佐藤愛子のレビュー一覧

  • 佐藤愛子の役に立たない人生相談

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    人生の大先輩である佐藤先生が、老若男女から寄せられる様々なお悩みをバッサリ切っていきます。
    相談している側からすると真剣そのものなのでしょうし、そう考えると「こんな回答で大丈夫か……?」と思ってしまうものの、他人事だと思うと途端にクスッと笑えてしまったり。
    日々のちょっとした空き時間で軽く楽しめる1冊です。

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    2021年10月19日
  • 役に立たない人生相談2 好きなようにやればいい。

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    巻末の解説者、杉山さんは著者の長女らしい。
    人生相談の内容は質問も含めて、皆さんそれぞれ悩んでるのね。といった感じ(切迫感のない平和な相談が多いです)

    以下抜粋

    相談者が求めているのは本当に正解か?悩める人に1番必要なのは元気なのではないか?
    元気は生きる力そのものだ。悩みを解決するより、悩みを吹き飛ばす力を身に付ける方がずっと生きやすくなるのではないか、そんなふうに考え始めたのだ。むちゃくちゃを言って相談者を元気にするのも母位だ。そういう意味で、この本は役にたつに違いない。

    娘さんも文才というかなるほど、と思うような素敵な文章を書きますね。

    佐藤さんの考え方に元気をもらいながら、しなやかに生きる力を身につけていけたらと思いました。

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    2021年10月10日
  • 佐藤愛子の役に立たない人生相談

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    まずタイトルが良いですね。
    「役に立たない」と「人生相談」の対比が面白い。

    そして92歳とは全く思えない切れっ切れの回答が痛快です。

    良くある「相手に寄り添って」と言う回答とは真逆とも思える愛とユーモア溢れる珍解答(失礼) 歯に衣着せぬ物言いなのですが、不思議と嫌な感じが全然なく、思わず噴出したり、「そうだよな、その通り!」と納得する回答多し。

    人生相談なのに、楽しいエッセイ本を読んでいる様な錯覚に陥った愉快な1冊です。

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    2021年03月15日
  • それでもこの世は悪くなかった

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    とても強く逞しく、清々とした人柄だなと。
    この本を読んでからニュースを見たら現代人はなんてくだらない事でぎゃあぎゃあ喚いているのか…という気持ちにさせられました。
    何でも経験してこそわかる。一度きりの人生、止まらずに色んな事を経験していこうと前向きにさせてくれました!

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    2021年02月06日
  • 冥途のお客

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    ネタバレ

    佐藤愛子さんの文章は大変読みやすく、楽な気持ちで読めます

    自身に起こった不思議な体験を、豪快でアッサリとした口調で読ませるので、怖さはないです

    死後の世界がどういったものか、
    死後にも魂は磨いていかねばならないこと
    生きているうちから魂を磨いていくこと
    自分の波動を高めること

    遠藤周作さんとのお話しが面白かった

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    2020年05月05日
  • 私の遺言

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    知人が貸してくれました。『血脈』は未読だけれど俄然興味が湧いてきました。霊のことや死後の世界、輪廻転生のことなど、全く興味はなかった作者が避暑のために建てた家に起こる数多の不可思議な現象と体調不良などに遭い、実体験から死後の世界とそれにまつわることどもを知るようになり勉強するようになり、社会のことも死後や霊の世界と繋がっているのだから、同じような体験をしていなければ俄には信じがたいだろうけれど多くの人に伝えておかなければならないと「遺言」という題目のもと書き綴った記録とエッセイ。私は霊体質ではないし霊感と呼べるものもないのでおっかなびっくりしながらも、個々人の波動を高めなければ世の中は変わっていかないというくだりなどは共感出来なくもなく、とても興味深い本でした。美輪明宏さんや江原啓之さんも出てきます。おしまいの方に書かれていた遠藤周作さんの話が良かったです。

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    2020年02月07日
  • こんな老い方もある

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    どんなにがんばっても人は老いる。
    いかに上手に老い、枯れていくか、ありのままに運命を受け入れるか…を綴った佐藤愛子さんのエッセイ。

    老け込むのが何が悪い!
    楽しい老後なんざ誰かが作った都合のいい話じゃい!
    若く見えようか見えまいがそのことに価値はない!
    斜に構えるかっこ悪さを知れ!

    と…まあ佐藤愛子さんのこの怒りのパワーというか
    イケイケな魂の叫びがおもしろい!

