佐藤愛子のレビュー一覧

  • 増補版 九十歳。何がめでたい

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    いやあ、こういう90歳の方がたくさんいるなら高齢化社会も悪くない!って思うくらいスカッとズバッとしててすき!
    お話してみたいとも思うけど、たぶん話したところで一刀両断されてしまうこと間違いなし。笑
    文庫本は、老眼でも読めそうな字の大きさにしているのもおもしろい。笑
    元気出ました!
    もう半分死んどるようなもんっていってても、赤の他人は勝手なことを言ってしまうもので、元気でいてほしいなっておもいます!

    _φ(・_・
    人はみな多かれ少なかれ、自分の人生を自分なりに満足いくものに作るために目に見えぬ血を流している
    当たり障りのない人生なんてぬるま湯の中で飲む気の抜けたソーダみたいなもの

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    2023年04月04日
  • ああ面白かったと言って死にたい 98歳 愛子の箴言集

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    ネタバレ

    『上機嫌で憤怒する
     まことに人間万事塞翁が馬だ。加福はあざなう縄の如しだ。不幸な結婚は私を作家にしてくれた。借金は金への執着から私を解き放ってくれた。
    思うに任せぬ現実に突き当たることによって、私の価値観は少しずつ変わって行った。おそらく生きようとする私の本能が私をそうさせたのだろう。私はいつで上機嫌でいたい人間である。憤怒する時でさえ、私は上機嫌で憤怒する。上機嫌で憤怒する芸当を薬籠中のものにするには、余計な情念、怨みつらみはすてなければならないのである。        「上機嫌の本」 』

     書店でこの文章に出会い、興味が湧いた。 『上機嫌で憤怒する』作家・佐藤愛子に興味が湧いた。 じっ

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    2023年03月28日
  • 幸福とは何ぞや 増補新版

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    人生ずっと修行だなって思った。
    それでも、自分が仕事を引退した後どう生きていくかって人生の集大成になると思っている。
    そこに向けて、今、自分がどう生きていくかを考えて日々行動していきたいと思った。
    人生行き詰まったときは?
    というのに、どうすればいいというのはないけれど、いつもどうにか突破できてます!!っていう言葉に勇気づけられた。
    そうなんだよね。なんとかなるんだよ。でも、今私は、来年度のあれこれ考えて絶望的になっている。
    ではなくて、今を見て、なんとか突破していけるように気持ちを切り替えよう。

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    2023年01月15日
  • それでもこの世は悪くなかった

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    あっさりした性格で読んでて気持ちよかった

    でも考え方が違うところは違うかなあ
    おばあちゃんが生きてたら
    こんな感じで返されてたのかな
    (立ち会い出産についてとか)

    瀬戸内寂聴さんへのくだり面白かった!

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    2022年11月24日
  • 佐藤愛子の役に立たない人生相談

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    アドバイスが本当に役に立たなくて笑いました!
    でも当たり障りのない、ありきたりなアドバイスよりは気持ちが良い気がします。
    「もう手遅れ」「あなた何言ってんの?」のような言葉も、佐藤愛子さんからだと思えば温かみがあります。

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    2022年08月27日
  • 増補版 九十歳。何がめでたい

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    90歳を過ぎて隔週連載のエッセイを書けるとはなんて素晴らしい!ヤケクソの力で脳細胞を働かせて錆はいくらか削れてなくなったと書かれているが、こんなにおもしろおかしく日々のことを書くというのは日頃から頭をフル回転させていないととても出来ないことだろう。
    私なんてここに感想を残すだけでも頭を悩ませるのに…
    とても真似できないけれど、変わりゆく世の中にブツブツと文句を言いながらもアンテナを張って歳を重ねていきたいと思った。

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    2022年08月21日
  • 増補版 九十歳。何がめでたい

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    面白かった。好き放題言いたい放題のエッセイが、こんなにウケるなんて、さすが佐藤愛子。年取るって、大変だけど楽しそうです♪

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    2022年05月25日
  • 私の遺言

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    出だしを読んで あれ?再読かしら?と思ったのですが
    初めてでした。
    他の本にも書いてあった内容の霊現象でした。

    著者は 北海道に別荘を入手してから
    多数の怪奇現象に見舞われtいた。
    その度に 専門の人に来てもらったりして
    除霊など や お祓いの方法とかを行った。

    が そのかいもなく 悪化していく。

    凄い 霊媒師さんとも出会って
    原因がわかってきた。

    ご先祖さん達の 悪行がカルマとなっているという事。
    しかし 何で彼女だったんだろうと 思って読んでいくと
    最後には そういう事なのかと 納得しました。

    多くの人がこの本を読むことが 必要だったのですね。

    私もこの本を読んで
    日本人が ア

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    2022年03月04日
  • 増補版 九十歳。何がめでたい

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    ネタバレ

    ベストセラーエッセイの増補版が出たとのことで手に取ってみた。あたしは佐藤愛子氏の半分以下の年齢だが、それでも共感できるところが多くて楽しめた。
    自分がしていることは昔から変わらないのに、時代が変わったせいで、周りの顔色ばかり見て言いたいことが言えなくなっているためか、褒められることが不思議と仰るところが印象的。
    ここまで長生きしなくてもいいけど、心意気は見習いたいw

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    2021年10月15日
  • 役に立たない人生相談2 好きなようにやればいい。

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    快刀乱麻の回答に、笑いました。
    バッサバッサと切り倒しているようで、質問者への愛が感じられます。

