あらすじ
生来の「面白中毒」ともいうべき性癖ゆえ、自ら災難に突進し、波乱の人生を歩んできた作家・佐藤愛子。なればこそ書ける、真に心に染みる幸福論、皇室と愛子さまに寄せる思い、旅や家族についてのエッセイ。そして津村節子さん、小沢昭一さん、藤原正彦さん、北杜夫さんら親友・珍友との縦横無尽な語り合い。歯に衣は着せぬが涙もろい暴れ猪・佐藤愛子の多彩な魅力が満載!
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Posted by ブクログ
「お徳用」だけあって、大満足。
北杜夫や遠藤周作ほかにも同人誌でともに文学の研鑽を積んだ仲間との交友録、家族、思い出の地について、などの短いエッセイ集。
「面白中毒」愛子さんの文章は簡潔でユーモアたっぷり。理不尽な事には痛快に怒る。藤原正彦さん、野坂昭如さんとの対談も必読。
Posted by ブクログ
もう20年くらい前になるだろうか、佐藤愛子さんのエッセイをよく読んでいた頃があった。久々に読んだけど相変わらず勢いよくて小気味よく次から次へとページをめくっていける。
「相変わらず」といってもこれは過去の作品を集めたもの。ほうぼうから集めてきて一冊に仕立てたものって統一感がなく寄せ集め的で、時間やテーマもあっちゃこっちゃいくのが多い印象なんだけど、この本はテーマで章分けしているし、年代もわりと集中(2005~2008年くらいが多いかな)していて本当に「お徳用」だった。