    こんなガンガンとした老人に私はなれるだろうか…

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    2019年08月28日
  • 老残のたしなみ 日々是上機嫌

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    面白いエッセイの数々(^^)特に「可哀そうなおばあさん」が好き♪それと佐藤愛子さんが霊的なものを信じておられるのが意外だった!(゚Д゚)

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    2019年08月21日
  • 役に立たない人生相談2 好きなようにやればいい。

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    第1弾の方も拝読済みですが、相変わらずキレキレでめちゃくちゃで、思わず笑ってしまう回答も多々あります。
    なんの解決にもなってないのでは!?という回答も、よく考えたらこんなことで悩めるだけ、まだ幸せか……と思い直せるきっかけにもなりそうであったり。

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    2019年06月24日
  • 孫と私のケッタイな年賀状

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     佐藤愛子さんとお孫さんのタッグによる、様々な工夫をこらした?コスプレ年賀状の歴史。個人的には可愛い『トトロ』。躍動感のある『泥棒』。表情が笑える『晒し首』の3つがベスト。

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    2019年05月13日
  • 上機嫌の本

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    佐藤さん、初読みでした。 ホントの自由を持っている人かも。 しっかりしないと叱られそう笑 つぎは、佐藤さんの小説も読んでみたいと思いました。

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    2019年04月02日
  • 新装版 戦いすんで日が暮れて

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    「戦いすんで日が暮れて」
    ええかっこしいでお人好しで要領の悪い夫は
    人に頼まれるとついカネを出してしまう
    そんな性格だから
    多額の負債を抱えても、なんとなく人からは愛されていた
    現実にカネを作り、借金取りの相手をしてるのは
    漫画で稼いでる妻のほうで
    こちらはどんどん鬼のような性格になっていった

    「ひとりぼっちの女史」
    大借金をこさえた亭主は逃げ回っており
    その留守中、債権者たちの訪問を受ける妻はそのたびに
    怒り任せ、あるいは涙ながらの愚痴を聞かされる
    亭主への憤りは、債権者への怒り、世間の噂に対する怒りになって
    妻は孤独の鬼だった

    「敗残の春」
    事業を潰した夫は、結果的にたくさんの人を裏切ったわけだが
    妻の目から見ると、裏切られたのは夫のほうであるようにも思える
    しかしいずれにせよ
    不甲斐ないのは夫だという結論に変わりはなかった
    そしてそれを見捨てられない自分は
    単に行き場のない中年女にすぎない…そう思っていたら
    とつぜん旧知の男から声をかけられ、おおいに戸惑ってしまうのだった

    「佐倉夫人の憂鬱」
    画家を亭主に持つ佐倉夫人はいわゆる保守派で
    力なき正義は無能なり、の思想を強くする戦中派だった
    そんな彼女の家にやってきた下宿人は
    見目麗しき童貞
    佐倉夫人は一目で好意を持つのだが
    合理主義者である彼へのいまいましさが先にたって素直になれず
    また、男のほうでも夫人のことなど
    恋愛対象としては、まるっきり問題にしてないのだった

    「結婚夜曲」
    証券会社の営業マンに転職した夫だが
    その直後から景気が下がりはじめたもんで、成績はさっぱり上がらない
    心配した妻は、女学校時代の後輩を紹介した
    今は大手銀行の支店長夫人になった人だ
    しかし案の定…で
    余計なことをしたと、子供たちから批判されてしまう

    「マメ勝ち信吉」
    沼田信吉は女好きで、毎晩マメに口説きまわっている
    これもタイプとしてはお人好しというか
    本命には軽くあしらわれてしまうのに
    そのうさ晴らしで、あえて手を出した女からは
    逃れることができない

    「ああ 男!」
    男は童貞らしさを隠し
    女は処女らしさを装う
    それはつまり、男のほうがロマンチストだからなのかもしれん

    「田所女史の悲恋」
    美容室を経営する田所女史は45歳の独身
    指導と称して、気に入った男子社員を折檻するのが大好き
    しかもたちの悪いことに
    やってることの自覚が本人にはなかったのだ
    つい最近までは
    しかしそれに気づいたとき
    とうとう権力を用いて、若者の恋愛を引き裂く真似に手を染めてしまう

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    2019年01月08日
  • 凪の光景(上)

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    ネタバレ

    作家としての立ち位置と自己認識を示した作品。彼女が具象化した時代的テーマの数々。
    長男謙一夫婦の、キャリアーウーマンと不倫。ファミコン世代の子供達。パラサイト的若者像。極め付けは熟年離婚だ。
    佐藤愛子は「小説の基本は、人間について考えることです」と語っている。まさに昔気質の作家だ。遠藤周作は「学校を出て彼女は軍人の妻となり、そのご主人に死なれ、数々の苦労をしたらしいが、戦中派の女性はみんな、そんな辛い人生を味わってきたのである」と評している。
    そんな彼女が書く作品は、中年女性に人気があるのかベストセラーを出し続けている。