    70歳男性からの《どの女性と結婚するか、決めかねています》

    14歳女子中学生からの《賞味期限をせせら笑う祖母をなんとかしたい》

    等。

    中でも、大笑いしたのが、
    55歳女性、主婦の《夫のブーメランパンツをやめさせたい》でした。

    出っぱったお腹や、垂れ下がったお尻の肉が小さなパンツにかぶさり、穿いているのに全裸のようにみえます。お風呂上がり、湯気の立った夫がそのパンツにそろそろとあしを入れる時、イライラがこみ上げてきて、目をそむけます。

    との質問に、

    気持ち悪いのなら、見なきゃいいんです

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    2021年08月13日
  • 人生は美しいことだけ憶えていればいい

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    言いたいことを言い、やりたいことをやる人生は、気兼ねなくて、楽しかろ。そんな著者でさえ、腰がひけた、澤田美喜の言葉。人生は美しいことだけ憶えていればいい、これがタイトルになっている。

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    2021年08月02日
  • 老い力

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    202101/老いや死等についてのエッセイを年代順に集めた一冊。今の時代にはそぐわないものや勿論自分の考えと違うものも多々あるけど、佐藤愛子らしい語り口・エピソードで、楽しく読めた。ただ、当時の表現や作者の原文を優先しているのだろうけど、『(P.29)~違和感を感じたのである。』のような文章は直し入らないのか…と気になってしまった。

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    2021年01月23日
  • 老い力

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    佐藤愛子の本は他にも読んだ。
    後書きを見ると今まで吠えてこられたのを「失礼?」まとめて本にしたみたい。
    50代、60代〜80代現在
    大正12年生まれ、立派なシニアとしての意見。

    一つ二つはなるほどと納得してたし
    造詣深いものがあるが
    こうまとめて読んでいくと、知ってるだけに
    お腹いっぱい感が満載。
    老衰、病苦、そして必ずやってくる、死に対して
    正面きって受けてたってらっしゃる

    猪年それも、五黄の猪らしく
    強いこと半端ない
    山のような借金を見事返し
    現在も叫んでらっしゃるご立派です。

    恥ずかしながら私目も猪
    その上せっかち。
    あい通ずるものがあり
    逆に自分が吠えてる時
    相手はこんな感じかと

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    2020年08月19日
  • 老残のたしなみ 日々是上機嫌

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    亀の甲より年の功 年の功よりスマホの効
    「爺ちゃんに聞いてごらん」などという機会もなく
    出番や居場所、団らんが無い。
    そうなると、いじけるしか年寄りのする事がない

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    2020年01月28日
  • 役に立たない人生相談2 好きなようにやればいい。

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    好きなようにやればいいを地でゆく佐藤愛子「何がしたいのか、わからない」という中2女子に「それでいいのです」思春期に作家になろうと思ってなれた作家は少ない/TVで「サッカー選手になりたい」バカ少年多いのに驚く/「賞味期限は無視!」激しく同意/「還暦で引退したいのに妻は延長で働けという」「やーめた、と言うが勝ちです」好きでもない仕事を60代半ばまでするのは愚かしい、経済的に成り立たないなら別だが、と「他人から見た自分の幸福」を否定するのは正しい。多分、寿命を縮めるだろうけど/平凡な幸福などどこにもない。貧富の差は厳然とあるが政治に不満持つのは不幸?

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    2020年01月22日
  • こんなふうに死にたい

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    様々な霊体験を真っ向から否定することを改める気持ちになる。きっと体験できる人は、頻繁に出くわすのに、体験した記憶のない人は、今後も体験できる術を知らないからである。死を考えることは生を考えることにつながる。納得できる生き方をしたいものである。2019.12.11

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    2019年12月11日
  • 人生は美しいことだけ憶えていればいい

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    「九十歳。何がめでたい」のヤケクソ人生論が面白かった佐藤愛子さんの2冊目なのですが、旧著の寄せ集めで少しガッカリ。
    16本のエッセイは、1973年~2016年のもので、2000年以前のものが14本。

    座右の言葉が9つ載っているが、本書のタイトルはそのうちの1つ。
    この言葉の前には実はもう一文「悲しいことは忘れなさい。」が付いている。
    どのようなシチュエーションで発せられた言葉かを知ると強い意志が伝わってくる。
    座右の言葉の背景には苦労を乗り越えてきた生き様があるのですね。

    打たれ強くなるには「打たれる」ことだ。
    現代に生きるむつかしさは、逃げようと思えば逃げ道があちこちにあることだ。公の助

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    2019年09月23日
  • 私の遺言

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    以前読んだエッセイで、現実的な佐藤愛子さんが霊的なものを信じておられるなんて不思議(・o・)と思っていたけれど、この霊一色な遺言を読んで納得( ・-・)

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    2019年08月25日
  • まだ生きている 我が老後6

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    ネタバレ

    2006年に発売された、著者のエッセイ集。
    最近の書籍に比べると、少し表現が難しい部分が有り。毒も少しゆるやか。佐藤家の血についての記述は面白く、為になる。どの家族も先祖代々引き継いでいるものがあるのと考えると楽しい。全ての出来事を、達観しながら鋭い突っ込みをいれる文体は流石。

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    2019年02月16日
  • 新装版 戦いすんで日が暮れて

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    夫の借金を肩代わりする妻の憤怒が激しい言葉で語られる。男の嫌な部分を描いているようだけど、表裏一体で女の嫌な部分も見えてくる。幸せな新婚さん、カップルにはオススメできないかも。でも、あまりにも人間的で好きです。人生は戦いなんだなあと思わされるw

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    2019年01月03日