あらすじ
50歳を過ぎて心霊界にめざめた著者が、岐阜の幽霊住宅で江原啓之氏と体験したこと、江原氏が実況中継のように語ってくれた、死後の遠藤周作ら作家たちの姿、狐霊に憑依された女性の奇妙な話、父・佐藤紅緑の霊が語ったこと、霊能者の優劣……。著者が直接見聞きした、霊にまつわる不思議なエピソード満載。いまや「この世よりもあの世の友達のほうが多くなった」佐藤愛子さんの、怖くて切ない霊との交遊録。死は終わりではないからこそ、どう生きたらいいか考える1冊。
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Posted by ブクログ
友だちに勧められて購読。
『私の遺言』を読んでいたので、もろもろ納得しながら読めた。遠藤周作氏とのやりとりがおもしろい。
この著者、最近はベストセラーを頻発させているけれど、この本は初出が2003年ということで、こっち系(?)の本の最新作を読んでみたいと思った。
なぜか字が大きい。
Posted by ブクログ
『佐藤邸、本日もあの世から千客万来!』のキャッチコピーから既に笑える。江原啓之氏の霊視で死後の世界にいる、遠藤周作、有吉佐和子、開高健、川上宗薫らの宴会風景を実況中継してもらう場面も笑える。
もう、笑ってばっかし。
「死んだら全てなくなる」
「あの世なんてないさ」
と思っている人は、読んでみるといいんじゃないかしら。
あの世があると思う事と、ないと思う事、どちらに利点があるか考えてみるのもよいかもしれない。あの世があると思った方がこの世をよりよく生きられるように思うのだけれど、どうなんだろ。。。
Posted by ブクログ
佐藤愛子さんの文章は大変読みやすく、楽な気持ちで読めます
自身に起こった不思議な体験を、豪快でアッサリとした口調で読ませるので、怖さはないです
死後の世界がどういったものか、
死後にも魂は磨いていかねばならないこと
生きているうちから魂を磨いていくこと
自分の波動を高めること
遠藤周作さんとのお話しが面白かった
Posted by ブクログ
佐藤愛子さんに言わせると(あの世)は有るそうな。
死んでも生きなきゃならぬとは難儀なことだ。
私は思う!(あの世)は無い・・・・・多分
Posted by ブクログ
佐藤愛子の心霊体験記とあの世についての考えが記された本。このようなことを体験し、かつまたそれを公表するような人とは思っていなかったので、ちょっとびっくり。
あと、無名時代の江原啓之による霊視、特に遠藤周作をはじめとする文士仲間のくだりは結構笑える。
本書では、死後の魂は地獄か天上界に行く、あるいは幽霊となって現世をさまようことになっている。ということは、魂の生まれ変わりというのはないのだろうか。佐藤愛子と同様の説を唱える人もいれば、人間の魂は生まれ変わると説く人もいて、個人的には生まれ変わりがあるように思っているので、著者の生まれ変わりについての見解が聞きたいところである。
Posted by ブクログ
信じるか信じないかはあなた次第のお話ばかりなのだけど、遠藤周作先生が生前 どちらかが先に死んだら あの世はあるかを教えようと約束してて 有吉佐和子さんや開高健さんと共に会いに来てくれる話が楽しそうで よかったです。
Posted by ブクログ
佐藤さんって本当のことしか言わなさそうだから、
心霊現象なんてあるんだーって思いながら読みました。
結構面白くて、ふふっと笑っていたけど、
よくよく考え冷静になったら、こんなの実際にあったら怖いとと思いました。佐藤さんだから面白く書けるなー。