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    2019年01月07日
  • 血脈(下)

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    サトーハチローといえば、「リンゴの唄」や「小さい秋みつけた」など童謡作家として超有名。小さいころみんなの歌をテレビでみると、毎度「サトーハチロー」の文字を見かけたような。

    そんなサトーハチローの異母妹である佐藤愛子が描く佐藤家のハチャメチャぶりが本書のメインストーリである。その話題の中心は父である佐藤紅緑とその後妻である「シナ」である。佐藤愛子からみてら父と母である。紅緑の生活はある意味ぶっ飛んでいる。妻や女はとっかえひっかえ、子どもはほったらかし。その子供たちは親に輪をかけてぶっ飛んでいる。妻や女はとっかえひっかえ、子どもはほったらかし、に加え、お金は親にせびりまくりときた。

    紅緑はだから書いて書いて書きまくって稼いだ。サトーハチローは金のために書いたのか、あふれ出る詩心を留め置いたのか、兎に角書いて書いて書きまくった。佐藤愛子は生活のために書き始めたところ、意外と書けるということでこれまた書いて書いて書きくった。

    しかし佐藤家である。このやんちゃぶりというか乱脈ぶりはどう見ても血脈である。そしてシナである。血脈と対峙するわけでもない、しかし受け入れるわけでもない。ずっと外側から眺めている、でも頼られれば用立てる。紅緑とシナの関係、継子との関係が本物語の主要テーマである、

    そしてシナや愛子はそこをどのように乗り越えていくのか。やんちゃ、ハチャメチャを書き連ねているだけなのか、小説として成立しているのか。いや、話としては面白い。しかしホントだったら生活していくのは辛い。

    作者である愛子が、愛子を客観的に見て記述している、しかも手抜きやひいき目がない、そこは非常に面白い。そして最後に生き残っていくのが愛子であるところもまた「小説として」面白い。

    そしてそしてあの童謡作家がこの血脈!という意外性が最高に面白いのだ。数多くの校歌の製作工程が面白いのだ!

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    2018年03月17日
  • 血脈(上)

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    分厚い本だけど、あっという間に読むことができた。
    この佐藤家の波乱の元凶はお父さんの紅緑さんが
    妻ハルとその子供たちを捨てて、シナに走ってしまったこと。自分のやったことが、息子たちからのお金の無心という形で返ってきているとしかいいようがないと感じた。

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    2018年03月01日
  • 冥途のお客

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    ネタバレ

    佐藤愛子さんに言わせると(あの世)は有るそうな。
    死んでも生きなきゃならぬとは難儀なことだ。
    私は思う!(あの世)は無い・・・・・多分

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    2017年12月05日
  • それでもこの世は悪くなかった

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    ぶっ飛んだ婆さんだと思いましたが、すごく肝が座っている。
    私のような我慢が足りない人間には、お灸をすえる一冊です。

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    2017年11月22日
  • 佐藤愛子の役に立たない人生相談

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    タイトルだけで予想はつくけど、相変わらずスカッとする佐藤愛子さんの本。
    作家になるにはどうしたらいいですか?って人に遠藤周作さんも激おこだったとか。
    面白かったデス。

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    2017年11月11日
  • 上機嫌の本

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    作家が25年前に出したエッセーの新装復刊本。
    独特の毒気と昔気質感、お嬢様的なところ、年寄りの甘えと意地的なところも含めて佐藤愛子ワールドを感じた。
    世間におもねることなく、しかし相手の立場や想いは見つめ、自分なりの身の処し方の筋を通している点は、自分もそうしかできないと共感した。
    17-116

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    2017年10月24日
  • それでもこの世は悪くなかった

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    ネタバレ

    著者の本を読んだのは、「九十歳。何がめでたい」についで2作目。そもそもこの人の本は、エッセイ以外の小説を読んだことはないので作家としての実力は知らないが、90歳を過ぎてこれだけ世の中に対してハッキリとした認識があるのは、素直にすごいと思う。いろいろな苦労を経験されたようで、その中から紡ぎ出される言葉は一つ一つに含蓄があり、説得力がある。また、遠藤周作や北杜夫など超有名作家との変人エピソードも満載で、おおらかな、古き良き時代の一旦を知ることができる。

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    2017年09月20日