佐藤愛子のレビュー一覧

  • 上機嫌の本

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    一見下らない事を真面目なようで不真面目に書いてあるので、こっちも気楽に読める。無責任なようで、そこまで行かず、考えているようで、自分勝手。これこそ理想かと。

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    2018年12月27日
  • 役に立たない人生相談2 好きなようにやればいい。

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    曾野綾子が言ってるのかと思うようなくだりもあるのに、愛子先生の口から出るとなんで腹が立たないのか。人生の荒波を真っ向からかぶってきたとはいえ、いつまでも「お嬢さん」的無邪気さや上品さがあるような気がする。そこが好きだなあ。

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    2018年10月14日
  • 私の遺言

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    母親が佐藤愛子さんの本は全部面白いから、読んでみてと言うので、適当に読んでみた。
    母親から聞いていた佐藤愛子像と違う。
    現実を風刺するような笑い話を想像していたのだが、心霊現象で心が弱っている、お化けとの戦いをまとめた感じ。
    私はお化けを見たこともないし、お化けの話も興味はない。
    色々な事を知るようになって、見えるものが全てではないと思うようになったので、佐藤さんの言うことはそうかもしれないと思う。
    一番目を引いたのは、そこが浦河町であること。
    浦川教会はアイヌの生きづらさを支えていた。
    その歴史がベテルの家に繋がっていると聞いた。

    お化けはアイヌが関わってくる。
    アイヌの歴史は切ない。今も

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    2018年10月05日
  • 晩鐘 下

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    90歳になった佐藤愛子が描く半生。
    借金に追われ、がむしゃらに働いたあの日々はなんだったのか

    以前、佐藤愛子のエッセイを愛読していたので
    元旦那さんの話はかなり読んだ記憶が。
    なので正直「またこの話か」という気がしないでもない

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    2018年10月02日
  • 上機嫌の本

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    初めて読んだ、佐藤愛子氏のエッセイ。もっと面白おかしく自虐的でゲラゲラ笑える本かと期待して読んだが、内容は、佐藤氏が日常イライラしていることにたいして、怒りをぶちまけている感じである。「上機嫌」というタイトルとはかけ離れていると思った。
    大正生まれの佐藤氏は、2回離婚しており、それなりに苦労して娘を育ててきたようだ。娘が巣立ち、講演会などで多忙にしている様子。女性が活躍することに逆風が吹き荒れていた時代を通り抜けてきた貫禄がある。
    彼女が書いているとおり、楽天家であることは長生きの何よりもの秘訣だと思う。楽天家で自信家だった祖母は104歳まで元気に生きた。楽天家になろうと思ってなれるものでもな

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    2018年08月06日
  • それでもこの世は悪くなかった

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    一言ひとことが血の通った言葉。

    大きな不幸も必死に乗り越え
    後に幸福の素晴らしさを知る。

    そんな豪放磊落な人だと感じた。

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    2018年02月24日
  • お徳用 愛子の詰め合わせ

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    もう20年くらい前になるだろうか、佐藤愛子さんのエッセイをよく読んでいた頃があった。久々に読んだけど相変わらず勢いよくて小気味よく次から次へとページをめくっていける。
    「相変わらず」といってもこれは過去の作品を集めたもの。ほうぼうから集めてきて一冊に仕立てたものって統一感がなく寄せ集め的で、時間やテーマもあっちゃこっちゃいくのが多い印象なんだけど、この本はテーマで章分けしているし、年代もわりと集中(2005~2008年くらいが多いかな)していて本当に「お徳用」だった。

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    2018年01月07日
  • 上機嫌の本

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    佐藤愛子さんは、とてもアクがある方だが嫌みがなく率直なので皆から好かれるんだなあ。屈託なくズバリとものをいう爽快さが皆が愛子さんに求めているものだと思う。

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    2017年10月26日
  • 晩鐘 上

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    物語は、別れた夫の訃報から始まり、戦後の日本で文学に関わりながら仲間と過ごした日々と、晩年の自分の、恩師に向けた手紙からなる。
     
    読み進むうちに主人公の夫に対する気持ちがわかるようになる。
    男は夢を追い、女は現実を生きる…
    そこは理解できる(笑)
     
    たまにはこういうものも読んでみようと思ったけど
    なんか夏目漱石を思い出すような文章で、今はあまり使わないような言葉もあり、少々退屈(笑)

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    2017年09月20日
  • これでおしまい 我が老後7

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    読んでいて楽しめます。
    エッセイなので、読み応えというよりも読んでいて楽しいからいいなと思っています。
    日頃ミステリーをよく読むので、休憩したいときにいいです。
    ただ、著者の頭の中での独り言を読んでいるだけかな、、という気になってしまいます。
    私、著者のことあまりしらないもので・・・。

