかく、 -
Posted by ブクログ
読み始めたら一日で一気に読んでしまった。
トイレに行くのも食事をするのもはばかられるほどに読み進んでいった。
本人の生の体験が書かれているため、怖いのだが、最後にいくにつれ希望が見えてくる。私も怖がっておらず自分のカルマを正視して立ち向かうという気力が湧いてきた。(といっても自分のカルマが何であるかわからないのだが)
江原さんの本もいろいろ読んではいたが、やはり、普通の人が悩み苦しんだ記録という点ではこの本のほうが身に応える。実際問題のように思われてくる。
波動を高めること。国のこと、政治のこと、色々な世の中のことに憂いてもしょうがない。まずは自分自身の波動を高めることで、結果的に国の波動 -
Posted by ブクログ
佐藤愛子さんについて知ってるのは作家であり、有名人が家族にいる、それくらいで本は読んだことありませんでした。
ところが、なんでかこの本は知ってていつか読もうと思っていました。
この本と同時に「アウトオンアリム」も読みました。
先に「アウト・・」を読んだのですが、まさに西洋と東洋の人があの世について書いてくれて、しかもほぼ同じことを言っているとわかりました。
自分でもずっと先送りにしていたこの2冊を同時に読む気になって取り寄せてまで読んだのはただの偶然か?と不思議な気持ちになりました。
自分を赦す、他人を赦す、今を大切に生きる。
それがすべての幸福の始まりなのだと
準備が出来ている人にはすんな