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    2017年03月23日
  • それでもこの世は悪くなかった

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    20170305 長生きの秘訣、気にしなくていつも笑っている。気に入らない事ははっきり嫌だと、言う。素直に喜ぶ、おめでとうと、言う。長生きして当たり前の生き方なのだと思った。

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    2017年03月05日
  • それでもこの世は悪くなかった

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    作家を「先生」と呼ぶのはヘンだと思う。それでもやはりそう呼びたくなる人はいて、その筆頭が愛子先生だ。この本は語りおろしで、特に目新しいことが出てくるわけではないけれど、私は愛子先生については同じ話を何遍聞いてもまったく飽きない。全部が全部「その通り」と思うわけではないが、なにかもう根本の所で仰ぎ見てしまうものがある。それでまた、どういうわけか読んでいると目頭が熱くなってしまうのだ。

    「人生というものはね、幸福だのなんだのと言ったって、どうということはないんですよ」」「苦労したってどうということはない。反対に、幸福になったからと言って、別にどうということはない」

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    2017年03月03日
  • 憤怒のぬかるみ さんざんな男たち女たち

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    佐藤愛子さん「憤怒のぬかるみ」、1998刊行、1995文庫化、「さんざんな男たち女たち」の改題とのこと。遠藤周作氏との会話、100歳ぐらいの人にインタビューでおめでとうございますに、おめでたくないとの回答。愛子さん、私もそのように老いたいとw。だから「九十歳。何がめでたい」が生まれたんですね(^-^)そして「ああ面白かったと言って死にたい」という著書もありますね!愛子さん、18のとき、レントゲン撮影で若い医者に撮るとき胸をさわられて押したり上げたり・・・。てっきりそうされて撮影とずっと思ったそうですw。

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    2017年02月20日
  • 佐藤愛子の役に立たない人生相談

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    著者の回答があっさりながら、本質をついていて、それでいて温かいので、読んでていて晴れ晴れする。悩みは人それぞれだが、他の視点から見るとそう言う考えもあるのかと気づきがある。タイトルを著者が「役に立たない人生相談」としたように、決して上から目線でなく、そっと気がつかせてくれている。

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    2016年10月08日
  • 私の遺言

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    私には所謂霊感というものはゼロで、こういった事象とは無縁で生きてきた。
    信じるか信じないかと問われたら、答えは出せない。自分には到底想像はできないが、こういうことがあっても良いのではないかとは思う。
    アイヌの霊と対話する場面が1番面白かった。スイスイ読めました。

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    2016年09月26日
  • 佐藤愛子の役に立たない人生相談

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    表紙の愛子先生、いやもうお若く、お美しい。92歳?ウソでしょ!という感じ。人生相談への回答は、当然ながら「お叱り」系。かつてほどのイキオイはないけれど、まだまだ怒ってるのがさすがだ。

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    2016年07月26日
  • 我が老後

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    我が老後シリーズの1作目。
    平成のイジワルばあさんの抱腹絶倒エッセイ。

    この頃は、まだ67歳だったんですね。
    元気だわ~。
    娘さんが結婚して出て行き、老犬と穏やかに暮らそうかと思っていると、娘さんが次々に難題?を持ち込む。
    文句を言いつつ、気になって結局世話をしてしまうんですね。
    小鳥や、12万もする犬や、ついには孫の世話まで。
    頑固で怒りっぽいけど~気取らず、ポリシーがあって、ホット。
    若夫婦の危なっかしい手付きを見ていられず、お尻がただれた赤ちゃんを昔ながらのやり方で治してあげたり、いつの間にか頑張っている。
    世話焼きなところが微笑ましい。

    もともと佐藤家には犬もチビとタローがいるのだ

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    2015年04月12日
  • 楽天道

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    90歳になられた愛子センセイが50~60代の頃に書いたエッセイを読む。たっぷりの元気をいただきました。

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    2015年01月02日
  • 血脈(下)

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    逝ってしまった佐藤家の面々がこれを読んだら、どう起つだろう。怒り心頭に発し、反論の嵐だろうか。ある者は正確な検証に感服し、観念するだろうか。それにしても、親、子、孫の三代に渡り、引きもきらず変わらぬ人生劇が繰り返されるとは…。

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    2014年06月25日
  • 花はくれない 小説 佐藤紅緑

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    文学に造詣が深いことは、必ずしも人間性を高めるわけではなく、むしろ慢心を助長することに通じる。このことを改めて胸に刻みたい。

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    2014年06月07日